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受け入れてみる(認める力)

私たちはつい『自分の中の常識』で他人を見てしまいます。そして、自分と考え方の違う人とは排除し(距離を置い)てしまう。

自分の人格を否定されるようなことがあれば「仕方がないな」と思わなくもないですが、ちょっとした意見のズレで排除しようとしている人が増えているように感じます。また、ちょっとした意見のズレが起こった時に『この人は自分と違う考えだから距離を置こう』と考えることも多いと思います。一度その意識になると、その後良好な関係を構築することは困難になります。

少し話は変わりますが、昔は地域で色々な行事が行われていました。そこには子どもから高齢者まで、勿論考え方の違う人ばかり。しかし、そんな中でも地域が成り立つためには協力することが必要です。そこには、先頭に立って旗を振る人、仕方なくついて行く人など様々でしょう。そんな中でも地域行事は成り立っていました。そこには排除ではなく共生でもなく、ただ『自分にできることをそれぞれの人がやろうとしていた。』のではないかと思います。また、そこで色々な人と接することで色々な考え方を知ることが出来ます。時には自分の考えが間違っていたと思うこともあるでしょう。

そもそも『自分の意見が正しい』と言い切れるのか?

自分の意見が正しいと思うことは良いですが、相手のことを自分の次に考えていることが多い。

現代の考え方として『自分の好きなことだけしていたい。効率良く稼ぎたい。ITで好きな人だけと繋がっていた方が楽しいしラク。』など違う考えに耳を傾けることは時間の無駄だ、不愉快だと思う人が増えて来ている。

しかし、それで本当に正しい意見を言い続けることはできません。

居心地が良い環境を作ることはできますが、その分排除された人には無干渉になります。また、居心地の良い環境に自分がいつまで居ることができるかも分かりません。

『まずは自分と違う意見に耳を傾けること』

誰もが分かっていながらできない。

どんな人(子ども、高齢者)とでも、その意識があれば、みんなが居心地の良い環境を作れるはずです。

『そして相手の話を全て聞いた上で
            自分の意見を言うこと』

これからの社会は、色々な面で多様性が求められることが増えることでしょう。その時々の意見の違いを悪いことだと考えず「そういう考えの人もいるのか」とまず受け入れてみること。

それができれば自分の世界(価値観)も広がり、日常生活に余裕も生まれるでしょう。

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