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コーチの言動は連鎖する。


監督、コーチの言動は、子ども、保護者に連鎖する。
監督、コーチは常に所属する選手一人ひとりを大切な存在と考え、一人ひとりがサッカーは勿論、人としても成長できるよう最大限の取組みが期待されます。
監督、コーチは勿論分かっています。そう話すでしょう。しかし、それを常に行えているチームは少ないのではないでしょうか。
こんなチームはありませんか??
・チームが勝つために上手い選手、速い選手への声かけや指導が多くなる。
・いつも特定の選手を注意、指導する。
 (暴力的な言葉、上手い人と比べられる)
・いつも特定の選手を褒める。
・いつもベンチにいるメンバーを主とした試合、トレーニングをしない。
・試合でベンチにいる選手が多く、常に固定されている。
・上手い人にボールを集める戦術を取ることで子どもの判断を奪う。
このようなことは本来チームスポーツを行う上ではマイナスなことです。

しかし、『目の前の試合に勝利したい』『チーム運営のため協力的な保護者の子どもが優遇される』など、本来の育成の考えではない邪念が今のジュニア、ジュニアユースには多く存在する。

監督、コーチがそのような考えであれば、保護者は必然的に監督、コーチの考えに異論を唱えることはできなくなります。また、上手い選手の保護者が権力を持つようになる。
選手は、勝つためだから、出場機会が少なく、罵倒されることが多いことにも自分が下手だから仕方ないという考えが当たり前になっていく。
そしてそのクラブの考えは選手、保護者に連鎖される。
選手同士では格差が生まれ上手い人、下手な人で分断される。上手い選手からのいじめがあっても容認してしまう。又は知らないふりをする。
保護者間の関係も信頼関係が作れずお互いをライバル関係と認識してしまい、派閥のようなものを作ってしまう。
そのようなチームが良くないことは明白である。
しかし、そのようなチームが結果を出し続けていたらどうだろうか?毎年優勝争いをするチームだったらどうだろうか?
自分がそのチームの保護者だったらどの立場であっても異論を唱えることができるか?
強ければ何をしても良いという体質がまだまだ育成の現場にもたくさんあることを理解し、少しずつでも改善できるよう、先ずは自チームの取組みを主体性を持ち信頼できる関係作りを行い、それを発信し、地域に働きかけていきたい。
現代社会にも通じる課題を地域スポーツから変革していく狼煙を上げたい!


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