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川崎フロンターレ 記事まとめ

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2021年6月の記事一覧

AFC CHAMPIONS LEAGUE 第2節 川崎フロンターレ対北京FC レビュー「監督から言われたことに色をつけるのがプロ」

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田中碧〜もっと、もっと碧く〜

チームがACLを戦うべくウズベキスタンへと飛び立った翌朝、覚悟をしていたニュースが"遂に"舞い込んで来てしまった。 田中碧、ドイツ2部デュッセルドルフへ移籍へ このニュースにはフロンターレが公式に異例の声明を出すほどで、移籍はほぼ有力なものとなった。 田中碧の海外移籍。 田中碧の海外移籍と言われても、彼が加入した2017年シーズンでは考えられなかったことだ。何を隠そう出場試合数は0。 2018年も秋まで出番は無し。 2019年から急成長を遂げた田中碧は、いつの間に

泥臭く、勝点を掴み取れ。キング復帰とチームとしての転換期。/AFCチャンピオンズリーグ2021第1節 川崎F vs 大邱FC(韓国)

どうも私です。 ACL放送、どうなることかと思っていましたが、DAZNが放映権獲得してくれたため、全試合リアタイできることとなり……もうDAZNさまに足を向けて寝られません。。。ありがたや……しかしキックオフ時間がかなり遅いので、毎度寝不足になりそうですね。 ちなみに今回は試合前にオンラインアウェイツアーにも参加してきました。憲剛さんとタサさんの対談超面白かった。ショートVer.がYouTubeに上がっているようなので是非。 さて、Jリーグ勢がここまで無失点全勝と(勝手に)

AFC CHAMPIONS LEAGUE 第1節 川崎フロンターレ対大邱FC レビュー「サッカーにおいて経験は知識に勝る」

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熱く闘え、田中碧。

田中碧選手のフォルトゥナ・デュッセルドルフへの移籍が正式に発表された。 ここでは友人と話している時のように碧くん、と呼ばせてもらおうと思う。 思えば今まで1人の選手を熱烈に応援するということが無かった。 自分がサッカーをやっていたせいもあるかもしれないけど、どの選手の素晴らしい面も目について、いわゆる『推し』と言えるほど飛び抜けて応援する選手がいなかったのだ。 そんな私に初めて毎年ユニフォームを買って応援したいと思える選手が現れた。それが碧くんだ。 2005年から川崎フ

君の夢はまだ道半ば。

ずっと、心のどこかで、こんな日が来なければいいと思っていました。 サポーターという生き物は難儀なものです。 他のクラブのサポーターから褒められ、代表に選出され喜びながらも、ここから離れなければいい、世界に見つからなければいいなんて、一瞬でも思ってしまうのだから。いつも心に葛藤を抱えながら、それでも応援することを止められないのだから。 川崎フロンターレ背番号25、田中碧。 無邪気な笑顔が眩しい青年は、世界に認められる実力を身につけ、あっという間に階段を駆けあがって行ったのです

中村憲剛が2021年上半期を振り返る(後編)

川崎フロンターレnote部の場をお借りして、私、中村憲剛の2021年上半期を振り返りたいと思います。 今回はその後編です。 現役を引退してから、メディアに出演させていただく機会が増えました。 サッカー選手の時ならゲストとして扱ってもらえますが、今は「中村憲剛」という名前だけで勝負しています。発言ひとつで評価が変わってしまう可能性があるので、自分の立ち位置をより考えるようになりました。 試合の解説をさせていただくときも頭をフル回転させています。言葉が長くなりすぎてもダメ

いまさらマッチレビュー:川崎フロンターレ対横浜FC戦(5月22日)

数日空けてしまいました。今日は「いまさらマッチレビュー」、5月22日の川崎フロンターレ対横浜FC戦。3-1でフロンターレが勝利したものの、後半のゲーム運びにチームの消耗を感じた試合。  時間が空いてしまっただけでなく、DAZNの再生期間が終わってしまったために79分までしかチェックができなかったので、今回は、レビューと言うより、データを並べるにとどめたい。  まずはスタメン。 ボール奪取数は大差 この試合のボール奪取数は、79分まででフロンターレが64(90分換算73)

中村憲剛が2021年上半期を振り返る(前編)

皆さんこんにちは。中村憲剛です。 現役プロサッカー選手を2021年1月1日に引退してから約半年がたちました。あれから日々の生活リズムや取り巻く環境が激変し、今も新鮮な毎日を送っています。 そこで今回、この川崎フロンターレnote部の場をお借りして、私、中村憲剛の2021年上半期を振り返ってみたいと思います。 2021年1月1日の天皇杯決勝が終わってからゆっくり休んだのでは?と思われる方も多かったかもしれませんが、実際は1月7日、8日ぐらいから新社会人として「仕事」を始め

【PickUpTeam】ぽすたがJリーグ前半戦をおさらい!

 2/26に開幕した今シーズンのJリーグもあっという間に前半戦が終了した。  今シーズンは昨シーズン降格がなくJ1のクラブ数が増え、降格チームも4チームとより過酷さを増したリーグとなった。  改めて振り返っていこう。今回はチーム編!(どこかで選手編も書きたいと思っている) Team①:川崎フロンターレ   21試合17勝4分。未だに負けはない。Jリーグ記録を更新し、今季も他を寄せ付けない戦いを見せつけている。  川崎アンガールズと呼ばれる、「田中」碧の圧倒的な成長ぶりに

クローズアップ三笘薫:対北海道コンサドーレ札幌戦(5月16日)<3>

 一ヶ月前になってしまった5月16日の川崎フロンターレ対北海道コンサドーレ札幌戦のレビュー(2-0でフロンターレ勝利)の最後は、いつものように三笘薫にフォーカスしてみる。なお、この試合は三笘は先発だったが78分に長谷川竜也と交代している。 高い位置でのボールタッチ まずは三笘マップを見てみよう。まずはボールタッチの場所から。  若干の偏りが観察できる。左サイドの高い位置とハーフライン付近。  高い位置でのボールタッチはフロンターレが攻め込めていると言うこと。ハーフライン

ボール奪取はコンサドーレ優勢。しかしシュートにつなげたのは?:川崎フロンターレ対北海道コンサドーレ札幌戦(5月16日)<2>

一ヶ月前になってしまったが、5月16日の川崎フロンターレ対北海道コンサドーレ札幌戦のレビュー2回目。  前回は、フロンターレのボール奪取マップから、コンサドーレがシミッチの周りのスペースを狙っていたことを示した。 縦横無尽にボール奪取したシミッチ 今回はコンサドーレのボール奪取マップを見たいが、その前にフロンターレのマップをもう少し見てみよう。  繰り返すが、ボール奪取最多はシミッチ。そこで中盤3人のボール奪取を。  シミッチが縦横無尽にボールを刈り取っているのがわか

「チームバスの車窓から」#1

「来年、俺が定年退職したら、チームバス(の専属運転手)やるか?」 と、前任の専属運転手である小泉に声を掛けられたのはちょうど今から5年前、2016年の梅雨ごろでした。 そのときの僕は、仕事の経験値に貪欲な一般貸切観光バスの運転手でしたし、チームバスの専属運転手がどんな仕事なのか実感として理解できるはずもなく、漠然と「珍しい仕事が来たなぁ」くらいにしか思っていませんでしたが、「はい、是非やらせてください」と答えました。 ここまで見て下さった皆さん、ありがとうございます。

前半は後ろ寄り、後半は前寄り:川崎フロンターレ対北海道コンサドーレ札幌戦(5月16日)<1>

 ここ何日か投稿を休んでしまった(笑)。一度途切れた分気が楽になったこともあって、これまで毎日投稿に当ててた時間を読書に充てたりもしている。  とはいえ、このリーグ戦が途切れた時期にちゃんと追いついておきたい。今日から何回かは5月16日の川崎フロンターレ対北海道コンサドーレ札幌戦のレビューを。  もう一ヶ月近く前の試合なので復習しておくと、最終スコアは2-0(前半0-0)。アグレッシブなマンマークを仕掛けるコンサドーレにフロンターレが真っ向デュエル勝負で迎え撃った、テンポ