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プロ野球 記事まとめ

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#スポーツ

意地を見せれば、必ず得るものがある。日本ハムのドラ1、2バッテリーが1軍初出場。チームは負けても大きな収穫があった。黄金ルーキーの今後に注目!

意地を見せれば、必ず得るものがある。日本ハムが交流戦最終戦で、ドラフト1位と2位のバッテリーを抜擢した。今季の交流戦はすでに負け越しが決まっている。それでも1試合1試合に全力で臨む。黄金バッテリーは1軍初出場。ゲームをしっかり作った。チームは延長戦の末にサヨナラ負けを喫したが、今後の戦いに向けて、大きな収穫を得た。 18日に甲子園で行われた阪神戦。交流戦は楽天の優勝が決まっていたが、日本ハム、阪神共に各リーグの2位につけている。ペナントレースの長い戦いの中で、1試合もおろそ

【中日】立浪監督の決断が称賛されるまであと一歩? 竜打線に訪れた今後のポイントとは ~6/13~

◇6月13日 日本ハム9-4中日(エスコンF) 立浪和義監督の決断が称賛されるまで、あと一歩でした。 村松開人選手、福永裕基選手、田中幹也選手と、今季の中日内野陣を象徴するメンバーをスタメンから外し、板山祐太郎選手、高橋周平選手をスタメンで起用しました。 村松選手は8日の楽天戦以来、10打席安打なし(犠飛除く)。福永選手は1四球を除き、9打席安打が生まれていませんでした。 議論を生む打順は、勝敗によって評価が変わります。今回は敗れましたが、立浪監督の眼に注目が集まった

【MLB】球史最大の汚点「ステロイド時代」とは【改訂版】

早いもので、初めてnote投稿をしてから6年近く経過しています。その初投稿のテーマとなったのは今回と同じくステロイド時代に関するもの。ありがたいことに今でも多くの方に読んで頂いている一方で、思えば根拠となる文献の真偽も不確かな点が多いです。受け手に誤った情報を伝えるような箇所も含んでいることもあり、果たしてこれで良いのかと常々感じていました。 ついては改訂版と銘打ち、できる限り出典を明記した上で、より正確かつ踏み込んだ内容にまとめたいと思います。(そのため、読みやすさを犠牲に

2024年6月16日(日)交流戦最終戦 対埼玉西武 3回戦 5-0 勝利 べルーナドーム(No.47)

7連勝!石田裕投手プロ初完封で2勝目!マダックス達成!2試合連続完封勝ち!貯金1! 今日のポイント① 石田裕太郎投手、デビュー2戦目も抜群のコントロールで完封!球数95球!マダックス達成!!!! 石田裕投手、プロ2試合目もストライク先行のとにかくドンドン攻めていく投球で 完封で2勝目!マダックス達成! ※マダックスについての詳細は一番最後に書いてあります。 DeNA投手のマダックス達成は、2023年10月 大貫投手以来。 新人でマダックス達成者は…多分、石田裕太郎投

【中日】立浪監督は最善の策を尽くした? 勝利の女神が逃げていった采配とは ~6/16~

◇6月16日 ロッテ7-2中日(ZOZOマリン) この日もミスが絡み、勝利から遠のいた中日。今カードは、よく1勝できたと思うほどミスが多発しました。 中でも注目すべきは、7回表にみせた立浪和義監督の采配です。 2死走者なしから宇佐見真吾捕手が出塁し、代打・福永裕基選手が中堅手の頭を越す二塁打。 カウントは3-2。自動スタートの場面で、ホームに生還することができませんでした。 前日は5回に代走を送っていたが・・・ 前日の試合では、0-1の5回表に宇佐見捕手に代走を送

短期決戦の勝ち方、教えます。楽天が創設20年目で交流戦初V。18試合でわずか6失策。堅守のチームは「サイレントキラー」。最終戦もセリーグ首位の広島に守り勝った

このチームは短期決戦の勝ち方を知っている。楽天が球団創設20周年の節目にセパ交流戦で初の優勝を果たした。全18試合でエラーがたった6個と堅守が光った。それは最終戦でも変わらなかった。セリーグ首位を走る広島に守り勝ち。交流戦で13勝5敗と8つの貯金を積み重ねた。クライマックスシリーズ(CS)に進出したら、恐ろしい存在となりそうだ。 17日にホーム仙台で行われた楽天の交流戦ラストゲーム。セリーグトップの広島との戦いは初回から楽天の持ち味が出た。 それは守備からリズムを作ること

僕の住む街にはプロ野球がある【6/14 対ホークス戦●】

先発するL.モイネロが順調なピッチングを披露していると、僕の後ろのほうから声が聞こえてきた。 「気合い見せろ-!こっちは大阪から来てるんやー」 (……こっちはこの試合を見るまで2年間待ってたんですけど-!!) 状況説明しないと伝わらなそうなので、叫ぶのはやめておいた。 僕が福岡の街に引っ越してきたのは、ホークス主催の交流戦が終わった後の夏。会社の都合とはいえ、引っ越してきたタイミングが悪かった。 空港も新幹線駅も近いから、交通のアクセスは不自由しない。一人暮らしで自

2024年6月15日(土)交流戦 対埼玉西武 2回戦 4-0 勝利 べルーナドーム(No.46)

6連勝!東投手、完封で5勝目!今年も交流戦勝ち越しを決める!これで借金はなくなりゼロ!! 今日のポイント① 山本祐大選手、今シーズン第1号先制ホームラン! 山本選手については、私の周りの方には言ってきましたが、キャンプから練習量が違います。とにかく練習量が多いし、体も以前より2回りくらい大きくなってますし、今日のホームランは遅すぎるくらいの1発でした。 ライオンズのエース高橋光成投手のカットボールを払うような打ち方でまさか入るとは…という一撃。 その後のライト前ヒットも

打て 輝明【6/15 対ホークス戦●】

試合が始まる前のスターティングメンバー発表。 「1番、センター」 名前が呼ばれるのを待たずに、レフトスタンドから「うおおおお!!!」と、驚きと喜びが混じったような叫びが響いた。 約2週間ぶりに近本光司が1番に戻った。 と、なれば。次に注目するのは代わりに入る4番だ。 「4番、サード 佐藤輝明」 再び大きな声援が球場に反響した。 そうだよね。大山悠輔の留守を守れるのは、君しかいないよな。 中継映像でしか分からないことがあるように、現地でしか分からないこともある。 例

【中日】高橋周平選手か福永裕基選手か 立浪和義監督はどちらの復調を待つ? ~6/15~

◇6月15日 ロッテ10-0中日(ZOZOマリン) 連日、中日の守備が乱れました。中でも気になるのが、高橋周平選手の状態です。 13日の日本ハム戦で本塁打、前日のロッテ戦ではマルチ安打を記録し、1軍昇格後の打率は.375と好調(試合前時点)。 この日は無安打でしたが、第3打席に右翼方向へ本塁打性の特大ファールを放ち、一定の調子を維持しています。 一方、守備では連日の失策。特に、前日の失策は一時同点に追いつかれるキッカケとなりました。 福永裕基選手か、それとも高橋周選

「あたし、プロ野球ファンになる」と言い出した妻

さあ、一緒に野球見に行くよ コーヒーを吹き出しそうになった。 近所のカフェで朝ごはん。 コーヒーの香りが鼻を抜け、 さて飲もうかとしたときの一言。 1年前の話。 一応言っておくと、わたしは野球に興味ありませんでした。どちらかといえばサッカー。そのことは妻ちゃんも知っている。 ______どうして急にそんなことを? 妻ちゃんは、一度興味を持ったら突きつめる。登山のときも、コスパがいいダイエットと言い、ひとりで登山をはじめてしまうほど。わたしも筑波山へ一緒いった。

宿命を背負った者は倒れても必ずはい上がる。ヤクルトの奥川投手が980日ぶりの1軍勝利。度重なるケガに屈しない。石川県、そして野球ファンに勇気を与える好投

宿命を背負った者は倒れても必ずはい上がる。ヤクルトの奥川恭伸投手(23)のことを思う。石川県出身のプロ5年目右腕。高校時代から地元、そして野球ファンの期待を一身に背負ってきた。度重なるケガにも屈しなかった。そして980日ぶりに1軍の勝利投手となった。苦境にいる石川県、そしてヤクルトへ勇気を与える復活劇だった。 ツバメの「18」がマウンドに帰ってきた。大阪で14日に行われたセパ交流戦。ヤクルトは昨季のパリーグ王者オリックスを相手に、奥川投手を先発に起用した。 2002年3月

【中日】立浪監督の采配が勝利に直結!? 9回の猛攻を生んだ準備とは ~6/11~

◇6月11日 中日4-0日本ハム(エスコンF) 1-0で迎えた9回表。先頭の細川成也選手が二塁打を放ち、無死二塁と追加点のチャンス。 しかし、中田翔選手、ブライト健太選手が打ち取られ、2死二塁に。守護神のR・マルティネス投手がいるとはいえ、嫌な流れが漂いました。 そんな中、加藤匠馬捕手の適時打に田中幹也選手の2点本塁打。4-0と一気にリードを広げ、勝利をほぼ確実にしました。 立浪和義監督の理想の野球を実現するような、今後に繋がる勝利です。 勝利への準備 1-0の8

仲間を信じて、つなぐ。つなぐ。その先にあった大逆転劇。楽天が八回、九回に5得点で逆転サヨナラ。チーム一丸。四球でチャンス広げる

仲間を信じて、つなぐ。また、つなぐ。その先に大逆転勝利があった。楽天が終盤に驚異の粘りで八、九回に計5得点。四球で着実に走者をためて、チャンスを拡大した。それが最後の最後で逆転サヨナラ劇となった。「仲間を信じる」。チーム一丸となってつかんだ勝利。楽天は交流戦10勝一番乗りだ。 11日にホームの仙台で行われた交流戦の巨人戦。前半は完全な巨人ペースだった。二回に2者連続ホームラン、四回には3ラン。ホームラン攻勢。巨人の6得点はすべてホームランによるものだった。 楽天は三回に2