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スマブラGW戦線 ~日本vs世界~

こんばんはPUPAという者です。今回は篝火#12が中心のゴールデンウィーク大会ラッシュにおける、海外勢戦績を軽くまとめます。

そして基本的にはスマブラ勢に向けた記事となっているので最低限の前提知識ありきで進みます。誰も残さないのは勿体ないと思い急ぎ足で制作している為に拙い文章ですがよろしくお願いします。


サムネイルにはRose様の素晴らしい写真を使用させていただきました。



1.はじめに

まずは本題の前にGWに臨む競技シーンの大局観を簡単に解説します。より詳しい説明は前回記事にありますので宜しくお願いします。

マストで抑えて貰いたい事柄として…
①日本は世界ランキング半数を埋める程に評価
GW前はその価値から大きな揺らぎなし
世界TOP10クラスの勢力図に変化の兆候

上位互換fun2smash様の解説

また日本は昔から過小評価とされていましたがスポットライトを浴びた現在において、今度は過大評価(Japan Overrated)なんじゃないかという話題にも移り「NAの強豪を日本に送り込めば制圧出来る」と発言するプレイヤーがいた事も相まって、多くの海外勢が来日するGWはビックイベントとして注目が集まっていました。


2.日本 vs 世界

それでは実際の結果についてまとめます。

DELTA#8篝火#12 クロスオーバーが盛んな2大会に焦点を当て総評を、そして海外勢1人1人の戦績について記す構成で進みます。

P Tierが2つ発生した一週間
混同されがちだがplatinumでなくpremiere


総評

一言で表すなら日本の大勝、海の向こうがそのトピック一色になる程に明暗が分かれました。

何を持ってその雰囲気になったか厳密に述べる事は難しいですが、大きな要因として3つあると主張します。

話題の一例

第一に前評判から躍進するどころか、むしろ苦戦した海外プレイヤーが多かった事が高いウェイトを占めている事は間違いないでしょう。

以下は簡易まとめですが、SPRが上位シードである程プラスに成りにくい性質を踏まえても全体的にマイナス気味である事は明らかです。

加えてランキングに大きく影響し得るNA/EU勢視点における対日本ランカー総合戦績を抽出し判別しました。

どこからを世界的な強豪と見なすかは諸説あると思いますが今回はゆとりを持ってDELTAはTOP96、篝火はTOP192をボーダーラインにします。(勝利をカウントし始める位置)

・シード上は有利な下馬評のマッチ
勝利数 37(57%) 敗北数 28(43%)
・シード上は不利な下馬評のマッチ
勝利数 1(7%)  敗北数 14(93%)

海外勢視点

俗に言うUpsetをほとんど起こせず、逆について度々発生した事は、海外勢が劣勢であった事の根拠だと思われます。

次にDELTA/篝火のTOP8に海外勢は一人も入れず、日本勢だけで埋めたケースも大きな衝撃を生みました。

この結果を予想していた人はいなかったレベルで、仮にいたとしても「Meatriderすぎだろ…」と一蹴する程これは未曾有の事態でした。

最後に"Team Kill"いわゆる海外勢同士の潰し合いが発生しなかった事も日本優勢の大きな助けになると思われます。

単純に国内勢の力だけで防衛したとみなせる事に加え、多くの日本勢が遠征しTeam Killが11個も存在したGENESIS Xとは非常に対照的です。

上位で同士討ちに巻き込まれなかった日本勢を探す方が難しい

個人戦績

ここからは世界ランキングに強く関係してくる海外勢の注目に値する戦績をまとめます。
(オーストラリアのKinaji選手、フィリピンのU選手らは泣く泣く切り上げ)

形式として去年の順位を付随させますが、現状のニュアンスも追加する為に以下プレイヤーは太字で表記します。

中の人による推測(GW前)

該当大会一覧


フランス勢

IJC l Susu (96th EU)
 マエスマ' 65th SPR -2
 仁義 49th -2
 DELTA 129th -1
 篝火 129th ±0

W : K.O. Kou つばすわ うっちー
L : Umeki(33) とら LemozonA とみさ メイド Show×2 Sy

・前半2大会にて初戦敗北した事は大きな痛手
・九龍スマバトで残した以上のインパクトは残せず

IJC l Artsnif (47th EU)
 マエスマ' 97th -4
 仁義 9th +4
 DELTA 97th ±0
 篝火 193rd -2

W : あま きしゃ じゃがめ こげたごはん Kuhara
L : Asimo(17) ヤマナクション(60) Leaf akasa クレータ JY Sam れいわ

・同郷同キャラのSusuと比較して勝ち星は強い
・アップセットの恩恵もあったが仁義は突出した順位に

Solary l Glutonny (5th World)
 DELTA 13th ±0
 篝火 9th -2
 九龍 2nd ±0

W : Gackt(27) かになべ(35) りゅーおー(62) スノー(71) シグマ(75) Noi(83) alice(129) ゴリオカ(140)×2 Leaf
L : あcola(1) KEN(16) Asimo(17)  Hurt(19)×2 カルメろ(HM)

・手やコントローラーの問題を抱えながらも高順位で安定
Q1で見られた不振も見られなかった
遠征勢の中では比較的ポジティブな結果


アメリカ/カナダ勢

Moist l Goblin (148th World)
 篝火 25th +2
 九龍 17th -5

W : ふい シュピ Leaf ポピー ギンタマ あもぽぺ
L : ミーヤー(4) chicken(119) ふたりのきわみアー! SUZUNE 

・篝火で正のSPRを獲得した数少ない海外勢
・九龍では称されがちなCoin flipを地で行く
・篝火で勝った事により収支で見ればプラス

InC l Jahzz0 (93rd World) 
 篝火 25th +2

W : りてしあ Dieごろう Az/あず とめいと
L : かになべ(35) らる(49)

・3度目となる篝火でも従来通り安定感を発揮
・Upsetも被Upsetも起こさない盤石な運び

YSM l BassMage (80th World)
 マエスマ' 9th ±0
 DELTA 33rd ±0
 篝火 33rd ±0

W : ヤマナクション(60) めたら(134) らき(145) キョン Dieごろう No.8
L : ミーヤー(4)×2 らる(49) ヤマナクション(60) Leaf マイルドなH.O

・3大会全てでシード通りの順位を獲得
・少なくとも年始の来日時よりは堅実なツアー
・本人は少し物足りない顔をしているかも

Big D (45th World)
 篝火 257th -7

W : N/A
L : 産毛×2

・同一人物に2度Upset Factor 10を食らいDAY1で敗退
・Double Jeopardyの中でも稀な内容

her rob (Zomba) (15th World)
 DELTA 13th -3
 篝火 25th -6

W : へろー(47) いーじす(109) ラックス(117) ラリックス(139) Tarakotori 
L : Shuton(10) らる(49) たまPだいふく(94) ラックス(117)

・両大会にてTOP8を期待されるシードだったが入れず
GENESIS覇者としては厳しいツアーに
・主観だが上半期TOP10に黄色信号か
・帰国後のZombaは跳ねるジンクスに要注目


メキシコ勢

CS3/AoR l MkBigBoss (51st World)
 DELTA 65th -3
 篝火 33rd ±0

W : ツバキ(46) Ly(135) おいじょーじ
L : あcola(1) Lv.1(57) Shirayuki(87) リム

・数少ないアップセットを起こす(ツバキ戦)
・篝火は悪くないが、DELTAの結果は響くか

LG l Maister (23rd World)
 DELTA 25th -2
 篝火 13th -1

W : へろー(47) chicken(119) Gachipi(120)×2 雨飴/uame 
L : ドラ右(41) たまPだいふく(94)×2 Leaf

・両大会において高シードをほとんど順守
爆発した訳ではないが今季の大きな足掛かり

LG l MkLeo (11th World)
 DELTA 9th ±0
 篝火 25th -2

W : Kome(48) りゅーおー(62) Paseriman(72) ラリックス(139) くろぽんず まいぱん
L : Shuton(10) ヤマナクション(60) スノー(71) アカキクス(92)

・直近の成績を鑑みると決して悪くはない
・中でもPtier 9thは今年におけるピークの1つ
・ただ例年との比較という意味ではTOP8が欲しかったか

FaZe l Sparg0 (2nd World) 
 DELTA 13th -6
 篝火 33rd -9

W : Yaura(18) りゅーおー(62) Reno(147) kept 空白 
L : TG(トリグリ)(54) Lv.1(57) Noi(83) ラリックス(139)

・海外勢の中で最もセンセーショナルな結末
・今季Majorの最低順位(3位)を大きく下回る
上半期#1争い最前線からは大きく後退


今後の展望

去年よりも強固な防衛を見せた今、依然として日本の価値が上昇する流れは継続され、世界ランキングにも多くの日本勢が載る事でしょう。

今季残す主要大会として今週末に控えるGOMLは外せません。NAトップ層が勢揃いするSuper Majorかつ日本からも珍しいメンバーが参戦している事から大きな注目が集まっています。

情勢から日本勢は気持ち高めのシードか

他にもMajorになり得るものとして、日本ではスマバト UltCore 西武撃、フランスではKoF、NAでもMomoConを初めに幾つかの大会が控えています。

Major見込みスレッド

下半期の話になりますが、篝火×九龍ウメブラSP11、国外ではSSC2024などで日本vs世界の構図が見られるかもしれません。

ウメブラ週は3大陸で大規模があるのでやや厳しいか…

最後に意義は薄いですがGOML前における個人的TOP10を備忘録として残しておきます。

記録を漫然と眺めながら作った雰囲気ランキングなので精度は怪しいです、しかし世論から大きく外れてもいないと思います。

制作15分

・1-2 これじゃない方が逆張り
・3-5 多少の前後はあれど固いメンバー
・6-10 諸説あり、Tweek/Lightの関係      
        #10の人選
                               Sparg0やShutonの位置

拙文でしたが一先ずこれにて解説は終了です。

不明瞭な点や内容について誤りがあれば気がねなくお伝えください、これにて主題に関するフェーズは終わりとなります。

ここまでお読み頂きありがとうございました。


3.おまけ

本題には関係ないですが、ここ一か月でLumiRankまわりで話題になった出来事が2つありました。

ランキングの仕様に興味がないならともかく、言語の壁により日本まで伝わってないのなら悲しいので雑に残そうと思います。


ランキングトピック

① 通年ランキング廃止

2024年から半年毎のランキングになると先月発表がありました。

この変化が起こった要因の1つとして、本場NAにて通年ランキングに対する不満の声は大きかった事があります。
(日本勢もこの件に言及して欲しかった…) 

・メタの発展速度から通年では上手いこと全貌を捉えられない
・期間が短い方が目標を持ちやすく、打ち込める
・一年に一度しか白紙に戻せないのは精神的な負担がある

非難の例

では何故LumiRankは通年ランキングのスタンスだったのでしょうか?

確固たる理由の1つにデータ量の問題があります。PGRの頃から"半年のデータでは正確性が足りず、TOP50以降の発表となると難しい"という課題が提唱されていました。

 原文が消えていたので引用記事を引用

競技シーンを追う皆様なら世界ランキングはTOP50じゃ足りない感覚が備わっていると思います、実際去年の上半期ランキングはTOP50より先を少し濁す方式で発表されました。

つまり今変更によって正確性や納得感の話もありますが、Top150地域別ランキングといったコンテンツの危機にも繋がっています。

ランキング製作者の主張

他の変化として、ランキングに載る最低条件も見直されました。

一年に集中する時期を設ければ良かったものから、二回のスパンで継続的な出場が求められるようになり、特定のプレイヤーにとってはランキング入りに支障をきたすかもしれません。

例を挙げるならzackray/ロン選手といった、出場数は低いが著しい結果を残すプレイヤー。他にはEU勢にとってMajorがマストという要項は少し重く感じます。

また日本のランキング運営者であるjak様の考察も必見です。

自分は通年派なので来年には戻っている事を願っています。
(隣の芝よろしく変えたら変えたで年末には不満出てそう…)
(関係者含め造詣が深い人で変更を喜んでいる人います…?)


② 選手や大会価値の変動について

何か仕組みが変わったという訳ではないのですが議論が再燃していたので取り上げます。

LumiRankは大会の結果に応じて選手のポイントが上昇し、それによって大会のポイントも上昇するルールを設けています。

詳しい解説はこちらで

つい最近トップ選手がそれについて疑問を呈した事を切っ掛けに、特にNAでホットになりがちな日本が恩恵を受けていたタイミングだった事もあり大きな話題となりました。

「シーズン中は選手の価値を変動させるべきでない」

現行ルールの理解を深める為にも、何故このような仕組みになっているかをこの問題を2つに分けて説明します。

まず1つ目は"選手価値"の話です。

これは直観的に理解出来ると思いますが、シーズン中に急上昇するプレイヤーが存在する事から必須とされています。

今年でいえばたまPだいふく/SHADIC選手、更に酷い例だとPGRv2期のMaister選手といった、ポイントを固定する方が問題になるプレイヤーは往々として現れます。

もう1つは"大会ポイントの遡及性"です。

UltCoreが後からMajorに、新たな三冠誕生

未来はともかく過去にも影響を及ぼす事にピンとこない人も少なくないでしょうが、これに対して製作者の一人がこう回答しています。

また仮に廃止された場合、シーズン後半の大会ほど価値が高まる傾向になり、経過日数による傾斜のようなものが生まれ、シーズン最終盤に勝つ事がより優勢になり得ます。

(シードはともかくランキングは期間内において平等であるべきか論)

後からMajorになる事に関しても、数百点上がったぐらいで閾値を超す程のポイントを持っていたなら、元からアルゴリズムにおいてMajor級の扱いをされており、大きく変わるとしたら"Major"というだけと考えられてます。

(極論だが2999点のB+と3001点のAはほぼ同義)

執筆中に急に生まれてた


あとがき

・急ピッチで完成させたのでクオリティには目を瞑って欲しい
・誰か作る読みでGW関連のNoteは書かなくていいと思っていた
・ない事に勿体なさを感じ重い腰をあげる
・気分屋なのでこれが最後の記事になるかも…
・界隈の雰囲気や、個人的な事情から週末前には投稿

蓮 103期の顔
BANG YOU グラビティ一本で行く


またありがたい事にフォロワーが2000人を超えました。

自己満足で始め、当初はボロカスに叩かれる事を怯えていましたがそんな事はなく伸び伸びと活動しています。日頃からRT等で反応してくださる方に感謝を述べさせてください。

記事でないとパーソナリティを出せない怪物になっていますが最後に1つだけ、すまぽーたる様はより応援されるべきです!

この大会イラスト好き好き大好き

冷静に考えてでしかないです。一瞬考えた事があるので分かりますが、コンテンツの充実量から労力は私の比にならない程だと思われます。Juddyやトレスマ様のように、有益なアカウントはいつ消えても不思議じゃないので……


改めてここまでお読み頂きありがとうございました。今後も不定期でTwitter等を稼働させていくので宜しくお願い致します。


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