マガジンのカバー画像

ロードレース 記事まとめ

2,294
note公式のロードレースマガジンです。ロードレースにまつわる素敵な投稿を紹介していきます。
運営しているクリエイター

2021年8月の記事一覧

TOKYO2020 小倉橋ピクトグラム

東京2020オリンピックのロードレースは、男女ともに東京都府中市の「武蔵野の森公園」をスタートして、東京~神奈川~山梨~静岡の1都3県を通過して富士スピードウェイでゴールする、男子で距離約244km、獲得標高約4,865m、女子で距離約147km、獲得標高約2,692mのコースで争われた。 コースは練習でよく走る「道志みち」や「小倉橋」など含まれていて、世界のトップ選手が同じ場所を信じられない速度で走る姿を見て感動しまくった。五輪を開催してくれて、しかもいつも走ってるコース

ブルターニュ・クラシック2021&ドイツ・ツアー第4(最終)ステージ

ブルターニュ・クラシック今年のツール・ド・フランスのグランデパールの地にもなった、フランスで最も自転車熱の高い地域、ブルターニュ。 そのブルターニュで開催されるワールドツアークラスのワンデーレースがこのブルターニュ・クラシックである。2015年まではGP西フランス・プルエーという名で呼ばれていた。 ブルターニュ地方らしいアップダウンが特徴で過去の優勝者にはアレクサンダー・クリストフやオリヴェル・ナーセン、セップ・ファンマルクにマイケル・マシューズなど、起伏に強いクラシック

ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 第15ステージ

いよいよ第2週の最終日。ただし、勝負所とも言える1級山岳がフィニッシュ前38.4㎞地点と遠い位置にあり、かつ終盤は緩やかな3級山岳と下りフィニッシュ。 総合争いにおいては大きな影響は及ぼし得ないとも思われるステージで、劇的な逃げ切り勝利が決まる結果となった。 コースプレビューはこちらから 序盤から終始激しいアタック合戦が繰り広げられ、最初の50㎞を消化した時点で平均時速は50㎞/h。生まれては消えを繰り返しつつ、最終的には最初の1級山岳の登りで以下の3名の先頭集団が出来

リジー・ダイグナン史上最多の4勝なるか!GP・ド・プルエ【8月女子ロードinフランス】

GP・ド・プルエ 8/30 フランス・ブルターニュ地方特有のアップダウンの激しいコースレイアウトが採用され、女子ワールドツアーの中で【最もタフで過酷なワンデーレース】とも呼ばれています。 大会規模や注目度も含め、春のクラシックシーズンで悔しい思いをした選手にとっては、特に力の入るレースです。GP de Plouay - Lorient- Agglomération Trophée CERATIZIT  タフで過酷なコース&アタックのポイント パンチの効いた登り坂、テク

ブリュッセル・サイクリングクラシック2021&シマック・レディース・ツアー第4ステージ&ドイツ・ツアー第3ステージ

ブリュッセル・サイクリングクラシックその名の通りベルギーの首都ブリュッセル近郊を使用したセミクラシックレース。初開催は1893年とかなり古いものの、1967年から1972年までの期間は開催されず今年で101回目。また、2012年まではパリ~ブリュッセルと呼ばれ、実際にフランスとベルギーにまたがるレースであったが、2013年からはベルギー国内のみで走ることに。 元よりベルギーらしい石畳の急坂が多く登場するレースではあるが、最終的にはスプリンターたちによる争いで決着することが多

ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 第14ステージ

第2週の前半は丘陵や平坦などそこまで総合で差がつくようなステージはなかったものの(と言いつつ第10ステージや第12ステージは多少の動きは合ったものの)、この週末は山岳ステージ2連戦となる。 とはいえ、第1週と比べるとそこまで難易度の高くないレイアウトではある。この第14ステージも、レース中盤に登坂距離2.8㎞・平均勾配14%という異様な激坂が用意されているものの、こちらはフィニッシュまで70㎞弱残した位置にあるため、総合争いに影響を与えるにはやや遠すぎる。 そのうえでフィ

コロナで4か月半欠場のホスキング、オリンピックITT金のファン・フルーテンらが活躍 【8月女子ロードinノルウェー】

ツアー・オブ・ノルウェーの魅力のひとつは、他のレースとはひと味違う北欧ならではの風景ではないでしょうか。 ここは本当に地球か🌏と錯覚するようなあの神秘的な雰囲気🏔はまさに、映画『LIFE!』の世界!! 自転車ロードレースの映像って世界の色々な景観が見られるので、旅好きな人は旅を思い出すし、音楽好きな人は音楽を、絵画好きな人は絵画を、小説好きな人は小説を、映画好きな人は映画を思い出すんじゃないかなあと思います💛 いろいろな方におすすめですね!(ちなみにLIFE!はアイスラ

JBCF きらら浜 クリテリウム E1レポート

お久しぶりのレポートです。 最近やたら仕事が忙しく、レポートを書く暇すら取れず、でもレポートはしておかなければと思ったので 投稿することにしました。 先日のJBCF きらら浜クリテリウム E1に参戦してきました。 目標:集団を制すること 結果:3位(集団内2着) 元々はタイムトライアルと一緒に参戦予定でしたが、記録的大雨の為中止に。 クリテリウムは開催出来るのか?そもそも山口県までたどり着けるのか??? 不安の中で前日に移動開始としました。 昨年同じチームのALL O

インターハイ

インターハイ自転車競技が行われましたので報告です。 まず、このような状況の中、大会を開催していただいたことに感謝です。 そして、先生やコーチ、サポートしてくれた皆さまのおかげで、チームとしては総合優勝できました。おめでとう。そして、感動をありがとうございました。 無観客試合のため、自宅で観戦中 ここからは、GEN(高2)の大会の模様を、ネット観戦と本人の話を元に書いていきます。春の選抜は補欠でしたが、今回はポイントレースとロードレースに出場させてもらうことになりました

ツール・ド・ラヴニール2021 第9ステージ

U23版ツール・ド・フランスとも言われ、過去にもエガン・ベルナルやタデイ・ポガチャルなどを輩出している、若手の登竜門の代名詞。 前日に続き、その最終ステージを振り返っていく。 最終ステージは全長151.6㎞。残り66.6㎞地点にツール・ド・フランスでもお馴染みの超級イズラン峠(標高2,758m)を越え、最後はさらに標高2,156mの超級山岳山頂にフィニッシュする。 前日は総合1位~4位までの精鋭軍団が塊になってフィニッシュしており、この日もイズランの山頂に向けてこの4名

ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 第9ステージ

第1週の最終日はステージ中盤に1級山岳、そして最後に今大会初の超級山岳山頂フィニッシュ。 総獲得標高4,500mの「試練のステージ」で、総合争いにおける残酷なセレクションがかかることとなる。 コースプレビューはこちらから 逃げがなかなか確定しない中、74.5㎞地点の2級アルト・デ・クアトロ・ビエントス(登坂距離10.5㎞、平均勾配3.8%)はワウト・プールス(バーレーン・ヴィクトリアス)が先頭通過し、ロマン・バルデ(チームDSM)が2位、ジェフェルソンアルヴェイロ・セペ

監督からよりも、周りの選手と話し、感じた方が受け入れやすい

夏合宿  Team UKYO 、マトリックスとたまたま同じタイミングで同じ宿だったので、一緒にトレーニングへ 合宿中に気づいた事「監督から言われるよりも、周りの選手に言われた方が、感じた方が受け入れやすい」と言うことについて書きていく 常に選手が意識的に行うことは、今のタイミングでのペースはこれで良いか?練習メニューではどんなレース状況を思い描いて組み立てているか?それは何km地点なのか?そこから勝ちパターンに持っていくにはこの先どうするか? など、なかなか選手へ伝えるのは

ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 第8ステージ

ムルシア州の東海岸、コスタ・カリダと呼ばれる美しい海岸線を南下する今大会4度目のオールフラットスプリントステージ。 3年前、近いエリアを使用した際には横風で総合系の選手が遅れる事態なども巻き起こっていたが、今年は果たして。 コースプレビューはこちらから 今日はさすがにアタック合戦はほとんどなく、3名の逃げがすぐに確定する。いつも通りアルペシン以外のUCIプロチームがそれぞれ1人ずつ出す、定番の平坦ステージパターンだ。 アンデル・オカミカ(ブルゴスBH) アリツ・バグエ

ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 第6ステージ

ラスト1.9㎞まではひたすら下りと平坦。しかしラスト1.9㎞が最大勾配21%の超激坂の「山岳」ステージ。 昨年のバレンシア1周でタデイ・ポガチャルがアレハンドロ・バルベルデとディラン・トゥーンスを降した「クリェラ気象観測所への登り」で今年勝つのは? コースプレビューはこちらから 序盤から何度かアタックが繰り返され、逃げができては引き戻される展開が続く。 50㎞ほど消化してようやく5名の逃げが生まれる。 イェツ・ボル(ブルゴスBH) マグナス・コルトニールセン(EFエ