マガジンのカバー画像

#エンジニア 系記事まとめ

1,104
noteに投稿されたエンジニア系の記事のまとめ。コーディングTIPSよりは、考察や意見などを中心に。
運営しているクリエイター

2021年8月の記事一覧

LiDARスキャナで部屋を3D化してBlenderでツーバイ材DIYの設計したらうまくできました

引っ越しに伴い、洗面所の空間活用について検討していました。ドラム式洗濯機の上の空間をうまく使いたいところですが、幅に余裕がなく既製のラックを導入できず困っていました。ないなら作ればいい、ということでDIYを画策。机や棚のようなモノとは違って空間を相手にするので、どう設計したものかと思い悩んだのち行き着いたのは「部屋の3Dスキャン」と「CADソフトによるレイアウト検討」でした。ググってみても事例が見つからなかったので、ここに残しておきます。 iPhone12 ProのLiDA

エンジニアリングパートナーという言葉に辿りつくまで

こんにちは。nay3こと、大場寧子です。 私は株式会社万葉という開発会社を、久保優子さん(現・取締役副社長COO)と2人で2007年4月に創業しました。万葉は、主にRubyやRailsを使って、お客様のシステム開発のお手伝いをしてきました。折々、素敵なエンジニアの方々に社員として合流していただきながら、たのしく開発稼業を続けて来られたと感じています。気がつけばなんと14年以上も経過していました。 その14年の間には、会社として色々な試行錯誤や変化を経てきているので、そうい

レガシー化したData Pipelineの廃止 ― メルカリのData Architectのお仕事例

Analytics Infra チームの@hizaです。 この記事ではメルカリの分析環境を改善した事例を紹介します。 今回は「運用に課題があってリプレースしたいが、業務への影響が大きすぎてリプレースできない」そんな板挟みな状況を解決した事例です。 また、その紹介を通じてメルカリのData Architectがどんな仕事をしているのかその一部を感じてもらえる記事をめざしました。 メルカリのデータ活用の現状 メルカリには様々な職種でデータを活用する文化があります。 Analy

記者に「プログラミングのスキル」って必要なの?ちなみにNHKニュースの画像生成も記者がコードを書いてます

新型コロナウイルスの新規感染者の数を示す日本地図に、毎日厳しい視線を送る男がいる。 コロナの感染拡大の今後が懸念されるが、地図がきちんと描画されているかも気になってしまう。 それはこの「新型コロナ感染者数マップ作画システム」をプログラミングしたのが彼だから。 ちなみに彼は技術部局のエンジニアではなく、いつもはテレビで解説している記者だったりする。 このシステム、記者が作りましたこんにちは、NHK解説委員の三輪誠司といいます。専門はITやサイバーセキュリティで、主に「シブ

NFTアートで爆誕した”億り人” takawo

お断り大事なことは最初に書いておきます。 タイトルはちょっと釣り気味・煽り気味です。(”億り人”とかもう死語ですよね?爆誕も?)お金儲けの話は書いていないので、そういうのに興味あって来た方はここでこのページを閉じてもらって構いません。 当事者と筆者は細くつながる関係(後述)はありますが、この状況についてほぼ完全に第三者視点で観測していますので細部は不明です。客観的事実と私の感想だけが記されています。 話題の中心であるNFTやそれを活用したデジタルアート取引、それによって

仏発エンジニア養成機関「42 Tokyo」ってどんなところ?

はじめにこの文書の目的は 1. 42はどのような課題をこなすプログラミングスクールなのか 2. 42の課題をこなしている学生の特徴 の2つを示すことです。 この文書の対象読者は以下を想定しています。 ・42 Tokyoの学生がどのようなことを学んでいるのかを知りたい方 特に「42 Tokyoに属している方が就職の面接に来た際、その方がどのようなことを学んできたのかを事前に知りたい方」に読んで頂きたい内容です。 著者42 Tokyoの第一期生(2020年2月のPiscine

VRを介護に。生き続ける力と、叶わない夢を叶えることの関係性

大仰なタイトルを書いてから内容を考えています。VRパフォーマーのyoikamiです。noteに記事を投稿するのは初めてなのですが、今回書きたいことがあって始めさせていただきました。こちらは「XR創作大賞」に応募させていただきたく書いております。「XRのミライが見えるもの」をテーマとしております。今回は「介護とVRについて、yoikamiが実際に使用したXR,VRの使い方」です。 介護にVRを使うきっかけとなった「海に行きたい」昨今(2021年8月現在)医療に関してのXRなど

「仕事のコード」を残す際のチェックリスト

最初に注意: この文章は「はじめに」「総論」が長いです🙃 追記@2021/08/11 17:46想像よりはるかに反響をいただいたので、せっかくだからと要点をMarkdownにしてGitHubに置いてみました。何かにご利用ください。 はじめに・「仕事のコード」、つまり、業務などで作ったコードが、なるべく負債にならず、なるべく俗人化しないようにするために留意すると良さそうなことを自分の経験などから列挙したものです。 ・ちなみに、「対象読者」に書いてありますが、そもそものモチベ

「スマートニュース ワクチンダッシュボード」制作メモ

8月4日に「スマートニュース ワクチンダッシュボード」をリリースしました。首相官邸や厚生労働省から発表されているワクチン接種状況に関するデータを一覧できるダッシュボードです。 前回(前職で作った感染状況ダッシュボード)と同様に、設計・デザイン・データの選定・実装(正確には今回はデータの自動取得などにかかるシステムをエンジニアに作ってもらった)などを行いましたが、5月〜6月ごろにかけて制作する上で考えていたことをメモとして書きます。 全体の設計について 基本的には新型コロナ

フードデリバリー Chompy を支えるアルゴリズムに迫る

この記事は、とあるお蔵入りになった記事の転載(+少し再編集)です。 旧社名になっていますが、内容は面白いものになっていると思いますのでぜひご覧ください。 --- 毎日でも使いたい、国内発の新しいフードデリバリーサービス Chompy(チョンピー)。フードデリバリーをより身近にしてくれるその鍵は、Chompy独自の配達の仕組みにありました。 今回のインタビューでは、Chompyを運営する株式会社シンのエンジニア zaq1tomoさん・morikuniさんを相手に、Chom