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#サッカー日本代表観戦記 まとめ

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11月13日・18日に国際親善試合を戦うSAMURAI BLUE(サッカー日本代表)を応援するお題企画「#サッカー日本代表観戦記」をはじめます! 試合のレビュー・プレビューはも… もっと読む
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お題企画「サッカー日本代表観戦記」、優秀作品を選ばせて頂きました!

noteさんと共同で、11/11-27に募集したお題企画「#サッカー日本代表観戦記」。 JFAスタッフも審査に加わり、スタッフで全ての投稿作品を読ませていただいて、優秀作品を選定しました。 約100件もの投稿をありがとうございました! どれもこれも素晴らしい記事ばかりで、悩みに悩んで3つに決めました。(予定よりも発表が遅くなりごめんなさい) それでは早速、優秀作品を発表します! 1つ目は… 陽(yo)1人旅がスキ🍻様の【ありがとうの「カズダンス」】!! 決め手は、3・

サッカー日本代表の『強さ』を公式化できないか?

こんにちは。Kid.iAです。 Jリーグやプロ野球も優勝が決まり、大好きな「スポーツ」を楽しむ今日この頃です。 そんな私が創作する本note「Toi Box」ですが、今回初めて「スポーツ」に関連した問いについて考えていければと思っています。 タイトルは「「サッカー日本代表の『強さ』を公式化できないか?」です。 私はスポーツの中でも特に「サッカー」が好きで、たまの休みには息子とボールを蹴ったり、Jリーグや海外サッカーの試合に一喜一憂しています。 当然日本代表の試合も毎

だから私は、森保一監督を応援することにした

EAFF E-1 サッカー選手権 2019 決勝大会。 メンバー発表の日。 平日だけれど私にとっては休日だったこの日。 渋谷でコーヒーを飲みながらボーッとしていました。 表面上はね。 というのも、このメンバー発表が気になって仕方がないのでした。 実は、この休日の次の休日から3連休が決まっていまして。極寒になる前に韓国に行って買い溜め(主に化粧品とか)をしておきたいと思っていたので、申請しておいたのです。 詳しく書くのは控えますが、ひとりで韓国行くのは危ないよ〜と家族や

私にとっての サッカー日本代表⚽

JFAで、「サッカー日本代表観戦記」というお題企画が始まったということなので、少し今までの自分の振り返りも含めて書いてみます。 普段文章を全く書くことがないので、言い回しが変だったりしますが、そこはご了承ください。 " サッカー日本代表 " このワードを聞くと必ず私は今の自分を見つめ直します。 それは何故か。 私にとっては、サッカー日本代表、SAMURAI BLUEは私を変えるキッカケになった大切なものだからです。 私が初めて見た、日本代表戦は最後の国立

どんな時でも俺たちがそばにいる

2002年、日本と韓国で開催されたサッカーワールドカップ。 注目が集まった日本代表のメンバー発表で、背番号10番として名前が呼ばれたのは、サプライズ選出の中山雅史だった。 有力候補だった中村俊輔は、落選した。 原宿の大きな看板は10番の俊輔なのに。 「W杯開幕迫る!」と謳われたテレビやサッカー雑誌では、俊輔はメンバーに入る前提だったのに。 当時小学5年生の僕は、俯きながら記者会見をする俊輔の姿を、テレビ越しに呆然と見つめていた。 初めて日本がワールドカップに出場した19

ロシアW杯 観戦記|日本 vs ポーランド|3

 場内にスターティングメンバーが発表される。まずは日本から。スクリーンをじっと見つめる。川島、長友、柴崎、この三選手は今までと変わらない。続いて岡崎、宇佐美、武藤、山口、酒井宏、槙野、酒井高、吉田とアナウンスされる。やはり、予想通りのメンバーが発表された。このメンバーで準備をしてきたことだろう。事前に報道されたとしても、それだけを理由に変更を加えることも難しい。西野監督が確固たる信念を持って選んだ選手たちだ。昌子は攻守、特にセネガル戦ではビルドアップでもチームに貢献していただ

オーーー、ニッポン!

2008年5月24日。 初めてプロサッカーの試合を生で観たのは日本代表の試合だった。 サッカーを始めて間もないころ、所属していたサッカークラブで日本代表戦を観戦しに行こうという企画があり、それに参加した。 たしか親父は仕事があったので、母と妹と僕の3人で参加した。 その当時知っている日本のサッカー選手は名古屋グランパスに所属している選手くらいだったが、グランパスから日本代表に選ばれている選手が何人かいたので楽しみにしていた。 試合当日、小学校で大型バスに乗り込み、ク

ありがとうの「カズダンス」

3.11。 日本人にとって忘れられない、いや、決して忘れてはいけない特別な日。 あの日、皆さんはどこで何をしていましたか? 2011年3月29日。 その日、東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチが大阪の長居スタジアムで開催された。 それぞれの想いを抱えたままスタジアムに集まった観客は40,613人。 その中の1人が、まだ中学生の僕だった。 当時の僕は、北海道の田舎町に住む中学生。 クラブチームに通うサッカー少年でした。 あの日は練習が休みで、ゆっくり家に

ロシアW杯 観戦記|日本 vs ポーランド|2

 売店の近くに設置された赤いスタンドで、観戦に向けての体力を温存する。この暑さは試合展開にも影響を与えるだろう。月並みだが、中東の地で開催されるワールドカップの最終予選も含めて、こういった環境で試合を戦う選手たちのタフさには驚愕するばかりだ。プレーはもちろんのこと、判断が鈍ってもおかしくはない。そういった意味で、戦前の予想がどこまで正確かは脇に置いておいたとしても、ターンオーバーをすることは現実的な選択だと実感させられる。  それにしても、以前にも述べた報道では、コロンビア

ロシアW杯 観戦記|日本 vs ポーランド|1

 ヴォルゴグラード・アリーナの前でパヴェルと別れ、道筋を探しながら、指定されたゲートへと向かう。一つしかないのか、僕と蓮木くんのチケットには同じゲートが記されている。今回は席も近いようだ。時刻は三時七分、観光は思ったよりも早く終わった。柵で仕切られた長い通路を右に左に進んでいき、ゲートへと辿り着く。今までと同じように、チケットとファンIDを見せ、荷物の検査を受ける。確認は厳しくもなく、すぐに場内へと入ることができた。ルジニキ・スタジアムで体験した苛烈さから比べると、同じ大会と

ロシアW杯 観戦記|日本 vs セネガル|3

 マス目が変わるように、徐々に客席のオレンジがさまざまな色で埋められていく。両チームの選手が試合前の練習に姿を現す。当然ではあるが、僕の周りには多くの日本人がいた。一眼レフを真剣に構え、シャッターチャンスを狙う男性。黄色い声とともにスマートフォンを掲げ、選手たちを撮影する女性。会場にはそれぞれのチームにMCが立ち、サポーターたちを盛り上げる。それに呼応するかのように日本を応援するチャントが流れる。練習での先発組と思われるメンバーはコロンビア戦と同じ。芝生とボールをスパイクに馴

ロシアW杯 観戦記|日本 vs セネガル|2

 穴の細かいフェンスのような外壁には彩り豊かなLEDが無数の色を解き放っていた。「必勝」の鉢巻きを配る日本人サポーターの姿も見える。別々にチケットを購入した僕と蓮木くんは別々の席に座る。僕たちは帰りの待ち合わせ場所を決めて、それぞれのゲートへと向かう。ゲートを見つけ、入念なボディチェックを受けてから中に入る。スタジアムに入る際はファンIDとチケットをかざし、グリーンのランプが点灯してからゲートが開く。スタッフの男性が”Enjoy”と声をかけてくれる。コンクリートがむき出しのせ

普段代表戦を見ない僕が「代表戦面白い!」と思ったある試合

Korinです。 僕は普段Jリーグの試合をよく観に行きます。昨年アウェーだけで10試合は超えましたでしょうか。 しかし、日本代表の試合はそんなに観に行きません。誘われて重い腰を上げるレベル。生まれてから現地観戦は3試合ほどしかしていません。 W杯本番になると1試合1試合オンタイムで見ますが、国際親善試合などはわざわざライブで見る機会もほぼありません。 むしろ周囲の人から「昨日代表の試合やってたね!」と話しかけられて「え、昨日日本代表の試合だったんだ!」となることもしば

ロシアW杯 観戦記|日本 vs セネガル|1

 徐々に視界が開く。身体に疲れは残っているが、仮眠のおかげで頭はすっきりした気がする。外の喧騒は眠る前と何も変わらない。大勢の人がいる気配。その空気が音として伝わってくる。太陽は永遠に終わりが訪れないかのように、光沢のある日光は輝きを失わない。時刻は三時三十分を過ぎたところ。目覚まし時計が鳴る前に目が覚めてしまったようだ。隣のベッドでは、蓮木くんが寝息を立てていた。四時までまどろみの中で意識を整える。  四時を迎え、二つの目覚まし時計が静寂を突き破るように振動音を鳴らす。僕