第三話 続き
三人は、パフェの部屋で、トランプをしています。
「とるよ・・・?」
パフェは、おそるおそる言いました。
「本当にいいの?」
れもんは、小さな声で言いました。
「じゃあ・・・こっち!・・・・・あっ!!」
「バレバレじゃん!」
いちごは、おもしろおかしく、言いました。れもんはあがり、パフェといちごの頂上決戦です!
「あ・・・うっ・・!あっ!!」
「う~ん・・・じゃあ、これ!・・・やったあ~!あがり!」
「もう・・・みんな強いよぉー・・・」
部屋中に、笑い声が広がりました。
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トランプが終わると、パフェは、冷凍庫を確認しに行きました。
「よしっ!しっかり固まってる!みんなで食べよう!」
「やったあ~!アイスだ!おいしそう~!」
みんなは、声を合わせて、言いました。
「いただきまーすっ!!」
パクッ、
「おっ・・・おいしい!!」
少し甘い、バニラの味がしたかと思うと、さわやかで、すっきりしたレモンの味が、鼻から抜けていきました。
「おいしくできてよかったぁ~!」
そして、あっという間に食べ終わりました。
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「パフェお姉ちゃん、こんなおいしいアイス食べさせてくれて、ありがとう!」
「どういたしまして。私のアイスで、幸せになれたかな?」
「うんっ!!とっても幸せ!私、パフェお姉ちゃんのアイス大好き!」
れもんは、満面の笑みで、そう言いました。
「パフェ、私にも、こんなにおいしいアイス食べさせてくれて、ありがとね。」
いちごもそう言いました。
「うん!また二人でおいでね!」
「ばいば~い!」
(すごいなあ、パフェ、お菓子だけで人を幸せにできるなんて・・・・・・私も、そんなスター・パティシエールになりたいな・・・!)
帰り道の途中、いちごは密かにこんなことを思っていました・・・
〈終わり〉四話へ続く!!!
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