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うちは公立学校とホームスクーリングの良いとこどりをしているのかも知れない

洗濯物を干しているとき何だか唐突に、そうか、うちの息子は公立の学校に通いながらホームスクーリングしてるんだと思った。小学校は支援級スタートだったので正真正銘の個別学習、その後息子のペースで一般級での時間を増やしながら、高学年で転籍するまでも半ば個別指導、と言うかこちらのやりたい様にやってきた。

支援級在籍なので一般的なよくできました、がんばりましょう的な成績は付かなかった(主に良い事のみ書いてある文章だけの評価)。宿題は学校と交渉してとかではなく勝手にやったりやらなかったり。記憶が曖昧だけど一般級の宿題は息子に対しては出来たらやる的な感じだった気が。テストの結果がイマイチでも叱らない。交流授業に行って頑張っているだけで偉いと言い続けていた。提出物もまばら。ここは特性上の問題が強く出ているので仕方がない。未だに試行錯誤中。高校とかでスマホを学校内で使って良くなればかなり解消すると思う。

中学生になってからも似た様な感じ。公立中学の一般級+通級なので定期テストや5段階の評価もあり、良いとは言えないけど仕方ない。今のところ本人も気にしていない様子。親としては内申の関係ない進路を選択するつもり。 何と言うか、今ある公教育の環境の良いとこ取りをしているんだなという気がする。一般的な学校の基準に合わせる気が最初から無い。だからと言って学校とごりごり交渉したり闘っている訳でもない。本来はその方が良いのかもですが、私には今そんなにエネルギーがない。鬱気味だし。

それにしても以前からずっと不思議なのは、何故息子がそれを当たり前だと思って躊躇なく登校できるんだろうという事。葛藤を感じたりすることは無いんだろうか。合理的配慮のICT利用を周囲と違うことをしたくないと言っているけど(必然性を感じていないというのもあるかもですが)、いや君は既に周囲の子とだいぶ違うのではなどと思ったり。まあその辺の気持ちはある程度は分かるつもりですが。

小さい頃から、君はこういう感じなんだ、これでいいんだよと、私自身も心底そう思いながら息子に言い続けてきた。ASD味のある息子はそれをそのまま受け取って信じているだけなんだろうか。それとも自分自身でもそう思っているのだろうか。たぶん最初は前者で、徐々に後者になってきている様な気がする。 親子ともども、あまり学校に合わせようとして生きていないのが、ちょうど良いのかも知れない。私の不登校経験も、こんな形で役に立っているのかもなあ。

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