パパとママは、もっと自由でいいと思うんです。

自由になって、
パパもママも子どもも、みんな笑顔でいられる道は、
実現できると思っています。

でも。とはいえ。
・・・特に子どもが０〜３歳ぐらいまでは、パパママ、
特に多くの場合ママには「自由がない」と思われますよね。

私もそうでした。

寝る時間もない、
好きなことをする時間もない、
きれいにしている時間もない、
食べたいものを食べる時間も作る時間もない、
ちょっと外に出る時間もない、
社会との接点もない。

ないものばかりを数え始めると、本当に落ち込みますよね。

それなのに、夫は・・・
付き合いと言って外でおいしいものを食べ、趣味のため外出する。
社会とつながっていて、身なりもきちんとして出かける。
夫には逃げる場所があるけれど、私は逃げられない。

そんなふうに考えてしまい、
心身のバランスを崩していた時期がありました。

でもある日、言ってみたんです。

「私、美容院にいきたいから、❍❍をお願いしてもいい？」

答えはOKでした。
粉ミルクを用意し、ドキドキしながらも3時間程度の外出。
世界が本当に明るく輝いて見えました。

またあるときも、かなり勇気をふりしぼって言ってみたんです。

「あなたには外の世界があるけれど、今の私にとっては、家庭がすべて。
それなのに、一番わかってほしいあなたに認めてもらえなかったり、
わかりあえなかったら、わたしはおかしくなっちゃう。
だから、ちゃんと話したい」

夫は面食らった顔をしていましたが、
張り詰めていた空気がすこしやわらかくなりました。

夫にも、不機嫌になるさまざまな理由があることはわかっていました。
でも、それを察して黙ってしまうと、わかりあえず溝は深まるばかり。

多くの場合、女性は察することが得意ですし、
「察してほしい」とも思っていますが、
特に夫との関係においては、
ちゃんと言わないと伝わらないことは本当に多いのです。

満身創痍の乳幼児のママにとっては、
論理的に話すことはハードルが高いことなのですが、
極力、
相手を気遣う言葉とともに、
「こうしてほしい」という自分の希望を伝えることを目標にすると、
うまくいくことが多いかなと思います。

つらいことを話すだけで終わってしまうと前に進めませんが、
希望をちゃんと付け加えることで、好転することもあるはずなんです。

もし希望が通らなかったり、気持ちが伝わらなかったとしても、
「気持ちを言えた」
「してほしいことを言葉に出せた」
ということだけでもOKとしていいのではないでしょうか。

自分にないものばかりを数えているよりずっといいし、
着実に前を向いて進んでいると、私は思います。

たまに、
「子どもがいるのに、自分のしたいことを言うのははばかられる」
と遠慮する方がいて、その気持ちは尊いとは思うのですが・・・。

もちろん、
子どもそっちのけで、自分のしたいことしかしないのは問題なのですが、

子どもと過ごす日々を幸せなものにするには、
自分が楽しんでいる姿を子どもに見せることも大切だ
と私は思うのです。

自分の「したいこと」「してほしいこと」に気付き、
伝えたい相手に気持ちを伝える。
それが、自由につながっていくような気がしています。

そうはいっても、そんなの無理、
切羽詰まっていてつらい、話しても全然伝わらない・・・
という状況にいるのなら、
夫以外の人に助けを求めたっていいんです。
手をさしのべたい、助けたいと思っている人は、
実はたくさんいるんですよ。

パパママが
お互いの気持ちや、お互いの希望をちゃんと伝え、
まずは受け入れてみることで、
そこからきっと道が開けてくると信じています。

そうやって、本当の意味での
パートナーになっていくんじゃないかなぁと思うのです。

パパママが
お互いへの「優しさ」と
子どもへの「愛」でつながって、
サポートし合いながら
自分のやりたいことをやれるようになっていったら、
子どもにとっても良いお手本になるんじゃないでしょうか。

「パパとママは楽しそう」
「大人になるって楽しそう」
「家族がいるって幸せ」
そんなふうに子どもに思ってもらえたら最高だなって思います。

だからもっと、日本中の、世界中の、パパとママには笑っていてほしい。
子どもたちの未来を明るく照らすのは、やっぱりパパママの笑顔です。

笑顔のために、踏み出す勇気が必要なこともありますよね。

「もっと笑っていたい」
そんなパパとママを、私は応援しています。

今日も読んでくださりありがとうございました。