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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2018年7月の記事一覧

森岡書店の「強い文脈」、「弱い文脈」

■森岡書店のこと 森岡書店 銀座店は、一冊だけの本を扱う、一室だけの小さな書店だ。店主は森岡督行さん。Takramもいろいろな形で関わっているが、お店のオープンにあたり、まずロゴデザインとブランドスローガンを制作した。 森岡書店は、一冊だけの書店です。 一冊だからこそ、解釈はより深く。 森岡書店は、一室の小さな書店です。 一室だからこそ、対話はより密に。 一冊、一室。 森岡書店。 森岡書店に置かれる本は一冊だけ。一週間の期間中、本にまつわる様々なイベントが催される。主題

お店の魅力を引出す 4つの撮影テクニック

お店の写真を撮るときのコツ、ぼくが意識していることを紹介するこの記事。前回は、3つのシーンを軸に書かせていただきました。 今回はもう少し具体的な撮り方や技術的なことを。 引き続き、いろんなお店を巡るのが好きな方はもちろん、ご自身でお店を運営されている方にも役に立つような記事になれば嬉しいです。 今回紹介するのは、この4つのテクニック。 ・ボケ感を生かす ・手前ボケを試してみる ・人気(ひとけ)を感じる写真 ・シーンを作る **ボケ感を生かす** まず、全般的にオスス

店舗設計は「VMD」から「空間UX」へ

「店舗メディアの作り方」というコミュニティマガジンをはじめてから、以前にも増して店舗というメディア、そして店舗空間での体験について考える機会が大幅に増えました。 私は常に実店舗をWebメディアや雑誌に例えて話す癖があって、例えば 『百貨店のビジネスモデルってWebメディアでいうとアフィリエイト収入しかない状態ですよね』 といった話をしたりしています。 Webメディアや雑誌にひとつの記事を読むために有料課金があったり、純広告や記事広告があるように、店舗をメディアとして捉