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与えられたチャンスはしっかりつかむ。「ローテーションの谷間」。1軍昇格の楽天・滝中投手が6回2失点の粘投で今季3勝目。逆転のAクラス入りへチームに貴重な1勝
与えられたチャンスはしっかりつかむ。チャンス自体が少なければなおさらだ。「ローテーションの谷間」となった月曜日。楽天の滝中瞭太投手(29)が1軍に引き上げられた。半月ぶりとなる先発登板。このチャンスを生かして6回2失点と粘り強い投球を見せて、今季3勝目を手にした。逆転のAクラス入りをめざすチームにとって、貴重な1勝となった。 2日にホームの仙台で行われたオリックスとの4連戦目。通常なら試合のない月曜日の試合開催。先発投手のローテーションの谷間にあたる。ここで2軍から引き上げ
「由伸の穴を埋めろ!」オリックスの育成出身、才木投手がプロ初先発。プロ2年目が5回1失点の好投。24歳右腕のボールには希望がびっしり詰まっている
今季下位に低迷しているオリックスに希望の星が出現した。育成出身の才木海翔(かいと)投手だ。プロ2年目の右腕は初先発で5回1失点と好投。24歳の投げ込むボールは希望がびっしり詰まっている。昨季いっぱいで日本のエースともいえる山本由伸投手がメジャーに移籍した。「由伸の穴を埋めろ!」。才木投手のさらなる成長が楽しみだ。 16日にホームの大阪で行われた日本ハム戦。オリックスは先発マウンドに才木投手を送り込んだ。ストレートの最速は156キロを誇る本格派。育成選手だったが、今年5月に支
勝ち続けることの難しさ。夏の高校野球。昨年の甲子園Ⅴの2校が地方大会で敗退。夏の慶応と春の山梨学院。プロ野球は阪神とオリックスが頂上決戦まで勝ち上がれるか
何事も勝ち続けることは難しい。人生でもスポーツでも。高校野球の世界では、昨年の甲子園優勝2校が地方大会で敗退した。夏の慶応と春の山梨学院だ。プロ野球では昨年日本シリーズを戦った阪神とオリックスが今年も頂上決戦へ勝ち上がれるだろうか。勝ち続けることの難しさを野球は教えてくれる。 昨夏、「エンジョイベースボール」をモットーに慶応が快進撃を続けた。甲子園決勝では前年優勝の仙台育英を倒して107年ぶりの優勝を果たした。決勝での大応援には否定的な意見も少なくなかったが、優勝をつかみ取
弟は偉大な兄を越えられるか。秋田の金足農が6年ぶり夏の甲子園。エースは2年生吉田大輝投手。兄は6年前の全国準Ⅴ右腕、現在プロで活躍する輝星投手
6年前の夏を思い出す。高校野球は全国選手権100回目の節目だった。秋田の金足農業高が「カナノウ旋風」の快進撃で甲子園決勝まで勝ち進んだ。そして今年、あの年以来となる夏切符をつかんだ。エースは2年生右腕吉田大輝投手。6年前のエースは兄の輝星投手(現オリックス)だった。弟は兄を越えることができるだろうか。夏の楽しみが一つ増えた。 今夏の金足農はノーシードからの勝ち上がりだった。初戦で第1シードの明桜を下して波に乗る。次の3回戦、準々決勝まで、エースの大輝投手が完投。2年生が3試
月が変わればツキも変わる。7月のオリックスが4戦4勝。昨季リーグ王者の意地で、首位ソフトバンクに快勝。変化の波に乗れば、運命も変わる。思い出すノムさんの名言
月が変わればツキも変わる。まるでオリックスのためのようだ。7月に入ってチームは絶好調。首位ソフトバンクにも快勝し、昨季パリーグ王者の意地を見せた。変化の波に乗れば運命も変わる。「ノムさん」こと故野村克也さんも著作の中で、変化についての名言を残している。7月のオリックスが今季の運命を変えることができるか注目だ。 6月までのオリックスは33勝38敗2分け。借金5を抱える状態だった。昨季までパリーグ3連覇を果たしていたとは思えない不調ぶり。 それが7月に入ると、波に乗り出した。
どんなに厳しくてもネバーギブアップ!オリックスが自力優勝の可能性消滅。まだ巻き返せる。2021年、22年は自力V消滅の後に逆転劇のリーグ制覇
どんなに厳しくてもあきらめないで。ネバーギブアップ!パリーグ4連覇をめざしているオリックスにエールを送りたい。首位ソフトバンクとの直接対決で敗れ、自力優勝の可能性が消滅した。しかし、2021年、22年と自力Vの可能性が消滅した後に、チームが巻き返して逆転優勝した実績がある。机上の計算に振り回されないで。望みはまだある。 26日にホームの大阪で行われた首位ソフトバンクとの試合。リーグ5位のオリックスは初回にいきなり2失点。直後の攻撃で、太田椋選手がソロ本塁打を放って1点差に詰