マガジンのカバー画像

#写真 記事まとめ

999
写真や撮影テクニック、写真に関する記事をまとめていきます。
運営しているクリエイター

2022年4月の記事一覧

写真は言葉

新しい言葉を知ったとき見える世界が変わることってありますよね。例えば、イヌイットは4つも「雪」を表す言葉を持っているそうです(諸説あり)。その言葉を知れば彼らと同じ物が見えるようになるかもしれません。つまり、言葉は世界に対する視野を広げ解像度を上げてくれるものなんですね。 また、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画『メッセージ』では、時間の概念を持たない異星人の言語を理解した主人公がそれと同じ能力を得るようになります(ややネタバレ🙏)。つまり、時間さえ超えて世界を認識することがで

「村の産土神社がおらにカメラを持たせてくれたんだと思う。」 アマチュアカメラマン、農婦 外崎令子さん

アマチュアカメラマンの外崎令子さんは手に持っているカメラで、平成元年から宮野沢の風景を残してきました。 外崎令子さんは60歳のときに12年間の景色をまとめた写真集「わたしのふるさと みやのさわ」を自主出版しました。 その後「グラフ青森」で6年間の連載を始め、子供の頃からのことや中泊町の古老たちから聞いた昔話を書いた『振り返れば懐かし』が「グラフ青森」から出版されました。 今回のインタビューでは外崎令子さんに写真を撮り始めた原点、そして故郷への思いについてお話を聞きました

晴天の蔵王樹氷高原を満喫、日帰り登山レポがYAMAPマガジンで公開されました。

YAMAPマガジンにて 3月訪れた山形県蔵王樹氷高原の日帰り登山のレポートが公開されました。 https://yamap.com/magazine/35077 すでにシーズンオフのため、来シーズンの蔵王樹氷高原や熊野岳登山の参考にしていただければと思い、今回YAMAPマガジンにて記事にしていただきました。 山形県は親族も友人も住んでいるのでまたゆっくり訪れたいものです。 樹氷や山だけでなく 温泉もジンギスカンも最高でした。 参考にしていただけたら嬉しいです。

仕事帰りにスナップを撮る生活を過ごして得られたこと

私は普段、スナップ写真を撮っています。 最近は、仕事帰りの電車を途中下車して、目的地駅まで自分の足で歩きながら、写真を撮ることが多いです。 仕事帰りに写真を撮ることを始めて1年ほどになりますが、多くの発見がありました。そのような撮影スタイルを通じて得られたことをまとめたいと思います。 1,撮影の機会が増えるもともとは風景写真や、旅先の写真を多く撮っていました。そういった非日常な写真は、あまり遠出しにくい現状もあいまって、撮影できる機会が減っていました。 でも、仕事帰り

【札幌セルフ写真館】お出かけをレンズ付フィルムでもっと楽しく。「写ルンです」と「Kodak FunSaver」撮り比べてみました

札幌狸小路の韓国式セルフ写真館、紫陽花写真館です。 紫陽花写真館では3月より使い切りフィルムカメラの販売を開始いたしました。 という2つの楽しみ方があります! ラインナップは「写ルンです」と「FunSaver」です。 どちらもパッケージから取り出したら1枚ずつフィルムを巻いてシャッターを押すだけ! 設定などはなく操作は簡単で、普段カメラに触れる機会がない方や小さなお子様でも楽しく気軽に撮影ができます。 今回はこの2つのカメラにどのような違いがあるのか撮り比べてみました

逢うたびに恋に落ちる。

恋の熱に浮かされ、連日桜のことばかり記事にしておりますけども。今シーズンはこれでおしまいかな。 大トリは、私がわがまちの中で最も恋してやまない桜で締めくくりたいと思います。 2018年の春以来、毎春何があろうとも必ず逢いにゆく淡墨桜。我が家から車で15分程度のところにある一本桜だ。 この桜は個人所有のもので、当然咲いてる場所も所有者さんのお宅の敷地内。なのだけれど、その方のご好意によって一般開放されており、花の季節にはライトアップまで開催されている。 そのオーナーさん

いい写真が何かわからなかった編集者が写真を読めるようになるまで

駆け出しの編集者の頃、雑誌の担当になった。作庭家がつくったガーデンデザインを紹介する本で、写真は紙面のなかで重要だった。カメラを触ったこともなかった新人編集者の私が何より苦労したのが写真選びとラフレイアウト。人物のポートレートなら笑顔などわかりやすい指標があるけれど、風景や心象風景を撮った写真のどこをみて選べばいいのかわからなかったのだ。当時はフィルムだったが、ポジ袋がくしゃくしゃになるほど何度も覗き込んだ。カメラマンも先輩も「いい写真」が何か、言語化して教えてはくれなかった

記憶のための適正露出

 見たままを写しとることから写真、とはよく言ったな、と思う。しかしphotographの意味合いとはだいぶ違っていて、見たままを写すことが何も正しいというわけではない。みな淡く儚い感じにしていたり、ノスタルジックにしていたりする。それは色や明暗が、見る人の気持ちを揺さぶるようにできているということで、単にきれいな花ですよ、と見たままを報告しているのではない。  レストランの小さな会場を借りてはじめて個展をやったとき、お店の常連さんでプロのカメラマンさんが、花や祭は、自分の教