#読売巨人軍
キャッチャー「三本の矢」が優勝の原動力。巨人が4年ぶりのセリーグⅤ。捕手出身の阿部監督の光った采配。捕手3人の使い分けでチームに安定感
キャッチャー「三本の矢」というのがふさわしいチームだ。巨人が4年ぶりにセリーグ優勝を果たした。捕手出身の阿部慎之助監督が就任1年目にして名門チームを復活させた。その名采配は捕手の使い分けにあったと思える。小林誠司選手(35)、大城卓三選手(31)、岸田行倫選手(27)の捕手3人を巧みに起用することで、チームに安定感が生まれた。 28日にアウェーのマツダスタジアムで行われた広島戦。巨人は優勝マジックを「1」として、優勝目前の試合だった。先発投手はエースの菅野智之投手(34)。
防御は最大の攻撃なり。田んぼで成長した「守備の魔法使い」。巨人・吉川選手が流れを変えるスーパー守備。直後の丸選手のサヨナラ本塁打を呼び込んだ
防御は最大の攻撃なり。巨人の吉川尚輝選手が流れを変えるスーパー守備を見せた。直後の味方の攻撃で丸佳浩選手がサヨナラ本塁打。吉川選手の好守で、巨人が息を吹き返して延長戦での勝利をつかんだ。巨人は終盤に嫌な流れが続いていたが、吉川選手のグラブに救われた。そして、この好守の源泉は田んぼでの守備練習にあった。 28日にホームの東京ドームで行われた首位広島とのゲーム。2-2のまま延長戦に流れ込んだ。 巨人は延長十回2死一、三塁のピンチに陥っていた。ここで相手の3番打者を迎える。その
若者は苦しみを乗り越えるたびに強くなる。巨人の堀田投手が先発で642日ぶりの勝利。2019年のドラ1右腕。ひじや肩のけがを克服
若者は苦しみを乗り越えるたびに強くなる。そう思わせてくれる22歳右腕の好投だった。巨人の堀田賢慎投手が中日打線相手に6回途中まで無失点ピッチング。先発では642日ぶりの勝利を挙げた。2019年にドラフト1位で指名されたプロ5年目。右ひじや肩のけがを克服して、大きな1勝を手にした。 8日に名古屋で行われた中日戦。堀田投手が4月13日以来今季2度目の先発マウンドに上がった。背番号91の右腕は、初回に三者凡退に抑えると勢いに乗った。 五回に二死満塁のピンチを迎えても慌てない。2