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#海外文学のススメ 記事まとめ

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お題企画「#海外文学のススメ」に投稿された作品をまとめる公式マガジンです。
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2023年8月の記事一覧

(書評) 短編小説の醍醐味がギュッと詰まった傑作集----『鳥』

旧作を中心におすすめの本を紹介しています。旧作でもマイナーでも良い本は沢山あるので、そう…

樹山 瞳
11か月前
51

読んだ洋書5冊

こんにちは。 今回は、読んだ後に忙しかったり、気持ちの整理ができなかったりでそのままにな…

『星の王子さま』

 お盆も、我が家はほぼ通常モード。旅行代わりに、帝国ホテルで『星の王子さま』アフタヌーン…

海人
11か月前
72

自然主義文学の入口①「首飾り」~ギ・ド・モーパッサン

革命後のフランス文学は、感情をあらわに表現する「ロマン主義」が主流となりました。しかしや…

福田尚弘
11か月前
179

イギリス・エンタメ文学の系譜①「ピグマリオン」~バーナード・ショー

19世紀半ばまでにイギリスは機械化と資本主義が発展し、世界最強の国となりました。 しかし…

福田尚弘
11か月前
161

シューゲイザーみてぇな小説

なんかシューゲイザーみたいだな、と思う小説がたまにある。俺はそんな小説が大好きなのだが、…

sou
11か月前
23

月光、幻想、死、狂気――ドイツでロマン派博物館を巡った

単身欧州出張の帰国日、朝から夕方までの時間フランクフルトの街を駆け抜けて観光してきた。 かねてから行きたいと思っていたDeutsches Romantik Museum(ロマン主義をコンセプトにした博物館は世界でここだけ)での体験を旅情と共に書き残しておこうと思う。 ゲーテ『若きヴェルテルの悩み』(1774年)における「愛」、フィヒテの「哲学」、ホフマンの『牡猫ムルの人生観』『砂男』における「自由」、グリム兄弟の「ナショナリズム」。 夢、霧の谷、暗い森、廃墟、自然、神話、そ