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開幕前の『月刊ジャイアンツ』に載っていた、"選手が掲げた今季の公約" を振り返ろう

2024年の3月、開幕直前に発売された『月刊ジャイアンツ2024年5月号』の 46, 47ページに掲載されている「今季の公約」について、前半戦終了時点の今、いち巨人ファンが勝手に振り返っていく。
ちなみに、公約を達成した選手には月刊ジャイアンツから特製パネルがプレゼントされるが、反対に公約を達成できなかった選手からは読者に愛用品のプレゼントがあるそう。25年の1月号か2月号で結果が発表される予定となっている。

公約
選手ごとに掲げた公約と、前半戦での達成状況を振りっていく。なんとなく、達成可能性が高そうな順に振り返っていく。
なお、公約を掲げた選手は以下の11選手。


西舘勇陽

公約:お立ち台にあがる
状況:達成済み

4/7 の DeNA戦でお立ち台に上がっているので、すでに公約を果たしている。
ルーキーながら勝ちパターンを担い、22.2イニングを投げて故障者の穴を埋めてくれた。後半戦の活躍次第では、新人王もありそう。現状では、度会隆輝が一歩リードしてるかな。

萩尾匡也

公約:初ホームラン
状況:達成済み

4/3にバンテリンドームで達成。4/14には東京ドームでもホームランを放っている。『月刊ジャイアンツ5月号』ではオコエ、佐々木らとセンターのレギュラーを激しく争っている様子が描かれている。オドーアが帰ったり、ヘルナンデスが来たり、丸が打ちまくったり、若林が来たり、岡本がレフトを守るオプションがテーブルに載ったり、外野手を取り巻く環境は目まぐるしくて、なかなかポジションがとれないけれど、若手の中では一歩リードしているイメージ。応援歌もできるらしい。

泉口友汰

公約:初ヒット
状況:達成済み

5/8に初ヒットを放って達成。前半戦で26安打を放っている。
門脇が開幕前の期待ほどは活躍できていないなかで、遊撃手のポジション争いで健闘している。ポジションのかぶるモンテスが後半戦から合流してくるので、ポジション争いはさらに熾烈になりそう。
ボール球見極め率が 83.82% とリーグトップクラスに高いのが魅力

又木鉄平

公約:初勝利
状況:未達

前半戦でプロ初登板初先発。6回を無失点に抑えたものの、勝利はつかなかった。後半戦54試合のなかで充分に達成可能な範囲だと思う。

船迫大雅

公約:50登板
状況:未達

前半戦89試合のうち33試合に登板しているので、公約達成までは残り17登板。
後半戦は54試合残っているので、おおむね前半戦と同じペースで登板することができれば達成可能。
毎日のように投げているイメージだけれど、まだ33試合。50登板ってもの凄いな。
個人的には、「公約達成の難しさ」と「達成可能性」のバランスが一番好き。

佐々木俊輔

公約:三塁打数チームトップ
状況:未定

シーズンが終わるまで結果が分からないタイプの公約。『月刊ジャイアンツ』の企画的にはおいしい公約。
前半戦で佐々木が打った三塁打は1本。
佐々木より多くの三塁打を打っている巨人の選手は以下の2人。

  • 吉川尚輝 2本

  • 萩尾匡也 1本

充分に達成可能な範囲だと思う。

浅野翔吾

公約:ヒット10本以上、かつホームラン1本以上
達成状況:未達

要するに「昨シーズン以上の打撃成績」という公約。
今シーズンはまだ0安打にとどまっているけれど、後半戦で一軍に合流する機会があれば充分に達成可能。

堀田賢慎

公約:30登板
達成状況:未達

前半戦では13試合に登板している。うち、7試合は先発登板。
開幕前の堀田は(月刊ジャイアンツ5月号を見ると思い出すが)、オープン戦や台湾遠征でクローザーとしてセーブシチュエーションで登板をしていたので、公約もブルペンピッチャーとしてのものを設定している。
後半戦54試合のうち17試合に登板すれば公約は達成されるので、起用法次第では無理ではない。

松井颯

公約:30登板
状況:未達

前半戦で2試合に登板。
後半戦54試合で30試合に登板すれば達成。
かなり厳しいと思う。

秋広優人

公約:規定打席
状況:未達

143試合を消化すると、規定打席は443。
秋広の前半戦の打席数は36なので、規定までの残りは407打席。
後半戦の54試合で一試合に7打席以上のペースで立たなければならず、達成は現実的でない。

菊池大稀

公約:65登板
状況:達成不可能

昨シーズンは50試合に登板してチームを支えたものの、今シーズン前半戦の登板は0。
後半戦の全試合に登板しても、65登板には届かず、公約は未達が確定している。

以上、11選手の公約と達成状況でした。
成績や日付に誤りがあったら申し訳ないです。

まとめ
 
船迫の50登板と佐々木の三塁打はシーズン終盤までスリリングに楽しむことができそう。ぜひ達成してほしいものだ。
 開幕前は、秋広も門脇も中心選手として毎試合出るものと思っていたけど、そう簡単にはいかないんだね。

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