マガジンのカバー画像

ラグビー 記事まとめ

3,622
note公式のラグビーマガジンです。ラグビーにまつわる素敵な投稿を紹介していきます。
運営しているクリエイター

#オールブラックス

<ラグビー>2024年シーズン(7月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)  『アケロンの渡し守』という短編小説を書いた。アケロンの河というのは、ヨーロッパ文化における三途の川に似たものだが、三途の川と異なるのはそこが地獄への入口であることだ。そしてその河を渡る舟を操るのが、カロンという渡し守である。このカロンが、地獄へ向かう舟に無理矢理乗せる人々の有り様を、オムニバスにしてみようと思ったのだ。そして、そのオムニバスに出てくる数人の地獄行きとなる人物を造形するとき、そのモデルとし

チャールズ・ピウタウ~周りの選手をアシストするという自分のマインドセットを確立できた~【PLAY BACK Interview⑥】

Text by 大友信彦(静岡ブルーレヴズオフィシャルライター) Photo by 静岡ブルーレヴズ /谷本 結利(静岡ブルーレヴズ オフィシャルフォトグラファー) 2023-24シーズンで藤井雄一郎監督がチームのMVPに指名したのが、チャーリーことチャールズ・ピウタウである。 ニュージーランド代表オールブラックスで17キャップを持ち、アイルランドやイングランドのクラブで活躍してきたユーティリティーバックス(UTB)は、昨秋のワールドカップフランス大会にトンガ代表で出場し

オールブラックス2024、スコッド予想!(イングランド、フィジーと対戦のメンバー)

こちらNoteでは、ご無沙汰しておりました。 6月22日に2024年度のスーパーラグビーがブルーズの優勝で幕を閉じました。 決勝が終わり週明けの月曜日、6月24日ニュージーランド時間5:30PM過ぎに2024年度、初めてのオールブラックスのスコッドの発表があります。 ※イングランドと2試合、フィジーと1試合のメンバーで、後におこなわれるザ・ラグビーチャンピオンシップのメンバーは改めて発表があります。 毎回やっているメンバー予想をしてみたいと思います。 冬に入り体調が悪く

ニュージーランドの「マハラジャ」から託された旗にサインを集める旅

「僕の代わりにオールブラックスを応援してくれ。」 マハラジャは私にフラッグを託して、ニュージーランドに帰っていった。 それから5年、日本でオールブラックスの旗を掲げて、選手を応援している。そして、オールブラックスの選手からサインをもらっている。 日本で会うことができるワールドラグビー界のレジェンドのサイン。 それが #私のコレクション だ。 ビールをふるまう「マハラジャ」マハラジャと出会ったのはラグビーワールドカップ2019™日本大会の準決勝②であるウェールズvs.南ア

<ラグビー>2024年シーズン(5月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)  イエスは、もともとユダヤ教徒だったから、生まれてから8日目に割礼(つまり包茎切除)をした。この切除した後の皮は「主の聖肉片(Praeputium Domini)」とされて、ローマのラテラノ大聖堂に安置されていたが、神聖ローマ皇帝カール五世による1527年の「ローマ略奪」の際に何者かに盗難されて行方不明になった。その後、ヨーロッパ各地の教会(例えば、フランスのポワトゥー地方シャルルゥーの修道院)が、この聖

<ラグビー>2024年シーズン(5月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)  宗教では、来世での贅沢な生活のために、現世で苦労する(極端な場合は殉教=死ぬ)ことがよく語られるが、これは現世での清貧的生活をする思想から外れており、むしろ現世で欲望にまみれた生活をしているのと同じではないかと思ってしまう。つまり、下世話な話をすれば、好物のおかず(例えばステーキ)を先に食べるか(現世の贅沢)、後に食べるか(来世の贅沢)の違いであって、清貧本来の在り方である(ステーキなどがない)質素な食

<ラグビー>2024年シーズン(5月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)  今週は、リーグワンの試合がないので、珍しくラグビー関係の話題に触れたい。  リーグワンに来ている外国人選手は、母国でのプレー以上にラグビーを楽しんでいると思う。昔、オールブラックスSOダニエル・カーターは、フランストップ14にサブバティカルで移籍して、骨折させられただけでNZに帰ってきたが、一方FLジェローム・カイノは、トヨタでプレーすることでより機動力を増した選手に成長してNZに戻ってきた。今日本で

<ラグビー>2024年シーズン(4月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)  『孤独のグルメ』が楽しいのは、芸能人等が絶対に行かないような下町の庶民的な店に主人公が行くからだ。もっとも最近の作品では、山の手の芸能人が行くような小洒落た店に行くエピソードもあるが、この手の店はただキャーキャーいって騒ぐだけの人たちが、もっともらしく「芸能人の誰それさんがよく来る隠れ家的なお店ですう」と勝手にはしゃいでいれば良い。  グルメ、グルメといっても、やっぱり昔から圧倒的に数が多いのは庶民な

<ラグビー>2024年シーズン(4月25日アンザックデー)

 今週は「その他のニュース」の分量が多くなったので、現時点までのものを先に掲載します。週末のリーグワン及びスーパーラグビーの試合結果並びにそれまでにあったニュースは、通常通りに日曜夜あるいは月曜朝にアップする予定です。 (どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)  4月25日は、アンザックデー。第一次世界大戦中の1915年、トルコのガリポリの戦いに参加したアンザック軍(オーストラリア及びNZからの義勇兵)のうち、約3万5千人が激しい戦闘で死傷した

<ラグビー>2024年シーズン(4月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。) 〇 TVCMは滅多に見ないのだが、たまに見ると、「五月蠅い、騒々しい、嘘ばかり、意味不明、鬱陶しい」といった印象しか出てこない。さらに、スーツのCMでは、「小学生がスーツを着て踊っている」としか見えないし、食べ物のCMでは、「実際に買うとまったく違うのだろうな」、「まるで蝋細工のような不自然な色合い」、「この俳優は、絶対に食べていないよな」といった印象しか出てこない。    まるでひねくれジジイの感想その

現地で観たクルセイダーズの復活劇!クルセイダーズ×チーフス、スーパーラグビーR6

ラグビーリパブリックで掲載して頂いたクルセイダーズの 今季初勝利の記事(以下のリンク)では、 第5節の時点でまだ未勝利と大ピンチのクルセイダーズが 昨年の決勝で対戦したチーフスとの対戦のレビューを 現地で観た様子なども含めて書いた記事になります。 苦境のクルセイダーズには、これまでにドラマが多く 上記の記事では、書ききれなかった事もあるので この投稿で少し足していく感じで書いて行こいうと思う。 以下は、試合前に書いたプレビュー投稿👇 メンバー紹介、試合を見るにあたって

<ラグビー>2024年シーズン(3月第五週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。) 〇 2024年は3月31日がイースター(復活祭)で、29日がグッドフライデー(イエスが磔刑になった日)、4月1日がイースターマンデー(イエスが復活・昇天した日)になる。「復活」というのは、キリスト教におけるイエス(ヘブル⦅ヘブライ⦆語の「ヤーウェ」は、救いを意味する「ヨシュア」に関連した、ギリシア語「イエソウス」に由来する言葉で、その意味は「救世主」)の生き返り・再生・復活を祝う祝日だ。    しかし、キ

スーパーラグビー2024第6節マッケンジー不在がどう影響する⁉クルセイダーズ v チーフス、プレビュー

最近noteの更新が怠ってます💦 少し前まで日本に一時帰国しておりました。 滞在時の忙しさから色んな意味で疲れがたまっていて(と思われる) 免疫が落ちていたのか、身体が面倒な事になっていました。 まだ完治まで時間がかかりそうで ぼちぼちやっていくしかありません。 前置きは、この辺にして・・・ スーパーラグビーも中盤に差し掛かってきてます。’ 今年は、全体のレベル差が縮まった感があり 面白いシーズンとなっている気がします。 クルセイダーズの成績がここまで落ち込むとは、想

<ラグビー>2024年シーズン(3月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)  20世紀後半、二人の美人学者(評論家)が人気になっていた。二人に共通するのは、ともに東欧のユダヤ系であることだ。    最初にアメリカ人であるスーザン・ソンダクを挙げたい。彼女は哲学者というよりも作家・評論家であったが、若い頃に専門の写真家が撮影した本人の写真が表紙になった『反解釈』という評論集で、一躍有名になった。その理由は、「こんな若い美人が、良い評論(文学研究)をやった」というものだった。その後、