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みんなが柱だ! 2021年型タイガース

オリンピックも閉幕し、金曜日からいよいよ再スタートです。

オリンピックに参戦した3選手、おつかれさまでした。個人的には、決勝戦の8回、西武・平良投手の登板かと思いきやマウンドには岩崎優投手、の場面が一番しびれました。しかもワンポイントでもなく1イニング。この大事な場面を任されるとは評価されているんだなーと大変嬉しく思いました。そして、よくぞのゼロ封。

青柳投手は結果としては残念でしたが、そういうこともあります。不思議と相手チームの左打者とのリズムが合ってしまっていた印象です。でも、引きずらず、稲葉監督の誕生日祝いを唄いチームを盛り上げる姿、その精神的強さが青柳投手の良いところですね。

梅野選手、久しぶりの控え経験。野球や役割を見つめなおすいい機会のなったのではないでしょうか。後半戦、再び毎試合マスクをかぶる中でチームをいままで以上に背負っての梅野選手の奮闘が観れそうです。

3選手ともケガ無くチームに戻ってこれるようで良かったです。しびれる1試合で勝つことの難しさ、チーム団結の重要性などをタイガースナインに持ち帰って伝えて欲しいと思います。

オリンピックを観ながら、後半戦のペナントレースを思い描いたときに、各チームの「精神的支柱」という点を考えました。オリンピックでの姿を見ていても、おそらく巨人では坂本選手がその役割。投手では菅野投手でしょうか。ヤクルトは山田選手や、ベテラン青木選手でしょうか。そこに、若武者・村上選手がからむ。

我がタイガースはどうか。以前における金本選手や藤川投手のような1人の強烈な「支柱」はいない感じ。チームが苦しいときに、誰が引っ張るか、鼓舞するかという点では巨人やヤクルトに劣るかもしれません。

しかし、タイガースらしい「支柱」の形もあるかも、とも思います。公式Youtubeチャンネルで、2つの対談が公開されています。1つは、大山選手×近本選手。チームリーダー候補の対談。もう1つは、佐藤選手・中野選手・伊藤投手の活躍ルーキー3選手。この対談をみていると、タイガースのベンチの雰囲気が想像でき、「強烈な1本の支柱」だけではない「2021年型タイガースの支柱構造」が見えます。それぞれの特徴で引っ張り、カバーし合うような形。誰かに依存するわけでもなく、しっかり自分の役割を意識しながらチーム全体をそれぞれが考える、など。

近本選手×大山選手の対談の中では、北條選手のことが語られていました。北條選手がベンチにいないと寂しくなると。まさしく支柱の1つなんだなと。パッと思い浮かんだのは、1985年における川藤幸三さん。選手としては5試合に1回くらい代打に出るくらいで、もちろん守備固め・代走もできない。しかし、130試合ずっと一軍登録でした。もちろん北條選手は選手としてもっと活躍すべきですが、しかし、ベンチの中で大きな役割を担っている。2021年型川藤がここにいました。

1か月のブレイクがあったことで、後半戦がどのようなスタートになるか想像つきません。3月・4月のようにダッシュできるのか、はたまた、交流戦後のような苦しい戦いが続くのか。いずれにせよ、おそらくは9月下旬・10月までギリギリの優勝争いが続くでしょう。その中で、2021年のタイガースらしい形をつくり、優勝を勝ち取って欲しい。

さあ、金曜日から戦い再開だ!

だいちゃん


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