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2019年2月の記事一覧

いつも子牛のミルクを失敬するのでバケツに過剰反応する犬

苦しい時のありがとう

苦しい時のありがとう

苦しい、苦しい。
そんな時こそ ありがとう なんだ。
今、飢えに泣く力すら無い訳じゃなく、本物のひとりぼっちでもない。
眠れる場所があり、そして湧き上がる誰かの顔や誰かの言葉。

夜は次の朝を呼び
鳥は今日の自由を謳歌する

そりゃ苦しいよ、苦しいもの。
それでも今 ありがとう の言葉で満たされた周囲1メートルの中で流れる涙は本物だ。

そうなんだ。
何に向かってかは、後から知ればいい。
だか

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詩 波の音は明けない朝を洗って

詩 波の音は明けない朝を洗って

足の下の砂が水にさらわれてゆく

波打ち際でわたしの世界は

どうしてこんなに小さいのだろう

恐れを美化し続けたいつまでも明けない朝

いったい何に酔った日々を繰り返していたのだろう

不規則に連なる音はやがて

次の崩れる波の音を運び

わたしの憂いと、儚い記憶を持ち去って行った

だからわたしはここに来る

だからわたしは
何も求めずとも良いのだと知るために

ここに来る
#詩 #海