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北海道日本ハムファイターズ 記事まとめ

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2021年7月の記事一覧

前半戦レビュー① AT砲の夜明け

0 はじめに 今日から前半戦レビュー企画がスタート  毎回選手を1-3名ほどピックアップし、個人にフォーカスして前半戦を振り返っていきます。  初回となる今回は、それぞれ苦難を乗り越え入団7年目の今季ついに大輪の花を咲かせつつある横浜高校の同級生コンビ。 1 どん底からの大逆転劇 記念すべき一人目の選手は髙濱祐仁。前半戦を振り返ったときに野手で最も輝きを放ったのは髙濱だろう。しかし、そこに至るまでの苦労は人一倍のものだったはずだ。  髙濱は2014年ドラフト7位で指名

2021年前半戦総括

 今季は現時点で81試合を消化し、30勝42敗9分・借金12で首位と10ゲーム差の6位で東京オリンピック開催に伴う中断期間へと突入した。  開幕当初から上手くいかないことが続き、なかなか浮上のきっかけすら掴めなかった。しかし、その中でも光明が全くなかったわけではない。 1 個人編 まずは、昨季の終了時のチーム内での立ち位置と今季の前半戦終了時のチーム内での立ち位置との比較を見てみよう。 野手  野手でコアと準コアだった5人のうち近藤以外の4人は成績が振るわず立ち位置が低

今、見返したい試合12選

前半戦が終わり、プロ野球はしばらくのオリンピック休み。オールスターやエキシビジョンマッチがあるとはいえ、しばらく生活にプロ野球がない日が増える。逆に考えるとこの空白期間はもう一度見たい試合、リアルタイムで追いかけられなかったけれど見たかった試合を見るいい機会じゃないか!パ・リーグTVやDAZNは過去試合が見られてありがたい。 と、いうことで。スポナビのスコアボードを見て自分が見たいと思った試合を並べていきますよ。 3/27(土)○F9-4E in楽天生命パークまずはシーズ

野村佑希の勝負根性。帯広の森で81試合目30勝にやっと到達のファイターズは。それでもなお。

2021 7/14 帯広の森市民球場 F×bs 6対2 二打席ともにフルカウントからだった。野村佑希のタイムリーヒット。オリックス田嶋投手の投げ込む球に2ストライクからのアプローチは、素晴らしかった。カウント的には野村くんが追い込まれているようで、だんだんオリのバッテリーが追い込まれていき、最後は吸い込まれるみたいに「打てるところ」に投げちゃうの…。 わたしには技術的なことは、皆目わかりませんが、野村くんの球筋についていくバットコントロールって、他の選手と違うように見える

大谷翔平物語ー始まりは、どこから?  18歳、約束を結んだあの日ー9年後に少年は、約束を果たすー2022年、投打規定数到達へ。なんとすごい、なんとすごいことでしょう。

 大谷翔平は、有名人だった。花巻東高校の2年生エース。しかしながら出場した夏の甲子園では帝京高校に敗れ、選抜大会では藤浪晋太郎擁する大阪桐蔭高校に敗れる。3年夏の予選大会で高校生としては初の160/kmの球速を記録し、俄然全国的な注目選手となった。のだったが結局はこの夏の予選を突破できずに「日本一になる!」夢を追った高校時代の幕は降りてしまう。  卒業を迎える大谷翔平は、最注目のプロ野球ドラフト1位指名筆頭候補であり、プロ野球志望届けも提出していたが、直前に希望を変更、会見

なんかチームはまとまって来ている? 雨降りゲームに5連勝のファイターズは。(実際は三連勝です)

2021 7/9  zozoマリンスタジアム M×F 1対6 七勝目、楽天の早川投手に追いつきました。うちのヒロミ。 前回登板の時、別のSNSで「うちのヒロミの調子は良くないようだ」とを呟いたらー「うちのヒロミ」とはなんだ「うちのと言えるのは、家族ということになる。お前は、選手の家族なのか?」「こんなアバズレに応援されて迷惑だ」とかいう因縁をつけられた。こわ〜〜^^; すぐにブロックしちゃったんで正確な文章でないけど、58にもなってアバズレ呼ばわりされるとは…っていう

ダイキが走り、ユウトが打つ! 雨降る旭川の夜空に、笑顔が広がる。連敗を止めたファイターズは。

2021 7/6  旭川スタルヒン球場 F×L 4対3 この日は、一軍と二軍ともファイターズ対ライオンズのナイターだった。テレビでGAORAの中継を、パソコンでパ・リーグTVのファーム中継を同時に見ていたら、だんだん、どっちがどっちだかこんがらかってしまう。メットライフには、中田翔が復帰。2打数1安打1打点。再びの火が灯る。 メットライフの方が先に試合終了。こちらは4対3で負けてしまった。吉田耀星くんが、3回無失点。なんで3回でやめたんだろ。大田泰示は5打数0安打。きゅん

大谷翔平と伊藤大海を応援したい同じ理由

ここ最近の、というより大谷翔平が海の向こうへ旅立って以降、今年も漏れる事はなく例年通りの苦しさが続くファイターズの試合を観るのが辛かった。確かに野村選手を若手と呼ぶのは分かるけど、7年目を「若い」と括るのはそろそろ限界じゃないかと思う。そんな好きな球団なのにハテナが多く存在するのも毎年いつも通りのファイターズ。ただ1つだけ昨年と違う大きな喜びがあるのは「伊藤大海投手」の侍ジャパン入りという大きな支柱がある事だ。 練習やインタビューでの姿をキャンプから見て以降、ルーキー伊藤投

「滋賀の星」吉田輝星の右肩に、期待という名の重石を乗せてー

北海道日本ハムファイターズは、滋賀に住む私にとって最も縁遠い球団かもしれない。そもそも距離が遠い。1軍も2軍も阪神とリーグが違う。新庄剛志や坪井智哉も引退したし、モノマネ芸人の今成亮太には生え抜き感しかない。去年は交流戦もなかったので、谷川昌希のトレードを聞いて順位表を見直したぐらいだ。 それでも私には、密かに個人成績をチェックする選手が1人いる。「滋賀の星」こと、吉田輝星である。 一般的に吉田は「秋田の星」と呼ばれている。2018年の夏、金足農業高校のエースとして秋田大

雨の仙台で、連勝したファイターズは。「単独Bクラス」から脱出…。

2021 7/1 楽天生命パーク宮城 E×F 1対2 本当にいつも良い仕事をしてくださる。道新スポーツインスタグラム。みなさんどしどしフォローしましょう😀 一昨年、2019 の5月に、わたしは、有原航平投手とバッテリーを組んでいた石川亮捕手について書いている。我ながらやっぱりしつこいなと思うけど。 愛という名の執着は、対象への執着なのか、自分の気持ちへの執着なのか、いつもわからない。だけど執着心が強いということを自覚するかしないかは、多分、とても大事なことだ。距離感を誤

ファイターズの前半振り返りとこれからの話

1.はじめに 7月に入り、先日オールスターの選手間投票が発表されましたね。早いもので、プロ野球は前半戦を終えようとしております。今回は、最下位で折り返すことが濃厚なファイターズの、少し早めの前半戦振り返りと後半戦の戦い方についてお話しします。 2.前半戦振り返り 7月2日時点でのファイターズの成績ですが、 73試合 26勝39敗8分 勝率.400 5位とのゲーム差6.0  混戦のパリーグにおいて断トツ最下位を走っております。開幕前から決して下馬票は高くなかったので、予