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#デザイン 記事まとめ

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デザイン系の記事を収集してまとめるマガジン。ハッシュタグ #デザイン のついた記事などをチェックしています。広告プロモーションがメインのものは、基本的にはNGの方向で運用します。
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#サービスデザイン

コミュニケーションデザイナーを定義してみた

Ubieのコミュニケーションデザイナーとは私は、コミュニケーションデザイナーとしてUbie に入社しました。 コミュニケーションデザイナーって、なんなんでしょうか。 感覚値でいうと、コミュニケーションデザイナーが採用などで扱われ始めたのはここ10年未満くらいかと思います。デザイナーといえばCGデザイナーなどのイメージが強く、どちらかといえばUI/UXデザイナーなどの誕生とともに、それ以外のデザイナーと区分するために生まれ認知されてきたのではないか?、という気がしています。

生成AIの進化によって「デザインの単位」が変わり、「顧客体験の構造」も変化する

生成AIの発展によって、インターフェースやインタラクションは大きく変化するだろう。 その結果、ユーザー体験(UX)の在り方そのものも大きく変わっていくはずだ。 現在予約販売中の拙著「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」では、そんなユーザー体験それ自体の変化についても1章を割いて解説しているが、本noteではその中から1つの変化をピックアップして紹介したい。 デザインの単位が "User" から "You" へ変わる「ユーザー体験」「ユーザー中心デザイン」「ユーザ

話半分に聞く、デザイナーのキャリアの話

2024年。私は今年で44歳になるデザインマネージャー・サービスデザイナーです。業界的にはシニアといえる年齢です。 シニアになると、してしまうがキャリアのアドバイス。 年長者のキャリアのアドバイスは話半分に聞いておく。これは、私自身が20代の頃に思っていたことですが、今となれば「話半分」とは言い得て妙。年長者が話すキャリア論は、話の50%は時代を超えて普遍性を持ち、大変参考になったもの。その一方で、残りの50%は個人や時代に依存する情報。活かしづらいものでした。 ここで

事業会社の新卒デザイナーが5タイプの現場で価値を発揮するためにしたこと

クックパッド Product Design Leadのよーた(@yotaszk)です。 レシピサービス「クックパッド」のユーザー体験に責任を持ち、今年からチームをリードしていましたが、11月30日付でクックパッド株式会社を退職します。 このnoteでは、2022年4月に新卒入社、インターンを含めると約3年間で実践した「事業会社の新卒デザイナーが5タイプの現場で価値発揮するための超具体的なコツ」を実例を交えながら紹介します。 今日からぜひ真似してみてください! はじめに

めざましい成果をあげるデザイン人材の特徴

パフォーマンスについては話しづらい点もあるが、今回はあえて「めざましい成果をあげるデザイン人材の特徴」を書いてみる。デザイン組織の経営やキャリア形成に少しでも役に立てられれば幸いだ。 めざましい成果をあげるデザイン人材の特徴。結論から言うと、それはデザイン人材でありながらも「研究者」であるということだ。もちろん、本物の研究者であるということでなく、研究者的な姿勢やふるまいがあるということだ。だいたいは、自分が研究者的であると自覚していないことが多い。 「めざましい成果」の

「お客様」の感覚とデザインの対話

「お客様」「ユーザー」「利用者」など、組織によっていろいろな呼び方がある。私は、企業を外部から支援するデザイン会社の立場から、さまざまな企業のさまざまな呼び方を見てきたし、そこに込める思いも感じてきた。 なにげなく語られる「お客様」先日、あるデザインのシンポジウムに参加し、日本のバイクメーカーのデザイナーの講演を聴いた。その方が自社のデザインの紹介をする中で印象的だったのは、なにげない「お客様」という言葉の響きだった。 その方のプレゼンテーションでは、自社のバイクが途上国

デザイン人材の「分業」を見極める

企業にデザイン組織が設置されることは、もはや普通のことになった。UX/UIデザイナー、コミュニケーションデザイナー、サービスデザイナーなど様々なロール(職種)のデザイン人材が協働し、プロジェクトでの成果を日々めざしている。 今回は、デザイン人材がプロジェクトの中で「分業」することの意味をあらためて考えてみたいと思う。中でもロールごとにタスクを分業するような「機能的分業」にフォーカスし、デザインの分業体制が成果達成や人材の成長、組織の経済性とどう関係してくるかを掘り下げてみる

デザインとマーケティング 衝突と協調

デザインとマーケティングの関係について問いを立ててみる。 デザインは、マーケティングに含まれるものなのか。 もしくは、マーケティングは、デザインに含まれるものなのか。 仕事をする中でも、人によって捉え方に違いがあり、日常会話で引っかかりを感じる方もいるだろう。 今回はデザインとマーケティングをどのように位置づけ思考するかを概観し整理することで、両者の関係をどう手なづけていくべきかを考えていきたい。 「マーケティングのためのデザイン」思考まずは、デザインをマーケティングの手

サービスデザイナーに「ものづくり」は必要か? 

「Pioneering Design Paths: デザインリーダーが明かす、キャリアの選択と挑戦の秘訣」というイベントに参加した(2023年8月29日)。 私は、川北奈津氏(株式会社モンスターラボ デザインラインVice Manager)、稲葉政文氏(日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社 UX/UIディレクター・マネージャ)とともに、ライトニングトークとパネルディスカッションに登壇した。 イベント全体の様子は別の記事※に譲るとして、ここではその後の懇親会につい

「DESIGN AND PEOPLE | Issue No. 1 デザインは主語じゃない」 を読む

「DESIGN AND PEOPLE|Issue No. 1 デザインは主語じゃない」が発刊した。私は著者のうちの一人だが、出版されて初めてそのすべてを知ることとなった。混沌の読後感が消える前に、ここに所感を残しておきたい。 分離した領域を並べ、つなぐ本作は、近年定義の幅が広がる「デザイン」を、多様な当事者たちの視点から多面的に描写していく試みといえる。 出版・広告や工業製品に背景にもつ造形のデザイン。UX/UIなど体験のデザイン。経営戦略や組織ビジョンを主導するデザイン

【一問一答】フィンランド・アールト大学大学院に家族でデザイン留学。ご質問にお答えします

2023年5月末にフィンランド・アールト大学を卒業しました。皆様、2年間お世話になりました。本当にありがとうございました。 徐々に僕の経験も古くなっていきますし、僕の仕事も始まるので、なかなかzoomでお話が聞きたい!といった相談にも乗れなくなってくるかなと思っています。そこで今回、僕がお話しできることについて可能な限りここに書き残しておきたいと思います。 以下、Twitterで頂いた質問に回答します。以下3万字を超える記事になってしまったので、目次をインデックスとして有

フィンランドのサービスデザイン、簡易レポート

昨晩はヘルシンキで開催されたService Design Dayへ。Service Design Network創始者のBirgit Magerが来てくれました。 で、フィンランドで実施されたサービスデザインレポートの内容がエグかったので少しばかりシェアさせてください。レポートはサービスデザイナー240人が回答。英語で実施されたものとのこと。(ちなみにUS全土でも回答が300くらいだったそうで、このことからもフィンランドのサービスデザイン加熱ぶりがよくわかります) ◯ サ

どなたでも利用できる、イラストレーション・アイコン素材集を配布します

デジタル庁では、行政手続をわかりやすくするためのイラストレーションやアイコン素材集の制作をおこなっています。 2023年の始めにプロジェクトが発足し、これまでデジタル庁の四半期報告会見資料や、重点計画資料で活用をおこなってきました。これらの素材集を、府省庁や自治体、事業者の方々など、どなたでも活用ができるように配布をはじめます。 Figma Communityで公開しているデジタル庁デザインシステムから、ウェブやアプリケーションで利用ができる素材を6月中に配布開始予定です。

デザイン思考の定量化#1 Emphasize

初回は”Emphasize”について、そもそもの位置付けと今まで使われてきたフレームワークについてリサーチした結果を共有する。 そもそも"Emphasize"って?日本語で「共感」と訳されるように、ユーザーの感情や行動を理解することを目的とし、アンケートやインタビューなどリサーチの手段を用いる。 ここで得られる情報はその後のステップの材料であり、ここで多くのユーザーインサイトを得ることが大切である。(ただし集めすぎて情報に埋もれてはならない) デザイン思考ではこの段階で色