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助け

助けて、と
言わなければならないのは助けを求めなければならないのはずっと分かっているけれど。
言う対象がいない。
誰でもいいわけではない。誰にでも話せる話ではない。話して楽になる、という話でもない。

話を理解する人がいない。話の通じる人がいない。この世界をこの苦しさを理解し、打開策を考える知恵を持っている人がいない。
「助けて」と言っても助けられない人に言っても意味がない。結果的に「助けられない」になるから。
そうすると見捨てられた心持ちになるから。
近くに隣にいるだけでは、話をただ聞くだけでは傷が塞がらない。血は止まらない。そこは隣でも遠い。
私はただ楽になりたい。
ずっと助けて欲しかった。
もうすごく疲れてしまったんだ。

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