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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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#コーヒー

プライムデーセールでおすすめのコーヒー器具まとめ 2024年7月

こんにちは、川野優馬です。 7/17(水)まで開催中のAmazon プライムデーセールで、結構たくさんおすすめのコーヒー器具が安くなっていたので、ここにまとめてみます。 ハリオ スイッチ -43% ¥2,179 お湯に粉を浸す浸漬式の抽出と、ドリップみたいに落とす透過式の抽出どっちもできるハリオスイッチ。小さいサイズがセールになってたのでチャンス!割引率でかいな、、。 カリタウェーブドリッパー 155 ガラス -28% ¥1,673 お湯の抜けが安定していて僕も気

アイスコーヒーの美味しい淹れ方 2024年版

こんにちは、川野優馬です。 今日はドリップでつくるアイスコーヒーの淹れ方を紹介します。 アイスコーヒーのつくり方はいくつかあるのですが、今日紹介するのは、濃いコーヒーを氷に注いで急冷させるレシピです。飲みたいときに淹れたてですぐ楽しめるのが魅力です。 急冷ドリップのレシピ レシピはこんな感じです。 手順を追って写真とともに紹介していきます。 豆量と挽き目 まず豆は20g。これはホットのドリップを淹れる時よりも多く使います。 濃いコーヒーを淹れて、氷で薄めて冷やさ

コスタリカのコーヒー農園に行って思ったこと

コスタリカに行ってきました! 人生初の中南米です。 なぜコスタリカにはるばる行ってきたかというと、僕が12年も連続で買わせてもらっているコーヒー豆をつくっている生産者がいるからです。今回はそのカンデリージャ精製所を訪問してきました。 コスタリカはアメリカの南、中米に位置しています。日本から見たらほぼ地球の反対側です。旅行ではなかなか行く人も少ないエリアかもしれないのですが、コーヒーにとっては大きな生産地です。 今回案内してくれたカンデリージャのリカルドくんと直接お会いし

スペシャルティコーヒーは身近なものになったのか?

スペシャルティコーヒーとは、ざっくり言うとめっちゃ美味しいコーヒーのこと。生産者ごと、地域ごと、品種や精製方法ごとの個性に優れ、素晴らしい風味を感じられるコーヒーのことです。 そんなスペシャルティコーヒーって、どこまでみんなの日常にあるんだろう、当たり前になってきているんだろう、ってことを最近考えます。 この頃よく、他のコーヒーショップのオーナーさんと会う度に、「人」の話になります。 「人がたりてない」とか、「良い人がいないんだよね〜」とか、、。 それってどういうことな

Patriciaというコーヒー屋

オーストラリアのメルボルンにあるPatricia(パトリシア)というコーヒー屋は、僕が行った中でも1番すごいと思ったお店です。 コーヒーはもちろん当たり前のように美味しいのですが、立っているバリスタのサービス、人柄、ホスピタリティが本当に素晴らしくて、コーヒーでみんなの毎日を明るくして生活においしいコーヒーが浸透するってこういうことだなって思わせてくれます。 コーヒー屋ってコーヒーを売ることが目的なお店なじゃなくて、コーヒーがある時間やコーヒーとともに過ごす少し豊かな毎日

日常にユーモアを。|カフェ向夏(こなつ)

あなたの「やってみたい!」をアシストする間借り情報メディア・間借り人(まがりん)。わたしたちは『点と点を“線”にする。』をコンセプトとし、発信しています。 今回は、間借りでカフェを営むカフェ向夏のお二人のもとへ。2人の出会い、“向夏”の由来、将来像など。さまざまな角度からお話を伺いました。 ー まず、お2人の出会いを教えてください。 くみこ:大学時代に所属していたサークルが一緒で、年に1度イベントを開催していました。出身も大学も学年も違うし、サークルがなかったら出会わな

コーヒー生産地での経済の変化と売り方について

こんにちは、川野優馬です。 最近は世界のコーヒー生産事情もどんどん変化しています。 身近な例として、僕が2018年から生産に関わっているインドネシアのバリ島で起きていることを紹介したいと思います。 僕は現地のチームと共に農園や精製所を運営しています。 農園はコーヒーの木を育て、年に一度の収穫期に熟したコーヒーチェリーを収穫する場所。精製所は、その収穫したコーヒーチェリーを集めて皮剥きをしたり発酵させたり洗って乾燥させたりする、チェリーから生豆にする加工場所のことです。

コーヒー屋をはじめて9年

今日7月31日で、僕がコーヒー屋 LIGHT UP COFFEE をはじめて、ついに9周年を迎えました。 この節目に今回はお店のこれまでを振り返りつつ、これからの展望を語ってみようと思います。 コーヒーとの出会い 学生時代にカフェのチェーン店でなんとなくアルバイトを始めたことから、僕とコーヒーとの関わりはスタートしました。 エスプレッソマシンを使ってコーヒードリンクをつくる仕事は感覚的に面白く、その中でラテアートというものを知りました。分かりやすくすぐに喜んでもらえて

これからの日本のコーヒー、価格と質

日本のコーヒーシーンはこれからどうなっていくんだろう。 勝手にわくわく、色んな妄想をしている。 日本で一番飲まれているであろうコンビニコーヒーは100円台前半。楽天で売れてるコーヒー豆は1g 1円。一方スペシャルティコーヒーは1杯500円、豆は1g 8円はする。 なんとなく流れを見ていると、おいしいコーヒー、素晴らしいコーヒーはもっと値段が上がっていくと思う。もう東京では1杯600円、700円は普通で、飛び抜けた体験には2000円も3000円もつく。 実際生産地でのチェ

バリスタのキャリアパスを考える

バリスタのキャリアパスを考えてみる。 よくあるルートで言うと、まず大手チェーン店でアルバイト、そしてコーヒーともっと向き合える環境にとスペシャルティコーヒーの個人店に行ってバリスタとして腕を磨き、さらに有名なスペシャルティコーヒーショップのバリスタになる流れ。そして最終的には自分のお店をつくって独立。 この流れに綺麗にはまれば素晴らしいし、いいモチベーションだと思うんだけど、コーヒー屋→コーヒー屋という感じでステップアップできるお店も限られているし、自分のお店を作るのも段

コーヒー農園の体験価値

こんにちは、川野優馬です。 先月〜今月にかけて、インドネシアのバリ島でコーヒー農園ツアーを開催してきました。 自分達が借りている農園、自分達が建てた精製所と宿泊ヴィラ、そして拠点のカフェ。自由に過ごせる自分達の場所だからこそ、見学だけじゃなくて味わったり一緒に作業したりと、コーヒー生産をまるっと体験できる2泊3日のツアーをつくりました。 そして今回30名ほどの方にご参加いただき、めちゃめちゃいい体験になったと思うのですが、このnoteでは何で農園の体験が大事なのか、現地の

おいしいコーヒーは誰のためにあるのか?

おいしいコーヒーって誰のためにあるんでしょう? 最もストレートにおいしさの価値を受け取るのは、おいしいと楽しむ人、飲み手です。 コーヒーがおいしいというだけで、1日は豊かなものになり得ますし、飲み手においしさを伝えようとコーヒー屋はコーヒーを届けているわけです。 そして、コーヒーがおいしいということは、伝え手であるバリスタやロースターにとっても大きな幸せですし、モチベーションになります。 自分たちが思うおいしさに合う生豆を仕入れ、そのおいしさを突き詰めているという自負があ

今こそ家でコーヒーをはじめよう

新生活が始まった方も多い4月。 今こそ家でコーヒーをはじめてみませんか? このnoteでは、コーヒー屋をやる僕がおすすめする家コーヒーのはじめ方と、その魅力をお伝えします。 コーヒーを趣味にする魅力1日のはじまりにおいしいコーヒーがあると、本当に気持ちよく毎日を過ごせる気がします。 スペシャルティコーヒーを豆で買っても、1杯100円くらい。毎日飲んでも3000円くらいで楽しめる、こんなに繊細で気持ちいい趣味はないんじゃないかなとコーヒー好きとしては思います。 職場に持

ビンテージの焙煎機を買いました

焙煎機を買いました。 Probat UG22という名前で、今は売っていない1960年代ドイツ製のビンテージの焙煎機です。もう、とにかく機械がめちゃくちゃかっこいい。。 これまで僕らは、5kgの豆が入る焙煎機で焙煎していたんですが焙煎量が限界となり、より大きな焙煎機を探していました。 その中でこの古い機種であるUG22は、22kg用の焙煎機で今の4.4倍焼けるし、使っている鋳物の分厚さもあり蓄熱性が素晴らしい焙煎機で、いつか使ってみたい最もロマンある機械でもありました。コ