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#エッセイ 記事まとめ

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noteに投稿されたエッセイをまとめていきます。
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2021年8月の記事一覧

期待を手放すこと

「ためしてガッテン」にお坊さんが登場。喫茶店でコーヒーを頼むが、この店、番組の仕込み。「かしこまりました」と言って数分たち「お客様、オレンジジュースでしたっけ?」と、注文を聞き直すことを繰り返し。いつ怒り出すかというたちの悪い設定。ところが。 何度聞いても「ホットコーヒーです」と笑顔で返し、怒る様子がないので、とうとう番組スタッフが仕込みであることを明かし、「なんで怒らなかったんですか?」と尋ねると、「他人のやることは自分にはどうしようもないから」と答えた。私はへええ、と思

ヒーローの気持ちを知りたいから腹筋をしている

「クッソ……あと少し、あと少しだけ動いてくれ……俺の身体……やつにあと一発だけパンチを与えりゃいいんだ……そしたら……」  漫画にはど定番、窮地に立った主人公がボロボロの身体を一生懸命引きずって、あと一発を倒すシーン。腹は抉られ、骨は折られ、立っていることもままならない。しかし、彼は決めねばならない。トドメを。あと一発のパンチを。しかし、身体が動かない。  そこへ、仲間たちからの声援が届けられる。 「頑張れ!」 「平和は、お前にかかってるんだ」 「やれ!」  すると主

ラジオ病

 ラジオを聴いている。 もうずっとラジオを聴いている。小学生くらいの頃からラジオを聴いて育っている。 今日もラジオを聴いていた。 今日聴いていたのはもちろん、『ラランド・ツキの兎』自分が喋ってるとは思えないくらい笑ってしまう。良いラジオ。  わたしがラジオ聴きたての頃にはスマートフォンもなければ、もちろんradikoも存在しなかった。 当時はラジオの機械の電源を付けて、聴きたいラジオ局の周波数に合わせて聞いていた。ちょうど技術的な過渡期に生きていたのだろう。今思い返すと時代

クリエイタは「うらみ」と「うらやみ」にエネルギーを奪われるな

他人を恨むためのエネルギーや、他人を羨むためのエネルギーはとても大きいものです。しかもそのエネルギーによって自分が濁っていきます。 あなたがクリエイタなら、恨みと羨みに自分のエネルギーを奪われないようにしなければなりません。 恨みと羨みはエネルギーをどんどん奪います。ほんとうにそう思います。 「あいつ、腹が立つ」という恨みや、「あいつ、羨ましい」という羨みは、大きなエネルギーを自分から奪っていき、自分には何も残しません。 残さないどころか、自分の次の活力まで奪ってしま

VRを介護に。生き続ける力と、叶わない夢を叶えることの関係性

大仰なタイトルを書いてから内容を考えています。VRパフォーマーのyoikamiです。noteに記事を投稿するのは初めてなのですが、今回書きたいことがあって始めさせていただきました。こちらは「XR創作大賞」に応募させていただきたく書いております。「XRのミライが見えるもの」をテーマとしております。今回は「介護とVRについて、yoikamiが実際に使用したXR,VRの使い方」です。 介護にVRを使うきっかけとなった「海に行きたい」昨今(2021年8月現在)医療に関してのXRなど

私の名前の由来

私の本名の由来をTwitterに載せた所話題になってしまった。いつも思いがけない話が人々の関心を集めるので驚かされる。 140字で終わる話をわざわざ長ったらしい文章にするまいと思っていたが、山のような質問が寄せられ一つひとつに答えることも難しそうなので私の知る限りをここに記したいと思う。 もちろんエムコはペンネームなので、勘違いを防止する為にここでは私の本名を「チヨ(仮)」とする。 祖母は私が物心ついた時既に寝たりきりの生活だった。それからすぐに亡くなったので、祖母との記