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ファジアーノ岡山 記事まとめ

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2023年11月の記事一覧

【頂への挑戦】『模索続けたゴールへの道筋』~ファジアーノ岡山2023年のビルドアップ~

着手した自陣からの攻撃の構築2023シーズン、ファジアーノ岡山はゴールへの道筋を模索し続けた。着手したのは、自陣からの攻撃の構築だ。 木山隆之監督が就任した昨季は、ロングボールが主体だった。前線にはJ2離れした空中戦の強さを誇るFWミッチェル・デューク、最終ラインには高精度のロングフィードが持ち味のDFヨルディ・バイスが君臨する。“相手コートでサッカーをする”というコンセプトのもと、彼らをはじめとした選手の力を最大限に引き出すためには、手数を掛けることなく相手陣内にボール

【ウェビナー告知】12/11(Mon)「“オシムの一番弟子”は全社&地域CLで何を考えたのか?」間瀬秀一(wyvern監督)〜 #ハフコミ 隔週報 vol.66

「日本サッカーのピラミッドの中腹(ハーフウェイ)から活性化させて、日本サッカー全体を盛り上げていく!」  そんな思いから2021年2月にスタートした、ハフコミ(ハーフウェイオンラインコミュニティ)。2023年には3年目を迎えることとなりました。  前回のハフコミウェビナーは「秋春制は日本サッカーのピラミッドに何をもたらすか?」と題し、Espoir Sport代表の長岡茂さんにお話いただきました。  次回のウェビナーは12月11日(月)に開催。「“オシムの一番弟子”は全社

2023ファジアーノ岡山にフォーカス54『 凍てつく涙と共に〜再起〜 』J2 第42節(A)vsツエーゲン金沢

1、いつか決着を〜始発〜  前日に金沢入りをした。この時は、曇でまだ暖かかった。しかし、試合当日は、42試合分の辛さが心に染みるように、気持ちと体を冷やす豪雨と風が、石川県西武緑地公園陸上競技場に容赦なく襲いかかった。  この状況でもチームを応援するサポーターは、今日これなかったサポーターの想いを背負い、スタジアムにやってきた。  選手は、その気持ちに応えるように戦った。両チームが、目指してきたものを失い、本来であれば、モチベーションを高く保つことは難しい試合であった

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【ファジサポ日誌】82.2023シーズン ファジアーノ岡山を振り返る

各番記者さんや、ライターさんのシーズン振り返り記事はいずれも素晴らしいもので、目標であったJ2の「頂」に昇り詰めることが出来なかった今シーズンに無念を感じながらも、拝読することで特に気持ちの面を整理することが出来ました。 趣味でレビューしている筆者が改めて振り返られる内容はそれ程無いのかもしれませんが、書くことで1シーズンを記録してきた者として、やはり振り返りは行いたいと思います。せっかく書きますので、筆者独自の切り口で綴ってみたいと思います。 1.目標は適正であったか?

【頂への挑戦】『サッカーは”人間がする”スポーツの再認識』~2023シーズン総括~

期待感に満ちて迎えた2023シーズン期待感に満ちて迎えたシーズンだった。 昨季にクラブ歴代最高の3位(勝点72も最多)という好成績を残し、主力のほとんどが残留し、ポテンシャルを秘めた若き力が加わった。 個人的にもキャンプを含むプレシーズンの取材も初めてだった。シーズンの開幕に向けて、どのように準備を進めていくのか。チームが始動してからの様子を目に焼き付けようと、気になったこと、印象的なことをノートに殴り書きながら追いかけた。宮崎キャンプでは練習試合で鹿島、熊本、甲府を相

【ファジサポ日誌】81.2023J2リーグ 昇格予想の答え合わせ

まだJ1昇格プレーオフを残す状況ですが、2023シーズンJ2の順位が確定しましたこのタイミングで、年始の昇格レース予想の答え合わせをしてみたいと思います。 まずは、予想を振り返ります。 予想記事を要約しますと、 自動昇格圏(2位以内)2チーム ① 清水エスパルス ② 徳島ヴォルティス プレーオフ圏内(6位以内)6チーム ③ ベガルタ仙台 ④ ファジアーノ岡山 ⑤ モンテディオ山形 ⑥ FC町田ゼルビア ⑦ ジュビロ磐田 ⑧ ツエーゲン金沢 それでは「無印」のクラブも含め

ファジアーノ岡山2024年補強プラン

はじめに 初めましての人は初めまして、shiroです。 よろしくお願いします。 2023J2リーグのシーズンを終えて、ファジアーノ岡山は今年も昇格することは叶いませんでした。 いまひとつかみ合わなかったシーズンにはなってしまいましたが、リーグは2月にすぐ開幕してしまうので、いつまでも過去を見ていられません。 今回は来年"昇格"するために、人員整理と補強の2つ観点から、来年のチーム編成について話していこうと思います。 退団の部分では選手に対する否定的な意見も多少は書くつもりな

【ファジサポ日誌】80.涙雨と空~第42節(最終節) ツエーゲン金沢vsファジアーノ岡山~

※カバー写真は、のと鉄道の車窓から、穏やかな里海、能登湾です。 以前にも書いたことがあるかもしれませんが、金沢には筆者が個人的に尊敬しているサポーターさんがいます。 なぜ尊敬しているのか? どんな時もチーム、選手に対する「まなざし」に変化がないのです。 勝っても負けても、応援している選手の調子が良くても悪くても、応援している選手が試合に出られても、出られなくても変化がないのです。 金沢は来シーズンからJ3に戦う舞台を移します。 おそらく本音の部分では様々な「想い」、「想

Macao Pimienta監督の手記#1

Macao Pimienta監督2023年シーズン初め、ファジアーノ岡山の監督にMacao Pimientaとして就任した。 41歳がJ2チームに監督として就任するのは現代サッカーの若手監督の就任が著しいことからも珍しくはない。 今回のプレイの最終目標は国内リーグ、カップの制覇、ACLの優勝を目指す長期企画として進めていきたい。 また、今回の能力についてはFMの推奨する能力を使用したいと思うが、言語設定で第二言語に英語を設定した。 (一応この設定の裏付けとして苗字をPi

【レビュー】『去る者見せた、意地と覚悟』~第42節ツエーゲン金沢VSファジアーノ岡山~

試合結果スタメンマッチレポート19試合目の引き分け。 “ラストプレーの気持ち”が見えた90分 岡山は前節から先発4選手を変更。山田大樹と木村が8か月ぶりに先発に名を連ね、長期離脱から復帰した永井が今季初先発を飾った。 突然の出来事だった。岡山が不本意な形で試合を動かす。12分、自陣でのビルドアップにミスが発生。相手のプレスを背中で受けた田部井のバックパスが、自陣ゴール前にいた相手FWへ一直線に転がっていく。そのまま林に流し込まれ、先制を許した。 予想だにしないミスによ

#1【環境関係】使っているmodなど

ご挨拶監督の皆様方、こんにちは。 マカオと申します。 X(旧Twitter)←この言い方なんか旧ユーゴスラビアみたいでいいっすよね ではFMのことばっかつぶやいているFM2020からプレイ中のポーチャー大好きマンです。 今回の記事では初投稿ということもあり自分の使っているmodの紹介という、「最初は安易な記事にしよう」という魂胆が見え見えな執筆をしております。 しかしながらこのmod紹介で、新規FMプレイヤーの皆様だけでなく、顔グラ無し地獄やアシスタントマネージャーと

【プレビュー】『ラストマッチとの向き合い方』~第42節ツエーゲン金沢VSファジアーノ岡山~

マッチプレビュー最後は笑顔で終わりたい。両者が目指す有終の美 最後に喜ぶ姿が見たい。3分2敗で2023シーズンの最終節を迎えた岡山が望むのは、勝利だ。J2の頂を目標に掲げた今季は苦しかった。勝ち切れない試合が続き、引き分けの数はリーグ最多の18。目標と結果の狭間で心が揺れ動き、悲願達成の難しさを再認識するシーズンだった。それでも、クラブ・チームをサポートするファン・サポーターの姿勢は最後まで変わらなかった。J1昇格の可能性が消滅して臨んだ前節・秋田戦(●0-2)でも、9千

2023ファジアーノ岡山にフォーカス53『 視線の先に~景色~ 』J2 第41節(H)vsブラウブリッツ秋田

1、気持ちの向け処~哀愁~  プレーオフ進出の可能性も完全に消えた中で、ホーム最終節。多くのイベントなどと重複する中で、スタジアムに足を運んだ方は、1万に届かなかった。13,000を想定したフラッグは、多く余ることとなった。  この試合に向けて、どういった気持ちで望むのか。その場に足を運んで多くの人が、そういった中での難しい気持ちでこの試合を迎えた。  いつもであれば、メインスタンドの岡山側で、起こる岡山もコールに呼応する人の声量は小さく、子どもが大きな声を出して、チ

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【ファジサポ日誌】79.「頂」を目指した果てに~第41節 ファジアーノ岡山vsブラウブリッツ秋田

前回栃木戦のレビューで、プレーオフを目指す戦いは実質的に終わりを告げたと述べましたが、11/3(祝金)に開催されました甲府-熊本で甲府が勝利したことにより、この時点でのプレーオフボーダーは勝点64になりました。 ファジアーノ岡山は残り2試合を連勝しても到達できる勝点は63までということになりますので、このボーダーには及びません。 正式に今シーズンのプレーオフ進出の可能性、言い換えるならJ1昇格の可能性は無くなったことになります。 一方クラブは、先週の栃木戦終了後から今季限り