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京都サンガF.C. まとめ記事

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2023年10月の記事一覧

『勝てる理由がちゃんとある』 2023.#31 京都サンガF.C.×アルビレックス新潟

スタメン前半・オープン気味の展開を創り出し、その上でトランジション(守から攻,或いはその逆)に勝って自分達が刺す。そんな京都がやりたい事に対し、新潟は『如何に彼らの土俵に立たないか?』が問われる一戦となった。 ・極力ハイプレスを避けてセットした所から圧をかけにいく新潟。京都は下からの繋ぎに長けているとは言えないので井上の言う通り、持たせる展開を創り出した。 京都:保持vs新潟:非保持@ゾーン2以降 ・大体こんな構図。4-4-2のゾーンディフェンスを構築する新潟相手に、京

ふりだしに戻る 時限爆弾パスゲームにすすむ J1第30節vs湘南ベルマーレ マッチレビュー

試合サマリー・前半 サンガは攻守ともにいつもどおり。 守備では前から追っていき、攻撃では山崎に当ててから考える作戦。 地上戦を放棄し空中戦で制圧し続けることでベルマーレにサッカーをさせず、見事に3ポイントを奪ったレモンガススタジアムでの一戦を再現させる意図が伺えました。そう。開始10分まではいつも通りだったのです。 しかし。 10分を経過したあたりで異変が起きます。 湘南のプレススタイルは明確で、むやみやたらにDFやGKまで奪いに行かず、受け手となる選手を見ながらコース

新しい未来は無謀前提。 2023.10.21 京都サンガvs湘南ベルマーレ マッチレビュー

開始時の立ち位置と噛み合わせはこちら。 ■さながら追い込み漁  突然冬の寒さを感じさせる京都・亀山でキックオフ。湘南と京都はともにカップ戦を落としているため、9/30に行われた第29節以来3週間ぶりの公式戦となった。湘南は累積警告による出場停止の平岡に代えて山田、U-22日本代表・アメリカ遠征帰りの田中に代えて茨田がスタメン。京都は一発退場による出場停止のアピアタウィアに代えてイヨハ、松田に代えて川崎がスターターに名を連ねた。   試合前のプレビューでも触れたが、この試

「チームに貢献する」とは何か J1第29節vsサガン鳥栖 マッチレビュー

先に断っておきますと、アピと主審の話は最低限にしています。 その点を期待されても応えられませんのでご容赦ください。 試合サマリー前半 開始すぐから鳥栖のサイドアタックで押し込まれ、危険なシーンの連続。 右に岩崎で三竿の裏を狙って単騎突破、左を長沼・小野・堀米の連携で崩していくのが鳥栖の今日の基本スタイル。 鳥栖のまさに狙った形で小野のコントロールシュートが突き刺さりいきなり失点。嫌なスタートになってしまいました。 いつも通りのハイライン・ハイプレスで前がかりに迫って