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漫画家・二ノ宮とのさん #noteクリエイターファイル

noteで活躍するクリエイターを紹介する#noteクリエイターファイル。今回は漫画家・二ノ宮とのさんをご紹介します。

とのさんは、自身と奥さんが実際に経験した「リボ払いの地獄ループ」を描いたマンガ「本当にあったお金の怖い話」で、FROGGY×noteお金マンガコンテスト、グランプリを受賞。その後、FROGGYにて、『借金500万マンガ家の、ビンボー脱出作戦』を連載中です。

この作品は、不安定な収入に加え、お金の管理が苦手な奥さん、借金・滞納金の合計額は500万円!? そんな二ノ宮一家の絶望的な家計を、フィナンシャルプランナーなどの「お金のプロ」が家計再生するまでの道のりをサポートしていく様子を描く、実録レポマンガです。

「おかげで家計がめちゃくちゃ良くなりました。個人的には大満足です。この結果を上手くマンガに描いて伝えていきます!」

お金のプロのサポートによって家計が整った!というとのさん一家の実録お金マンガをお見逃しなく! 現在、第4話まで更新されています。

”ひやひや”しながらも、グランプリ受賞!連載権を手に

さて、とのさんがnoteを始めたきっかけは、まさに「FROGGY×noteお金マンガコンテンスト」。

「noteを始めたいなあ、漫画を描きたいなあと思っていたんですがずっと手付かずで、久しぶりにnoteを開いたら、お金マンガコンテストが締め切り2日前だったんです。この機会を逃したらnoteで漫画を描く機会はないなと思って、勢いで描いて応募しました」

とのさんがナイスなタイミングで、勢いを持って描いたマンガ「本当にあったお金の怖い話」は投稿当時、Twitterで拡散され、一気に60万PVを記録!! 一時noteのサーバーが落ちるのでは!?と編集部が”ひやひや”するほど、多くの人に読まれました。

とのさん本人も実は、リツートされる度、PV数が伸びる度に”ひやひや“していたそう。

「自分自身のフォロワーもそんなにいないのに、Twitterでの拡散が恐ろしいことになっていて、わけがわからない。びっくりしましたね。嬉しいよりも当時は、嫁さんに内緒で描いていたので、嫁さんのTwitterに回っていかないか、ひやひやしていました。結局、僕から自白したんですが、嫁さんはショックを受けていたし、めっちゃ怒られましたね」

しかも、この作品は、FROGGY×noteお金マンガコンテストでグランプリを受賞!さらに多くの人の目に留まることになりました。とのさんの受賞当時のお気持ちは……?

「グランプリの受賞はすごく嬉しかったんですけど、やっぱりちょっと複雑でしたね。嫁さんに対して、何が油を注ぐことになるのかわからないから、言葉を選んで接していました。フォローのnoteも書いたりして。でも結局、嫁さんも『そのうちネタにして描くだろうと思ってたよ』と、受け入れてくれたのでよかったです」

note初投稿から、一気に60万PVを超え、お金マンガコンテストのグランプリを受賞し、そこからFROGGYでのマンガ連載もスタート。

「あの時、書く前に、嫁さんに『描いていい?』と尋ねていたら描けなかった。いいタイミングで勢いを持って描けたのがよかったんだと思います」

noteは創作のハードルが低く、モチベーションが保たれる場所

そんなとのさんも、投稿する前は「こんなことを描いてなんになるんだろう」「どうせ描いても届かないだろう」といった気持ちを抱いていたそう。

「Twitterなどでマンガを描いてもスルーされちゃうことが多くて、自分のマンガに対する評価は低いということが自分でもわかっていたんです。だから、“描いてもあんまり人には届かないだろうな”という気持ちが強くあって。ところが、noteに投稿してみたら、ちゃんと読んでくれる人がいた。“描くことで伝わるんだ”という手応えをnoteでつかめるようになったのは大きいですね。

「本当にあったお金の怖い話」に描いたことも、きっとみんな経験しているし誰にでも描けるだろうと思っていたんですが、案外そうじゃないのかも。自分の経験や感性は自分にしかない、ということをもう少し信じていいのかもしれない、と思いました」

その後、とのさんはほかのnoteのマンガコンテストにも積極的に応募するように。TBS NEWS×note「マンガで報道局#投稿コンテスト」でも審査員特別賞を受賞しています。

今ではnoteがメインの活動場所となっているというとのさんにとって、noteの魅力とは?

「使いやすくて、創作が気軽にできる環境が整っているのが魅力です。かつ素人の投稿であっても面白ければnote編集部が取り上げてくれたり、しっかり読んで“スキ”をくれる人がいたり、ちゃんと反応があるので、描いた後に嬉しくなる。noteはクリエイターにとって発信のハードルが低くて、描き続けるモチベーションを保ちやすい場所ですね」

現在1歳になったばかりのお子さんの育児をしながらお仕事をしているとのさん。もっとnoteを更新したいと思いながらも、目の前の育児に追われてなかなかできないジレンマを抱えているそう(取材中、もうすぐ1歳になる子育てをしている筆者と育児話で大変盛り上がりました)。

それでも今後、その経験を活かして、noteで妊娠・出産・育児についてのマンガを創作していきたいと言います。とのさんのFROGGYでのお金マンガと、noteで更新されるであろう妊娠・出産・育児マンガをおたのしみに!

■クリエイターファイル
二ノ宮との
千葉の田舎で、家族3人で暮らしながらマンガ描いてます。現在家計が炎上中です。
note:https://note.mu/uemasa
Twitter:https://twitter.com/tonotono7777  


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