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#デザイン 記事まとめ

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デザイン系の記事を収集してまとめるマガジン。ハッシュタグ #デザイン のついた記事などをチェックしています。広告プロモーションがメインのものは、基本的にはNGの方向で運用します。
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2020年2月の記事一覧

「センス」という呪いの言葉と、その育て方の話。

この言葉が苦手。嫌い。 そもそも、誰でもこんな事は言われたくないだろう。 でも、同時にこの言葉も好きではなかったりする。 純粋にお褒めいただく言葉としては嬉しいのだけど、少々モヤっとすること多々あり。 今日はこの「センスがない」という話を起点に、僕なりの「センス」の考え方について書いていこうと思う。 まず「センスがない」は存在しないまず「センスがない」というは本来存在しない。 正しくは「センスが違う」だ。 他者から言われる「センスがない」という発言は、 「何か」を見

デザインの敗北事例集~人に伝わらないデザインは死ぬ~

ヒトに伝わらないデザインは、いとも簡単に死んでしまう。 オシャレでカッコよく、綺麗で鮮やかなデザインを作り、自分もクライアントも満足したとしても、機能性が無いデザインは簡単に死ぬのだ。 今回はそんな「デザインの敗北」事例を10個程度ご紹介しよう。 ※反対の「デザインの勝利事例集」記事はこちら 1.東京ミッドタウン日比谷のトイレ前わかりやすいデザインの敗北事例である。 どう見てもトイレを示すアイコンが小さすぎる。 デザインは「問題解決」のためにあるので、機能性を大いに

「箔押し加工で海苔表現」

こんにちは、現場の前田です。 今回は、株式会社キギの大坪メイさまにお声がけいただきまして、江戸時代からつづく老舗 山本海苔店さまの、国内外の方に向けたブランドカタログの箔押し加工をお手伝いさせていただきました。 加工を施したのは、この冊子を取り巻く黒い部分。 そう!こちら、箔押し加工によって表現した 「 海苔 」 なんです。 海苔カタログの制作には、とても嬉しいことに、私が以前 note に書かせていただいた箔押し実験の記事を読んでくださったことがきっかけとなって、お声

デザイナーだけどアジャイル好きで新規プロジェクトチーム発足時にいつもしてるチーミング論

どうも。@pujisiです。 株式会社ミクシィ社にデザイナーとして勤務し、直近までに2つの新規事業の立ち上げフェーズを経験しました。 新規事業の立ち上げ時はいつだって、共に闘う仲間たちと出会い、未知の市場、そしてまだ見ぬ未来へと挑戦する新たなるチームが組成されることとなります。 まだ規律も何も用意されていないチームへ参加する度に、肝心な初期フェーズに毎度提案している型のようなものがあるんですが、毎度同じようなことをチームドキュメントに起こすのもなんであるし、このnoteも

「教材制作ディレクター」が基礎造形と出会ったら

桑沢デザイン研究所の基礎造形専攻には、様々な背景をもった方が学びに来ています。基礎造形と出会ったきっかけや、造形課題を通して感じたことなどを、綴ってもらいました。 「教材制作ディレクターである私」について社会人向けに学びの機会を提供したり、教材を制作したりする仕事をしています。 よりよい学びの経験を生み出すために、教育学や、学びに関わる思想を探求する社内/社外を超えたコミュニティ「ミテラボ」を、中心メンバーの一人として運営しています。 もっと「言葉」以外で世界と関

建築家・松村正恒研究と日土小学校の保存再生をめぐる個人的小史  [1]1994年:出会いと原風景〜すべてはここから始まった

花田佳明(神戸芸術工科大学教授)  前回、愛媛県八幡浜市にある日土小学校とその設計者・松村正恒、そして日土小学校の保存再生の概要を本ブログで紹介したが、私が松村正恒研究と日土小学校の保存再生活動に関わる中で経験したり考えたりしたことを、個人的な思い出や内輪話なども可能な範囲で交えつつ、記録も兼ねて連載することにした。これまで松村と日土小学校のことは随分書いたが、そこではあまり触れなかった話題を探し、少しは一般性のあることを引き出すことも目標としつつやってみたい。      

「ソフトウェアエンジニア」が基礎造形と出会ったら

桑沢デザイン研究所の基礎造形専攻には、様々な背景をもった方が学びに来ています。基礎造形と出会ったきっかけや、造形課題を通して感じたことなどを、綴ってもらいました。 「ソフトウェアエンジニアである私」について新卒で現職のITベンチャーに入社しました。 それから2年間、ソフトウェアエンジニアとしてアプリの開発や開発プロセスの改善を行なっています。 「新しいものごと」と出会い続ける喜び基礎造形へ入学したきっかけ、それは「新しいものと出会うこと」への欲求と深く関わっていました

「IT企業の人事」が基礎造形と出会ったら

桑沢デザイン研究所の基礎造形専攻には、様々な背景をもった方が学びに来ています。基礎造形と出会ったきっかけや、造形課題を通して感じたことなどを、綴ってもらいました。 「IT企業の人事である私」について昼間はIT企業の人事・人材育成部門に所属し、人材育成を担当しています。 新人研修の企画や実施、OJT(On-the-Job Training)の方針検討、共創や新規事業創出のためのコミュニティ形成と場づくり、社員面談などが主な仕事です。 人事だって、「クリエイティブになりたい

美しくて、感動したサインデザイン

「完璧なサインなんて存在しないと思っているんですよ。」 確か、青森県立美術館のサイン計画を担当した菊地敦己さんは、そうおっしゃっていた気がする。 行くぜ、東北。1年ほど前にこちらの本を購入して、青森県立美術館を知りました。菊地敦己さんのページに唯一、青森県立美術館のサインが掲載されていたのです。 それまで、青森県どころか東北地方に足を踏み入れたことがなかった私が、この本をきっかけに、青森に興味を持ちはじめました。 なんて美しいサインなんだろう。 いつか青森県立美術館

BXデザイナーにインスピレーションを与える音楽アーティスト

こんにちは。LINE BXデザイン1チームのファン ソンウォンです。 皆さんは、普段から音楽をよく聞きますか?私は作業をする時も、休む時にも、イヤホンを手放さない程よく聞きますが、最近は音楽にアート的な感覚を取り込んでいるアーティストが多く、YouTube、SoundCloudなどのプラットフォームで風変りなアーティストを探し、ささやかな喜びを感じています。 音楽はグラフィックの様に視覚的に見えるものではありませんが、カラー、触感を感じるようにして、その雰囲気を頭の中に描き、

LINE CREATIVE Meetup#3開催レポート

こんにちは!クリエイティブコミュニケーションチームのゆあです。 少し前ですが1月30日(木)LINE CREATIVE Meetup#3を開催致しました。 今回は2020年記念すべき1回目ということでテーマは「2019年のLINEデザインを振り返る」。本日はそこでの発表内容に触れながら裏側の話や、皆さまからいただいたありがたいご意見を少しお話ししようと思います。ぜひご覧ください。 1. 2019年のLINEクリエイティブ (小林謙太郎) まずはクリエイティブMeeupでは

クックパッドのVisionをイラストにするまでにやったことステップ10

こんにちは、クックパッドデザイン戦略部の市原(@ichihii3/Insta)です。 クックパッドといえば「レシピ」ですが、実は「毎日の料理を楽しみにする」というMissionを掲げて日々サービスを開発しています!今回、そのことを多くの方に伝えるためのプロジェクト(Visionのイラスト化)の話をしたいと思います。企業のVisionを伝えやすくする方法の参考になればと思います。 Cookpad Visionって何?地球温暖化の原因として、食品関連(輸送費・家畜飼育・開墾の

自分が存在しなかったら、存在しえなかった仕事をしたい。

どんな仕事をしていきたいか、と聞かれたら、タイトルのような答えを返す。博報堂を辞めたのも、「ここにずっといたら、他の誰かがやってもさほど変わらない仕事」をし続けることになるだろうと、何となく感じ取っていたからだ。 経験上、「自分がいなかったら、存在しなかった仕事」に、大小の優劣はない。例えば、僕にとって「最も大きかった仕事」は「文鳥文庫」という、とても小さなプロダクトをつくったことだった。 文鳥文庫は16ページ以内におさまる文学だけを集めた出版物だ。薄いカードのようになっ

デザインを学びに行った1年でわかったことはチームの大切さ #Xデザイン学校

2019年の春から1年、Xデザイン学校マスターコースに通っていました。 先週2月22日に、最終回が終わり無事修了したので感じたことなどをまとめます。 学んだこと- UXデザインとビジネスデザインの調査計画 - UXデザインとビジネスデザインの調査 - 価値分析とUXデザインパターン(上位下位分析、KA法など) - UXデザインの発想とデザイン思考の発想 - UXデザインコンセプトとビジネス戦略 - UXプロトタイプとビシ