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ファジアーノ岡山 記事まとめ

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2022年10月の記事一覧

2022ファジアーノ岡山にフォーカス40『 ココロヒトツニ 』プレーオフ1回戦 vsモンテディオ山形戦

 前日に車にかけていたキーホルダーのチェーンが切れた。不吉なものを感じたが、ミサンガと思い込み当日を迎えた。早朝に家を出て、現地に到着した。結果と内容は、岡山サポーターにとって、ショッキングなものであった。率直な気持ちと、前に進む気持ちをもって、この試合の激闘を振り返りたい。 1、受け入れられない現実  試合は、0-3の完敗に終わった。今季でのJ1昇格の夢、希望、全てが完全に潰えてしまった。岡山の選手達の表情は、険しかった。これが、現実なのか、これが、夢なら覚めてくれ。直ぐ

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【レビュー】『歴史を塗り替えた2022年の結末』~J1参入プレーオフ1回戦ファジアーノ岡山VSモンテディオ山形~

試合結果スタメン マッチレポート残酷な結末。幕を閉じた岡山のJ1への挑戦 J1参入プレーオフ1回戦、3位・岡山がホームに6位の山形を迎えた。11,853人が駆け付けたCスタが“ファジレッド”に染まってキックオフすると、いきなり先制点を許す。5分、半田の縦パスを受けた山田康が1タッチでスルーパスを送ると、抜け出したディサロがシュート。1度は堀田が足で弾くも、こぼれ球をディサロに押し込まれた。岡山は輪笠と柳でマークを受け渡す形で山田康を警戒していた。しかし、攻撃から守備の切り

ファジアーノ岡山を知らなかった僕から見るクラブの存在

発起人は岡山生まれ岡山育ち 岡山生まれ岡山育ちの上京大学生だからできること|Sircle シャクル|note 創設した自分は東京生まれ東京育ち なぜサッカー×社会貢献のSircleを作ったのか|Sircle シャクル|note そんな自分が1月に発起人の提案を受け、イベント実施までの約9か月間は、ファジアーノ岡山を深く知る機会でもありました。 ファジアーノ岡山を知らない僕だからこそ気づいたことをこの記事で配信します。 ファジアーノ岡山の第一印象提案を受けた際は、お恥ず

【ファジサポ日誌】28.もっと助け合おう~第42節(最終節)vs東京ヴェルディ~

こんにちは。 リーグ戦最終節は現地で見届けたいと早い段階で遠征を予定していました。 見届ける瞬間はJ1自動昇格の歓喜なのか、プレーオフの順位を争う戦いなのか? いずれにしましても、高い確率で何らかの勝負を決める試合になると予想していましたが、そんな予想はあえなく外れました。 前節ホーム最終戦で秋田に敗れたことにより、J1自動昇格の可能性は消滅し、4位熊本、5位大分も敗れたことにより、岡山の3位も確定。 悪い言い方をするなら「消化試合」の最終戦となってしまったのです。 し

ファジアーノ岡山をJ1へ導く。名将木山隆之監督の引き算の流儀

序今月23日にJ2最終節を終え、残すはJ1参入プレーオフを残すのみとなった。J2の3~6位のチームが勝ち抜きトーナメントで対戦し、勝ち残ったJ2チームはJ1の16位と対戦して昇降格、残留を決する。 30日から始まるこの決戦に臨む今季J2の3位ファジアーノ岡山の戦いぶりは見事なものだった。多彩な陣形を使い分け、前線の個の力を引き出すような絶妙な配置、そして惜しみないハードワークで上位進出へ決めた。 このチームを上位へ押し上げたのは、木山隆之監督だ。これまでJ2で岡山を入れて

2022ファジアーノ岡山にフォーカス39『 木山監督とプレーオフ 』

 有馬 賢二 前監督の後任として、J1での指揮経験のある監督という情報が出た時に、一番木山 隆之 監督に就任して欲しいと考えていた。そして、就任の発表があった時に、私は嬉しく、チームのJ1昇格への期待は大きくなった。やはり、愛媛でのプレーオフ進出の快挙が、とても印象が強い。  そして、ストーブリーグでは、23ヨルディ・バイスや7チアゴ・アウベスといった今までの岡山では、想像できない選手の多くの加入が発表される中で、私は、岡山を6位予想で、願望は2位と期待したシーズン。  

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【私的】2022・J1参入プレーオフ 1回戦:観戦ガイド【ファジアーノ岡山視点】

ついに2022シーズンのJ2リーグ42試合が終わった。ワールドカップがあるため例年よりかなり早い。まるでプロ野球のようだ。 ファジアーノ岡山はJ2リーグの3位で42試合を終えた。非常にエキサイティングなシーズンであったが、惜しくもJ1自動昇格はならず。しかし、エクストラステージたる「J1参入プレーオフ」の出場権(と、3位賞金500万円💰)を手に入れ、これに臨むこととなった。 この「J1参入プレーオフ」を勝ち抜けば、クラブ創設時からの悲願たる「J1昇格」がついに手中に収まる

ファジアーノ観戦記 2022年10月23日 東京ヴェルディ戦

2年ぶりの味の素スタジアムこの日の試合で2022年の42試合目、今年のリーグ戦はこれで最後。前回の41戦目で3位が確定、自動昇格は無くなった。 最終戦に行こうか迷ったが、横浜FC戦の時に比べたら心穏やかに見れるだろうし、もしかしたらこの後移籍する選手がいるかもしれない。今年のメンバーを目に焼き付けたい!という気持ちが大きくなり、2年ぶりの味の素スタジアムへ。前回の味の素スタジアムは観戦人数の上限が設けられ、旗も太鼓も声出しの応援もなかった。台風の接近もあって天気も悪く、どこか

J2でもっとも美しい攻撃的なサッカーは軽やかに相手ゴールへと迫る

モンテディオ山形について1984年に山形日本電気のサッカー部として誕生すると、1996年にモンテディオ山形に改名。 1999年のJ2創設時よりJ2リーグに参入しており、2009-2011、2015シーズンにはJ1を経験している強豪チームだ。木山隆之監督も2017-2019シーズンに指揮をとっている。 クラブ名のモンテディオはイタリア語の造語で「山の神」を意味する。マスコットはカモシカの軍神ディーオだ。 今季は17勝12敗13分と勝ち越しており、最終節に2連勝したことで徳

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『本山遥の東京V戦』について語り合うファジサポのAとB

「あの選手使えねー」「いらねー」みたいな声をどう考えるか B「あのさあ」 A「お、どした?」 B「東京V戦みたよね?」 A「もちろん観た」 B「あの試合の2失点目、本山遥がバックパスをミスっちゃったじゃない?」 A「うん」 B「それもあってか現地で試合観てて、ブツブツ”本山dis”を延々やるヤツがいてさ・・・なんかめっちゃムカついて!!!」 A「あー・・・それは災難だったね・・・」 B「試合に負けたことも悔しいけど、そういうことがあったから余計モヤモヤするし

2022ファジアーノ岡山にフォーカス38 J2 第42節 vs東京ヴェルディ『 先を見据えて 』

2022 J2 第42節 味の素スタジアム 東京ヴェルディ vs ファジアーノ岡山  J2リーグの最終戦は、2-0の完敗に終わった。終盤戦の敗戦をどう捉えるかで、この試合の評価も変わってくる。まず断っておくが、岡山は決して“手を抜いていた”訳では無い。モチベーションの部分での違いこそあるが、“戦い方を変更した”上で、全力で戦っている。  その結果の2-0という結果であって、チーム状況によっては、岡山が勝利できた可能性も充分考えられる。  試合のテーマは、昇格争いをしてい

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【レビュー】『出し切った膿』~第42節東京ヴェルディVSファジアーノ岡山~

試合結果スタメンマッチレポートリーグ最終節に敗れて2連敗。不安を残してプレーオフへ。 岡山は前節から先発6選手を変更して、最終節に臨んだ。3位が確定しており、次週のプレーオフに向けたコンディション調整にも見えたが、出場機会を得た選手たちは立ち上がりからアグレッシブにプレーした。中盤で起用されたムーク、仙波、本山が鋭い読みと反応でセカンドボールを回収して、攻撃につなげていく。3分、ピッチ中央でムークと仙波が相手を挟み込んでボールを奪取すると、佐野が切り返してPA左からシュート

2022ファジアーノ岡山にフォーカス37 J2 第41節 秋田戦『 信じる力 』

2022 J2 第41節 Home ファジアーノ岡山 vs ブラウブリッツ秋田  自動昇格が、完全に消滅したファジアーノ岡山。本来であれば、失意で落ち込んでしまう状況である。しかし、両クラブのサポーターによって、作り出された独特の雰囲気が、選手や監督の前に進む勇気へと繋がった試合となった。  試合後に、対戦相手のクラブへの敬意を大事にしている秋田の姿勢は、この試合の敗者であるサポーターやチームにとって、救われる部分がある。こういった気持ちを岡山サポーターである私としても大

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【自由研究】ファジアーノ岡山:39・40・41節(前編)

10月以降に執り行われた、39節・金沢戦、40節・甲府戦(ここまでアウェー)、そして41節・秋田戦(ホーム最終戦)に至るまでの、3試合に関する振り返り記事です。 自動昇格の可能性を残したまま、欲を言えば自動昇格したいな!という想いがある中で、しかしそれは「1敗でもすれば極めて厳しくなる」というイバラの道。今までに味わったことのない重圧・プレッシャー、ひりひりするような感覚の中、岡山の選手・サポーターとも、勇気をもって立ち向かっていきました。 この3試合で戦った相手は、「引い