見出し画像

社長通信vol.57 改めてリーダーシップとは何かを考えてみる

三星グループの皆さん、いつもお仕事ありがとうございます。先日、仕事で宮崎県へ初訪問してきました。セントレア空港から1時間20分と意外に近い!トップ写真は鵜戸神宮で運玉を投げているところなんですが、見事成功したので、良いことがきっと起こるはず(笑)

さて、三星ケミカルの赤石工場長が11月20日で退任することになりました。5年間頑張ってくれたことに感謝しつつ、新しい門出を祝福したいと思います。生産計画策定など一部業務は先行して中堅メンバーに移譲していましたが、これを機に本格的に若返りが進むことになります。頑張っていきましょう!

工場長の退任に当たって、私も改めて「リーダーってどうあるべきなんだろう?」と考えてみました。

皆さんにも「リーダーにはこうあって欲しい」という願望だったり、「自分がリーダーだったらこうするのに」という想いがあると思います。ちょっと一緒に考えてみませんか?

決断力

まず、初めに私がリーダーに必要だと思う要素は「決断力」です。

仕事にしろ、人生にしろ、やると決めなければ何も始まりません。そして、物事を進めていくと、大小様々あれど、決めなければならないことは続々出てきます。

将来どうなるかは誰にもわからない中で、今ある情報を整理し、(必要あれば追加でリサーチして)現時点で最善だと考えられる方向を自分の責任で決める…この決断力がない人は、リーダーとは言えませんよね。

決断力の中身を考えてみると、

・問題の全体像を理解しようとする大局的な視点
・過去ではなく「今、何をするか?」にフォーカスする問題解決志向
・前提に縛られず多様な選択肢を考え出す柔軟な発想
・根底にはブレない価値観/軸
・未来はこうなる/未来をこうしたいという情熱

などが重要なポイントになりそうです。これらは実地訓練すると共に、他のリーダーと交流したり、読書等で先人の教えを学ぶのも有効だと思います。

実現力

次に必要なのは「実現力」だと思います。せっかく色々と決めたとしても実現できなくては意味がないですもんね。

ここでは自分がやる力=実行力ではなく、自分はもちろん周囲の力も含めどんな手を使ってもやり切る力=実現力としました。(もちろん法律違反以外、です!)

この実現力の中身はたくさんあって、例えば

・最後まで諦めない責任感
・困難にぶち当たっても挫けない胆力
・周りの人から信頼される誠実さ
・周りの人から愛される愛嬌
・メンバーのやる気を引き出す傾聴力
・シンプルでわかりやすいコミュニケーション力
・専門分野の必要最低限の基礎知識
・わからないことを素直に学ぶ向学心
・自分から動くフットワークの軽さ
・一回やってみて振り返る仮説検証力

などなどが必要となってくると思います。

全てがパーフェクトな超人はなかなかいないと思いますが、自分のキャラクターも考慮に入れて、実現力を伸ばしていきたいものです。

 役職とリーダーシップの関係性

ここで役職とリーダーシップの関係性についても少し考えてみたいと思います。役職が先でしょうか?リーダーシップが先でしょうか?あなたはどう思いますか?

これは意外に難しい問いですね…私は「役職が人を育てる」という考え方にもある程度納得感があります。例えば、課長や部長など、役職が上がることで本人のヤル気や自覚が変わってリーダーシップが身につくということはありますよね。

一方で、役職があるからと言って、メンバーとしっかりとした信頼関係が作れていなかったり、丁寧な説明を端折って「俺は上司なんだから言うことを聞け」というリーダーがいたとしたら、それは良いリーダーとは言えないとも思います。

もちろん会社はチーム組織なので役割分担は必要です。誰も彼もが勝手なことを言い始めたら纏まるものも纏まらなくなってしまいます。なので、この「役職とリーダーシップのバランス」は会社のメンバー全員が意識して整えていきたいですね。

===

さて、皆さんはリーダーシップについて、どんな風に考えましたか?今後、対話を通してぜひ聞かせてくださいね。

また、現場リーダー(班長や係長など)レベル、マネジメント(課長や部長など)レベル、経営レベルでそれぞれ求められる水準や役割は異なると思います。来月はそういった組織にあり方についても考えてみたいと思っています。

あとがき:世の中はすでに動き出しています!

9月はカンファレンス(日本全国から経営者やリーダーが集まる大規模の会議)に2度参加してきました。事前にワクチン接種や抗原検査をして、感染症対策はバッチリでした。WITHコロナ時代も少しずつ動き始めていますね。

勉強になったのは「コロナを不調の言い訳にするのではなく、むしろコロナを好機として成長しているビジネスはたくさんある」ということです。また、仮に売上が増えなくても無駄を取り去ることで収益アップをしている会社もたくさんありました。

三星グループのReBirth事業も面白いねと言ってくださる方が多かったです。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置も解除され、いよいよ経済活動も本格化してきます。しっかりと頑張っていきましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?