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おいしい時間の記録

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  • Notes of Eats

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最近の記事

関内の登良屋

 さてさて、今年もあっという間に、10月。こんな状況だったから夏は家にいることが多くって、ハラペコ諸君も退屈してたんじゃないかしら。家飲みも悪くないな、と思いつつやっぱりお店で美味しいものを頂きながらのんびり飲むお酒!ということで久しぶりの今回は、横浜は関内の老舗天ぷら屋、登良屋さんに。今日はお店自慢の美味しい天ぷらと、もう一つのお目当て、旨いお魚もいただこうという魂胆。フワリたなびくイキな紺の暖簾をくぐって、さあ参ろうではないか!  暖簾をくぐると、そこはもうゴマ油薫るイ

    • 京橋のダバ インディア

       今年も早や春到来、暖かくなりました。去年から続くモヤモヤな感じもありますが、そんな雰囲気を打破すべくか知らずか体がスパイスを欲しております。嗚呼スパイス恋し、しかも最強なヤツを!というわけで、本日は南インド料理の名店中の名店、ダバ インディアさんで春のカレー祭りを決行、なのであります。店内はご存知ブルーな世界、いい雰囲気ですね。そいえば昔、表参道の骨董通りにBLUEというクラブがありましたね、よく行ったなぁ、などと思い出が蘇りつつも、本日はカレー祭りに集中していこうではあり

      • 野毛のキムラ

         2021年も早や2月も終わりの日曜日、散歩がてらで横浜は野毛に参りました。この辺りは居酒屋集まる有名な昼飲みスポットであるが、こんな時期なもので開いているお店もチラホラ、少し寂しい印象です。本日は晴天なり、散歩も快調、都橋商店街の閉まっているスナックの前を通りながら「いい店名だなぁ」とか、「やっぱりホッピー仙人いいよね〜」なんて。そんなこんなでお腹は減るもの、ちょっと遅めの昼ごはんはガツっと肉ですかな、肉。今日は歴史ある洋食屋で昼飯とシャレこもうではあーりませんか!  野

        • 横浜 平沼の角平

           今年も早や師走、風もずいぶんと冷たくなってきた今日この頃。なんだか今年はあっという間で、変な一年でしたね、いろいろと。そんなことを考えながら、本日はちと遅ればせの新蕎麦を頂きに、横浜は平沼の角平さんへ。  角平は創業昭和25年の元祖「つけ天」で有名なお店、平沼一丁目の交差点のカドにお店をかまえたので「角平」という名前だそうで、非常に潔い命名であります。お店の前に到着すると天ぷらの良い香りが!おぉこれはグっときました。店内は大衆的蕎麦屋な雰囲気、みんなそれぞれ美味しそうなお

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        • Notes of Eats
          29本

        記事

          南千住の丸千葉

           秋深まるこの季節、非常に爽やか、気持ちが良い季節となりました。本日は少し遠ざかっていた居酒屋さんで、おいしいお酒とおいしい食事を楽しみたく、昼飲みと洒落込もうではないか、しかも南千住の名酒場、丸千葉さんで!  お昼は14:00、開店まもなくながらお店は満員御礼、盛り上がっております。コの字カウンターに座ると、お店の名物大将、愛称「やっちゃん」が出迎えてくれます。「駆けつけ一杯、なににしましょ!」いいなぁ、威勢が良くて、どことなく上品で、でもすごい気持ちの良い大将、会うだけ

          南千住の丸千葉

          松見坂下のボラーチョ

           秋、始まりました。芸術の秋、スポーツの秋、いろいろな秋がありますが、僕はまったく、食欲の秋であります。本日は日本民藝館にてアイヌの手仕事に関心したあと、向かうは淡島通り沿い、松見坂のボラーチョ。イタリアンをメインに古き良き洋食を、今に継承する貴重なお店。グリーンとピンクの電飾がかわいい看板が目印です。中へ入ると、小さなお店だが、清潔でクラシックなたたずまい、ちょっと80'sな雰囲気でトキめいてしまいます。木製でビリヤード台のような緑のテーブル、革製の店名のステッチの入ったメ

          松見坂下のボラーチョ

          神田小川町の三燈舎

           ぐっと朝晩が涼しくなった、秋到来の予感な9月のなかば。暑くてあまり好きでなかった夏も、郷愁に代わるこの季節、少しだけ夏を思い出す料理をと、かの有名な南インド料理の名店、ダバ・インディア〜ダクシン経由にてオーナーが神田小川町にオープンした三燈舎(SANTOSHAM)にて、夕ご飯であります。お店は靖国通り沿いで、「南インド料理」と大きく書いてある看板が目印。「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか」という不思議な名前の蕎麦屋が1Fですが、ここは迷わず2Fのお店に直行であります。SANTO

          神田小川町の三燈舎

          巣鴨のDA PEPI

           9月、まだまだ暑いが日暮れが早くなって、ちょっと秋に近づいた気がします。少し寂しいような、ワクワクするような、そんなナイーヴな季節には、おいしいイタリアンがいいでしょう。本日はそんな気分にピッタリの、巣鴨の裏路地にお店を構えるDA PEPI(ダペピ)で大豪遊を企画。まさにトラットリア!な、良い雰囲気の小さな食堂ですが、寡黙に腕を振るうイケメンご主人と、気さくな奥さまが2人でやっている、そんなアットホームなイタリア料理店にて、是非おいしいやつ、いただいてみよう!  今日は久

          巣鴨のDA PEPI

          北参道のKIPPY'S COCO-CREAM

           北参道あたり、ちいさな雑貨屋さんや古着屋さんがあって、とっても楽しい街。休日は人通りもぐっと少なくて、表参道よりも歩きやすいし、いい街だ。今日はそんなオシャタウンにて、夏の終わりの思い出にと、オーガニックなアイスクリームを食べにきました。  「光石研の東京古着日和」でしっかり勉強してきたので、ちょちょいと紹介されたお店を回って、デザート前の腹ごしらえ。アイスクリームも食べるし、あんまり濃ゆいものはと思い、番組にも出ていた「黒うどん 山長」さんへ。この暑い日に煮込みうどんて

          北参道のKIPPY'S COCO-CREAM

          神保町の共栄堂

           汗には汗を、ホットな夏にはスパイスを。真夏のカレー特別編、第二弾は神保町、大正13年創業の名店、共栄堂でスマトラカレーを。  ぼかぁ昔から神保町のこのカレーが好きだ。学生で腹ペコティーヌだったあの頃も、大人になってサラリーマンしている今も、神保町での昼飯率非常にタカシ君なのは共栄堂であった。カリーライナップの中でも特に大好きなのが一番安い「ポーク」ですな、ド定番といえます、今日もポークで!しかし、このお店のオペレーションは素晴らしい、注文して、1分せずスープが運ばれ、もう

          神保町の共栄堂

          八重洲のエリックサウス

           熱い夏に辛いものを頂く、汗には汗を。真夏のカレー特別編、第一弾は東京駅八重洲地下街のエリックサウスのビリヤニ。  ビリヤニ、いいじゃないか。バスマティライスのカレーチャーハン、という位置付けなのだろうか。しっかりスパイスが効いたカレー味のこの料理を噛み締める度、俺はインドに行きたくなるんだ、冒険したいぜ、まるでインディのようにだ。きっと、いいお宝が見つけられそうだ。載せられたるパクチー、玉ねぎ、添えられしカレーを混ぜつつ食べ進めば、摩訶不思議なるスパイスマジックなのは読者

          八重洲のエリックサウス

          神田のカープ

           夏は暑いのが当たり前なんですが、今年は特に暑い、と言いたいほどの猛暑です。しかも例のアレでマスクが欠かせず、暑さ倍増、辛し!であります。熱中症に気をつけながら、しかも厳かに過ごさねばならないこの夏をどう楽しむか、もう読者の諸君にはおわかりだろう。どんな時でも僕たちにはおいしい食事が待っているんだぜ。本日訪れたるはJR神田駅から程近い、カープ 東京支店、広島焼きの名店であります。この暑き夏の日に、熱き広島焼きを頂くなど酔狂かもしれません、がどうしても俺はお好み焼きが食べたくな

          神田のカープ

          赤羽の川栄

           東京都は北区、赤羽。荒川上流のこの街は、飲み屋ひしめくディープタウン。2020年の土用の丑の日、この街を訪れたのは言うまでもなく、鰻を頂くためであった。土用の丑の日は古来より「盛夏を乗り切る」為に栄養ある鰻をいただく日、いいじゃないか!訪れたる名店は「川栄」、昭和21年創業の歴史ある名店であります。長い梅雨が明けた二の丑のこの日、憧れのこの店でどんな感動が待っているのか、いざゆかん。  川栄さんは鰻はもちろんだが、創業当時から鳥料理も扱っており、今日は名物「ホロホロ鳥」も

          赤羽の川栄

          御徒町の羊香味坊 再び

           久しぶりに訪れた御徒町、以前よりちょいと人なみが減ったような。街も、まだまだ活気づくまで時間がかかるかもしれないなぁ。とくれば、大人気の羊香味坊、夕時だけど、予約なしで入れるかな?と再訪。アラ、あっさり入店できました!これは今夜も羊でひと勝負、短期決戦といきましょうかナ。  お店に入ってふと壁に目を向けると、あらマ、いつの間にやら増えた新メニューの数々、これは是非試してみなければなるまいよ。まずは生ビールでクイっとやって、本日のメニューを組み立てよう。「干し豆腐とパクチー

          御徒町の羊香味坊 再び

          日本橋のたいめいけん

           東京都、中央区、日本橋。江戸時代に花開いたこの街は、古くより人の往来、文化を支えてきた。モダーンなこの街の立ち位置は今日もより深化し、古きものと新きものが共存する、イイ雰囲気を醸し出しております。そんな由緒正しき街には、もちろんおいしいお店が、必ずあるのが定石です。たまにはそんな街で、おいしい洋食を食べに行こうではありませんか、いざ、たいめいけんへ!  たいめいけんは昭和6年の創業、歴史ある名店であります。地下鉄の日本橋駅からほど近く、昭和通りの裏手路地にお店を構えていま

          日本橋のたいめいけん

          蔵前のいせや

           都営浅草線、蔵前駅。古くは問屋街のイメージだったのが、昨今古い建物をリノベーションしたお洒落なお店がぐっと増えました。街の路地の所々にカフェや雑貨屋さん、古着屋さんがモザイクのように点在し、これまたお洒落な若者が闊歩するおもしろき街、梅雨のシトシト雨を避けながらの散歩にもうってつけなのです。  そんな古くも新しいこの街には、もちろんあります、うまし店。今日の散歩帰りの晩ご飯は、歴史ある天ぷら屋さん、いせやにお邪魔しました。このお店の正式名称は「蔵前いせや」、名前の通り、か

          蔵前のいせや