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表紙とタイトルに騙されて読まないなんてもったいないラノベの話

この作品の主人公は男子高校生の神田空太。 さくら荘という学生寮に暮らしている。 この寮で暮らす生徒の共通点は、何か問題を起こして一般寮を追い出されていること、そして、夢や目標に向かって邁進していることだ。 例えば、ヒロイン(の一人)である椎名ましろは漫画家を目指している。 イギリスで有名な天才画家でありながら、日本の漫画が好きで、周囲の反対を押し切って日本に乗り込んできた。 漫画家としてデビューするために新人賞に応募する原稿を、毎日徹夜で書いている。 主人公の空太はその

    • 開幕前の『月刊ジャイアンツ』に載っていた、"選手が掲げた今季の公約" を振り返ろう

      2024年の3月、開幕直前に発売された『月刊ジャイアンツ2024年5月号』の 46, 47ページに掲載されている「今季の公約」について、前半戦終了時点の今、いち巨人ファンが勝手に振り返っていく。 ちなみに、公約を達成した選手には月刊ジャイアンツから特製パネルがプレゼントされるが、反対に公約を達成できなかった選手からは読者に愛用品のプレゼントがあるそう。25年の1月号か2月号で結果が発表される予定となっている。 公約 選手ごとに掲げた公約と、前半戦での達成状況を振りっていく。

      • ローマ帝国とキリスト教 -なぜ12月25日なのか-

        この記事は paiza Advent Calender 22日目の記事です。 アドベントカレンダーはクリスマスまでの日付をカウントダウンするカレンダーなので、昨年に続いて、クリスマスにまつわる歴史の話をします。 12月25日12月25日はクリスマスである。 その日が来ると世界中でクリスマスを祝福する。極東の島国であっても例外ではない。 12月25日が何の日かというと、「キリストの降誕を祝う日」である。 しばしば、「キリストの誕生日だ」といわれるが、それは誤りである。 実

        • クリスマス休戦 1914年のクリスマス

          この記事はpaiza Advent Calendar 2020の 22日目の記事です。 21日:paizaのアルバイトが好き勝手開発できるスペースを作りたい 23日:paizaに入り1年が経ちました この記事では、1914年のある地域のクリスマスについて話します。 ちなみに、1914年というと日本は大正時代であり、鬼滅の刃で竈門炭治郎たちが活躍しているのが丁度この辺りの時代設定ですね。  「クリスマスまでには帰れるさ」これはおそらく、人類史上最も有名な死亡フラグのひとつ

        表紙とタイトルに騙されて読まないなんてもったいないラノベの話

          戦争の恐ろしさを伝えることは、ただしい平和教育なのか

          はじめに 今から75年前の、1945年8月。 日本の広島と長崎に原爆が投下された。 かねてより、戦争継続の困難を感じていた大日本帝国は、ポツダム宣言を受諾し、第二次世界大戦は終結した。 戦争を経験した人間はもう多くないけれど、戦争の恐ろしさは忘れまいと、毎年この時期になると各メディアは戦争の悲惨さを訴える。 もちろん、戦争の恐ろしさを後世に伝え続けることは、我々人類の使命であろう。 しかし、日本の平和教育は「戦争の結末」に偏り過ぎているように思える。  もちろん、戦争の恐ろ

          戦争の恐ろしさを伝えることは、ただしい平和教育なのか