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#10 【1分短編小説.その2】

夢をみる夢をみる。

起きて夢だった、という夢をみる。
それをいくどとなく見る。

おそらく夢でない時でもあるはずだ。
夢の時と夢じゃない時の区別がつく人はいるのだろうか?

そもそも、夢を見る夢をみる人は私以外にいるのだろうか?
夢の中の私は、そう夢の中の私だ。
本当の私ではない。
が、完全に人格が一致している。

夢日記をつけいている人も散見するが、
それは本当に夢なのか…
夢だと思っているだけで実は現実ではないのではないのだろうか?

夢日記をつけている方は一度検証し、夢であることを再認識してみよう。

おそらく夢だろうが…

本日も夢から覚めて夢の世界の入り口に入り込もう。

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