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オリックス・バファローズ 記事まとめ

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「由伸の穴を埋めろ!」オリックスの育成出身、才木投手がプロ初先発。プロ2年目が5回1失点の好投。24歳右腕のボールには希望がびっしり詰まっている

今季下位に低迷しているオリックスに希望の星が出現した。育成出身の才木海翔(かいと)投手だ。プロ2年目の右腕は初先発で5回1失点と好投。24歳の投げ込むボールは希望がびっしり詰まっている。昨季いっぱいで日本のエースともいえる山本由伸投手がメジャーに移籍した。「由伸の穴を埋めろ!」。才木投手のさらなる成長が楽しみだ。 16日にホームの大阪で行われた日本ハム戦。オリックスは先発マウンドに才木投手を送り込んだ。ストレートの最速は156キロを誇る本格派。育成選手だったが、今年5月に支

弟は偉大な兄を越えられるか。秋田の金足農が6年ぶり夏の甲子園。エースは2年生吉田大輝投手。兄は6年前の全国準Ⅴ右腕、現在プロで活躍する輝星投手

6年前の夏を思い出す。高校野球は全国選手権100回目の節目だった。秋田の金足農業高が「カナノウ旋風」の快進撃で甲子園決勝まで勝ち進んだ。そして今年、あの年以来となる夏切符をつかんだ。エースは2年生右腕吉田大輝投手。6年前のエースは兄の輝星投手(現オリックス)だった。弟は兄を越えることができるだろうか。夏の楽しみが一つ増えた。 今夏の金足農はノーシードからの勝ち上がりだった。初戦で第1シードの明桜を下して波に乗る。次の3回戦、準々決勝まで、エースの大輝投手が完投。2年生が3試

勝ち続けることの難しさ。夏の高校野球。昨年の甲子園Ⅴの2校が地方大会で敗退。夏の慶応と春の山梨学院。プロ野球は阪神とオリックスが頂上決戦まで勝ち上がれるか

何事も勝ち続けることは難しい。人生でもスポーツでも。高校野球の世界では、昨年の甲子園優勝2校が地方大会で敗退した。夏の慶応と春の山梨学院だ。プロ野球では昨年日本シリーズを戦った阪神とオリックスが今年も頂上決戦へ勝ち上がれるだろうか。勝ち続けることの難しさを野球は教えてくれる。 昨夏、「エンジョイベースボール」をモットーに慶応が快進撃を続けた。甲子園決勝では前年優勝の仙台育英を倒して107年ぶりの優勝を果たした。決勝での大応援には否定的な意見も少なくなかったが、優勝をつかみ取

月が変わればツキも変わる。7月のオリックスが4戦4勝。昨季リーグ王者の意地で、首位ソフトバンクに快勝。変化の波に乗れば、運命も変わる。思い出すノムさんの名言

月が変わればツキも変わる。まるでオリックスのためのようだ。7月に入ってチームは絶好調。首位ソフトバンクにも快勝し、昨季パリーグ王者の意地を見せた。変化の波に乗れば運命も変わる。「ノムさん」こと故野村克也さんも著作の中で、変化についての名言を残している。7月のオリックスが今季の運命を変えることができるか注目だ。 6月までのオリックスは33勝38敗2分け。借金5を抱える状態だった。昨季までパリーグ3連覇を果たしていたとは思えない不調ぶり。 それが7月に入ると、波に乗り出した。

【if】名古屋近鉄バファローズ

 東京、大阪、名古屋は日本の三大都市圏だ。東京には巨人軍とヤクルト、大阪には阪神とオリックスがあるのだが、名古屋は中日が唯一無二のフランチャイズ・チームである。ただ、'60年代には近鉄が名古屋に移転するという話があったようだ。この話は中日の反対により頓挫してしまったが、もしも近鉄の名古屋移転が実現していたらどうなっていただろうか。今回は、そんなパラレル・ワールドを書いていくこととしよう。 実は名古屋人にとって… 名古屋以外に住んでいらっしゃる方には驚かれるかもしれないが、名

どんなに厳しくてもネバーギブアップ!オリックスが自力優勝の可能性消滅。まだ巻き返せる。2021年、22年は自力V消滅の後に逆転劇のリーグ制覇

どんなに厳しくてもあきらめないで。ネバーギブアップ!パリーグ4連覇をめざしているオリックスにエールを送りたい。首位ソフトバンクとの直接対決で敗れ、自力優勝の可能性が消滅した。しかし、2021年、22年と自力Vの可能性が消滅した後に、チームが巻き返して逆転優勝した実績がある。机上の計算に振り回されないで。望みはまだある。 26日にホームの大阪で行われた首位ソフトバンクとの試合。リーグ5位のオリックスは初回にいきなり2失点。直後の攻撃で、太田椋選手がソロ本塁打を放って1点差に詰

ユニフォームオタクが選ぶ!この夏オススメの野球帽

 世の中は絶賛梅雨であり、この梅雨が明けると日差しの強い夏がやってくる。そうなると、野球帽が欲しくなってくる方も多いのではないか。今回は、この夏皆様に手に取っていただきたい野球帽をNPBとMLBで5つずつ紹介しよう。 NPB巨人・ビジター(ニューエラ製)  まずは今季から新調された巨人帽から。巨人の帽子と言うと、半世紀前の小・中学生が好んで被っていたという印象を持たれる方が多いだろうが、ここ最近は世界的な帽子ブランドのニューエラがサプライヤーとなっていることもあり、街着と

20回目のセ・パ交流戦、見所満載

 球界再編から20年ということは、すなわち交流戦も20回目ということだ。毎年青葉美しき季節に、セ・パの両雄が対決するのはおなじみになった。今回は、そんな交流戦の見どころを独断で選定したので、是非皆様と共有させて頂きたく思う。 【Bs-S】奥川恭伸、涙の5回79球 奥川という男のプロデビューは鮮烈だった。北陸の古豪・星稜高の天才エースがドラフト1位で鳴り物入りの入団しそのまま9勝を挙げる活躍。特に巨人戦にはめっぽう強く、日本シリーズ進出を競ったクライマックスシリーズでは巨人打

「日曜パリーグ劇場」は「サヨナラ!サヨナラ!サヨナラ!」。3試合すべてがサヨナラ決着の珍事。「サヨナラだけがパリーグさ」

かつてテレビ朝日系列で放送されていた「日曜洋画劇場」。映画評論家の故淀川長治さんが番組の終わりに「サヨナラ!サヨナラ!サヨナラ!」と語りかけるフレーズが有名だった。19日に行われたパリーグの3試合はいずれもサヨナラ決着という珍事が起きた。まさに「サヨナラ!サヨナラ!サヨナラ!」と呼ぶにふさわしい「日曜パリーグ劇場」だった。 19日のパリーグ3試合には計9万8842人の観客がスタジアムに詰めかけた。その多くの人たちが、観戦した試合の決着に喜びをあらわにしただろう。 プロ野球

野球の勝負は金次第なのか。平均年俸トップのソフトバンクがパリーグ首位を独走。一方で、2021年には年俸最下位チームがパリーグを制したことも

金持ちがますます豊かになる格差社会。プロ野球の勝負も金次第なのか。今季の平均年俸トップのソフトバンクがパリーグ首位を独走している。セリーグでも平均年俸3位の阪神がリーグ首位、年俸2位の巨人がリーグ2位で追いかけている。一方で2021年には12球団で平均年俸最下位だったチームがパリーグを制したこともある。これでこそ野球は面白い。 労組日本プロ野球選手会が、今季の日本人選手の平均年俸調査を行い、結果を発表した。これによると、球団別で平均年俸のトップはソフトバンクの6806万円だ

格差社会が固定化するのは寂しすぎる。プロ野球のパリーグ。昨年のAクラス組が今季も上位3位を占める。セリーグは昨季最下位の中日が今季トップなのに

格差社会が固定化するのは、あまりに寂しすぎる。プロ野球は各チームが今季13~15試合を終えている。シーズンの10分の1を終えた計算だ。その中で、昨季のパリーグAクラス組が、今季も上位3位を占めている。格差社会が固定化しているようにも思われる。一方でセリーグでは昨季最下位の中日が、今季首位に立つ健闘ぶりだ。パの下位組よ、奮起せよ! 昨シーズンのパリーグは、オリックスがリーグ3連覇を達成した。86勝53敗4分けで勝率6割1分9厘と圧倒的な強さを見せつけた。15.5ゲーム離されて

新天地で人はきっと輝ける。オリックスへトレードされた吉田輝星投手が連日の好投。日本ハム時代の苦悩が消えた。「輝」きを取り戻し、チームの「星」に

4月は進学や就職、人事異動などで新天地に飛び込んだ人が多いだろう。その場所で、人はきっと輝ける。オリックスに移籍して1年目の吉田輝星投手(23)が自らの好投で、実証しようとしている。鳴り物入りで入団した日本ハムからの電撃トレード。古巣にいた頃は苦悩した日が長かったが、環境が変わって連日の好投。まぶしいまでの光を放っている。 秋田の金足農業高時代は、甲子園の星となって、第100回の全国選手権で準優勝に輝いた。「カナノウ旋風」の立役者だった。剛速球の魅力を評価されて、2018年

令和6年版パ・リーグユニフォームランキング

 4月の1日にエイプリールフールをやろうかと考えたが、それで炎上を招いてしまったら僕の人生がウェルダンになると考えたので辞めてしまった。というわけで今回は堅実に前回のセ・リーグユニフォームランキングの続き物。パ・リーグでもやろうと思う。今回も昇順で行こう。 最下位:ソフトバンク 球団名が「福岡ソフトバンクホークス」となった平成17年から使用されているお馴染みのユニフォームは、今季で20年目を迎える。王貞治元監督から彼の教え子の小久保裕紀監督まで、全ての監督がこのユニフォーム

【PL】令和6年パ・リーグ順位予想

 先日、セ・リーグの順位予想をしたので、今回はパ・リーグということで優勝から順に書いていくこととしよう。 優勝:ロッテ吉井チルドレンで投手中心の守り勝つ野球を  平成22年以来、ロッテ久しぶりの優勝を予想しよう。クレバーな吉井理人監督の2年目、昨季は若い投手に無理をさせない起用法が目立ったが、彼らが満を持して各々の力を発揮することができたら、パ・リーグ1の投手王国を築くこととなるだろう。  まずは佐々木朗希。何かとオフの主人公となった彼だが、2桁勝利はおろか規定投球回もク