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阪神タイガース 記事まとめ

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2021年8月の記事一覧

春は阪神、ようよう混み合う宜野座 ー沖縄の「へそ」うるま市石川のローカル生活(35)

亜熱帯で冬でも温暖な沖縄は、プロ野球の各球団がシーズン開始前に行う「春季キャンプ」の拠点として多くの市町村が選ばれています。2021年の時点では12球団中9球団(ソフトバンク、西武、オリックスが宮崎のみ)が沖縄県内でシーズン開始に向けて練習に励んだようです。 沖縄観光業にとってプロ野球球団のキャンプは、本来オフシーズンの2月に観光客を呼び込める起爆剤の一つです。僕は元々阪神タイガース贔屓で、2016年から監督に就任した金本知憲監督が好きだったこともあって、2

糸原健斗の起用法のお話

こんにちは、Ssuです。ペナントレースも後半戦に差し掛かり優勝争いが熱くなってますね。今回まあnoteを書いてみようとふと思い立ったわけなんですが、というのも今旅の途中でして、機内でiPhoneに文字を書き殴っております笑 さて一作目なんですが、最近TLをかなり賑わせている糸原健斗選手について書いていこうと思います。 なぜ糸原健斗は叩かれるのか これはもうご存知の通り、最近の糸原は攻守において低パフォーマンスが続いているからです。糸原はもともと守備の得意な選手で

苦難を乗り越えた両打ちの大砲

打率.349、47本塁打、135打点、OPS1.097、本塁打王、打点王、ゴールデングラブ賞、シーズンMVP。これは、メル・ロハス・ジュニアが昨年韓国リーグ(KBO)で築いた実績だ。そんなロハスには夢がある。それは、父がプレーしていたMLBで活躍することだ。そしてその夢に近づくため、ロハスは日本行きを決めた。日本で韓国時代に劣らぬ好成績を残し、夢を叶えるつもりだった。しかし、日本での最初の半年、彼が残した成績は打率.098、1本塁打、3打点、OPS.321だった。にわかに信じ

阪神二軍レポート【7月編】

普段あまり二軍戦までチェックできてないというファンの方も多いと思うので、ここでは二軍がどんな状況なのか少しでもお伝えできればと思っています。また、これを毎月投稿することで、後から振り返ったときに起用法や成績の変化が見られればと思います。 3・4月分はこちら 5月分はこちら 6月分はこちら 1.スタメン(打順) 島田、小幡の1・2番コンビが定着。さらに4番には井上、5番には復調を目指す陽川でほぼ固定され、これほど大方固定されるのは二軍のスタメンとしては珍しいといえる状態とな

「神様じゃなくていいから」

20~30年前にファンだったあるプロ野球選手のことを、最近よく思い返す。 現在応援しているサッカー選手と似ているかも、とふと思ったのがきっかけだ。 現在のご贔屓選手は、Jリーグ川崎フロンターレの山村和也選手。そして当時のご贔屓選手とは、阪神タイガースにいた八木裕さんである。 まず、お二人とも180センチ超えの長身。八木さんは長距離バッターで、山村選手のきれいなロングパスやミドルシュートと通じるところがある気がする。なにより、控えめで穏やかな雰囲気と、クールな職人っぽさが

【佐藤輝明】前半戦ベストホームランランキング5選

佐藤輝明とはオープン戦からあらゆる長嶋茂雄や王貞治の記録を掘り返し、前半戦だけで20本塁打を放ち、球団ホームラン新人記録の田淵(22本)どころか日本記録(31本)を塗り替えるであろう化け物である。 何度も言うが大卒で新人のしかも早生まれでこの数字は圧巻であり、その打撃練習には柳田選手(SB)や山賊軍団が観察し、驚嘆を隠せないほどのまさに「怪物」と呼ぶに相応しい選手だ。正直一番びっくりしているのは阪神ファンなのだが。 そこで、佐藤輝明の全打席を見た私が選ぶ印象的だったホーム

みんなが柱だ! 2021年型タイガース

オリンピックも閉幕し、金曜日からいよいよ再スタートです。 オリンピックに参戦した3選手、おつかれさまでした。個人的には、決勝戦の8回、西武・平良投手の登板かと思いきやマウンドには岩崎優投手、の場面が一番しびれました。しかもワンポイントでもなく1イニング。この大事な場面を任されるとは評価されているんだなーと大変嬉しく思いました。そして、よくぞのゼロ封。 青柳投手は結果としては残念でしたが、そういうこともあります。不思議と相手チームの左打者とのリズムが合ってしまっていた印象で

広大な空に夢のアーチを

今日、8/10は夏の甲子園開幕日だ。青い空と照りつける陽射しの下でサイレンが響き渡るのは、2年ぶりとなる。そして、その2年前、世界を取り巻く状況が今と大きく違っていたあの頃、今と変わらぬ広大な空に最高のアーチをかけた選手がいた。現阪神タイガースの井上広大(こうた)だ。 2019年夏の甲子園。井上の所属する履正社高校(大阪)は激闘を勝ち抜き、星稜高校(石川)との決勝戦を迎えていた。星稜高の投手は現東京ヤクルトの奥川恭伸。奥川は150km/hの速球とキレよく曲がるスライダーが武

新庄に税金の助言をしたら…「税金って何ですか?」【野田浩司連載#10】

前の話へ / 連載TOPへ / 次の話へ 衝突した大石投手コーチが実は陰でアピールしてくれた 阪神時代の恩人といえば、大石清投手コーチですね。僕が3年目(1990年)に一軍に上がってこられて、いろんなことを教わりました。グラウンドの内外で付きっきりで手取り足取り…。ほとんど技術指導ですね。今までこんなに熱心に教えてくれた人はいなかったくらいでした。おかげでプロとして成長できた時期。でも…。感謝はしても、あまりに言われ続けたらこっちも疲れてくることもあります。同じことばかりだ

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まさかの阪神入団、宿敵の巨人戦は「7時までは絶対にマウンドを降りたらあかん」【野田浩司連載#9】

前の話へ / 連載TOPへ / 次の話へ 社会人生活1年で廃部が通達された 巨人のスカウトの誘いを断り、僕は社会人の九州産交に進みました。バス会社なんで仕事は運転手の管理です。こっそりバスに乗り込んで運転手の乗務態度をチェックしたり、電話番とか、ワープロで管理したり。野球をやりに行っているから勤務時間は普段が9時から昼12時くらいですね。昼から練習です。  金属バットだし、フォークもまだ大したことないし、よく打たれましたよ。チラホラとスカウトも見に来ていたけど、いつも打た

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