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100年企業のミッションあるある

アトツギ「お父さん、うちの会社のミッションって何?」

先代「ミッション?そんなもんないよ。」

アトツギ「ガーン(ミッションがないなんて…うちの会社はなんてダメなんだ。)」

アトツギあるあるのヒトコマ。

僕も10年前に同じような会話を父親とした。

その時はミッションではなく「うちの創業理念って何?」という質問をしたような気がする。

そうしたら「そんなものは特にない。その頃、世間に必要とされてたから始めただけだと思う。」と返されて、「はぁ〜っ」とため息をついた。

でも、これ、けっこう「あるある」みたい。

先日、ICCというエクストリーム・カンファレンスでご一緒した中川政七商店の中川さんも、先代に中川家の家訓について尋ねたら「そんなものはない。そんなもので利益は上がらない。」と返されたそう。

十四代続いている中川家でもそうなんだから、うちもしょうがないな…と変に安堵したのはここだけの話(笑)

じゃあ、ミッションなんて必要ないのか?と言ったら、絶対に必要だと思う。たぶん、100年企業にミッションがないように見えるのは、当時は世の中至るところ社会課題だらけで、その事業をやることがすなわち課題解決だったから、特に言葉にする必要がなかっただけじゃないだろうか。

そういうわけでモノや情報で溢れる現代において、自社のミッションを再定義するのは、アトツギにとって最も重要な仕事。

いいミッションは降りてくるものらしいので、頭が泥になるまで悩み抜こう。僕も頑張ろうと思う。

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