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結婚式編 │ 6. 再び、森へ


こんにちは。
少し更新が空いてしまいましたが、またこれから更新頑張っていきます^^

前回までの投稿では、
結婚式を挙げることを決意してから、会場選び、一緒に結婚式を創り上げてくださる仲間たちを探していく過程などについて、お話ししてきました。



今回からは、結婚式の準備をする中での経験やその過程で感じたことなど私たちが実際に起こした行動とともに、どんな想いやこだわりを持って取り組んだのかを記録として残していきたいと思います。



初夏の会場打ち合わせ



会場を決めてから、私たちが再びその場所を訪れたのは約5ヶ月後の7月初旬でした。

初めて訪れた2月頃は、木々の葉は落ちまだ寒さがありましたが、この時はすっかり木々に葉が茂り、冬に来た時とは違った景色がありました。


新緑に包まれるSUI


その日はLAPPLEの皆さんと改めて会場を見て回ったり、机のレイアウトを考えたり、私たちの思い描いているイメージを共有しながら実際に現地で意見を出し合ってあれこれと打合せをしました。

これまでSUIさんの建物内で披露宴を行った最大人数は20名ほどだそうなのですが、私たちはなんとその倍の40人での披露宴を希望。。。会場史上最大人数でのチャレンジです。


そうとなれば建築を仕事にする私たちの腕の見せ所です!!
どの机を使ってどのようにレイアウトをすればゲストの皆さまを収容できてかつ全員の目に触れることができるか。
いくつか試行錯誤しながらもその場ではなかなか良いレイアウトが生み出せず、、、あっという間に3時間ほどが経過していました。


会場の寸法を書き写すshu


その日は時間が来てしまい、机や椅子のサイズを採寸して一旦持ち帰って検討することに。
後日、自宅で改めてふたりで頭を悩ませ、なんとか収まる案を生み出すことができました!

一般的な結婚式場のように広々とした余裕のあるスペースを確保するのは難しかったのですが、その分ゲストのみなさまと私たちとの距離感が近く、よりアットホームな会場に。
私たちの叶えたい世界観にも合っているので、結果的には良かったなと思っています^^


当日は私たちが考えに考えたお席のレイアウトも見どころの1つです✨
そちらも是非注目していただけると嬉しいです◎





SUIに泊まった日



そしてその夜、私たちは初めて会場に宿泊しました。


夜ご飯は、古民家SUIのオーナーさんと4人で作手(SUIのある地域)に唯一ある『松』というお店に行きました。

そのお店もまた地域の常連さんが集まるアットホームであたたかいお店でした。
オーナーのお二人が色んな方に私たちのことを紹介してくださり、あっという間に作手に住むたくさんの方々とお会いできました。

この地域で出会う方々は皆さんあたたかく素敵な方ばかりで、改めてこの場所で結婚式を挙げられることが嬉しく思えました。


それから結婚式のことや、現在の私たちの住まいのこと、仕事のこと…
いろいろなお話をしました。
驚いたことに、オーナーのお二人も建築やデザインのお仕事をされているそうで、、、なんだかご縁を感じました。

おふたりのお話をお聞きしていると、私たち夫婦の理想とする仕事や生き方に通ずる部分が多く、素直に心がときめいたのを覚えています。
私たちの目はさぞかし輝いていたことでしょう。



ひとしきり語り合ったあとお店を出た私たちは、車を走らせ作手の自然ツアーに。


まずは、蛍です。
私は幼い頃に新潟の祖父母の家の近くで見たことがありましたが、夫は人生でまだ見たことがないとのこと。

ホタルは、自然が豊かで水が綺麗な場所にしか生存していないので、近年はなかなか見られるところも少ないそうですね。
時期を少し過ぎてしまっていたので、もういないかもしれないという不安と、それでも一目見たいという期待とを抱きながら車に揺られていました。


目的地の川辺に着くと、遠〜〜くに黄色のような黄緑のような光が1つ、2つ、、、、

ホタルは点滅する光に反応して寄ってくるそうなので、車のハザードをたきながら橋の上から小さな光を眺めていました。

しばらくすると、小さかった光はふわふわと上下に動きながら、徐々に大きく明るさを増しながら私たちのもとへやってきてくれました。


みんなで橋の上から蛍を眺める、静かな夜のひととき。
大の大人がまるで子供のように豊かな自然に心を躍らせていた時間。
思い出すと言葉ではなんとも形容し難いですが、とても有意義な時間だったなと思います。



蛍だけでも大満足でしたが、まだまだ続きます。
お次はナイトサファリさながら、鹿を見に夜道のドライブへ🦌

作手という地域はそのほとんどが森林で、夜になると鹿が辺りにも頻繁に出没するそう。

道中にいくつかある空き地に、たくさんの鹿の群れがありました。
凛と佇んでいる鹿や、座ってくつろいでいる鹿、親の後ろをピタッとついてまわる生まれたばかりの子鹿など、様々な鹿に出会うことができました。


私たちは普段の生活で鹿に遭遇することがないのでこんなに近くでみれるなんて!と喜んでいましたが、作手の夜道は運転していると道に鹿が飛び出してくるのが常だそうで、オーナーさんは昨年だけで4~5回ほど鹿と衝突し廃車の経験もあると。。。

気になって調べてみたところ鹿は最高時速50〜60kmで走るそうですよ。
まあさすがに草原の中ダッシュした速度でしょうが、恐ろしい。。。
たまに見られるくらいでちょうど良さそうです😅


結婚式へ車でお越しになる方々は、運が良ければ帰り道に見られるかもしれませんね^^
衝突もあり得ますので、速度にはくれぐれもご注意を!
(遠くから見る鹿さんたちはとっても可愛いかったですよ🦌)



そんなこんなでたくさんの出会いと近隣の方々あたたかい人柄、それから豊かな自然を全身で感じ満ちに満ち切った状態で私たち。


初めてのSUIでの宿泊は、本当に充実した1日となりました。





朝のお散歩



翌朝、先に目を覚ましたのは夫の方でした。


大体宿に泊まると、寝る前までは私の方が “明日起きたら〇〇したいし、〇〇もしたい!” と意気込んでいるのですが、朝になると睡魔に負けて布団から出られないのがお決まりのパターンです 笑

それを見越した夫が先に起きて、昨日の意気込みを思い出させてくれます。
ありがたい。


この日は、起きてすぐにSUIの敷地内を散歩しました。
大自然に囲まれた場所で迎える朝は、本当に気持ちが良く思いっきり深呼吸がしたくなるほど。 

まだ少しばかり眠たい目を擦りながらぼーっと川の流れを眺める時間もまた、心地よかったです。


SUIの側を流れる巴川



散歩終えた私たちは、スッキリした頭を今のうちに使わねば!と中へ戻りました。

古民家の好きなところの1つに、陰影が美しいことがあります。
ほの暗い室内だからこそ、外の景色がより美しく際立つ空間は、見ていて飽きがきません。


SUIの2階で作業するshu


この時は初夏だったので生い茂る新緑だったのですが、結婚式を行う11月上旬は例年紅葉が見頃だとのこと。
もちろん青々と茂った緑でさえもとても感動するのですが、私たちもまだ見ぬ景色をゲストの皆さまと一緒に感じられる日が待ち遠しいです。





1泊2日のSUIで過ごした時間は本当にあっという間でした。
胸の奥底からときめくような出会いや、豊富な自然に囲まれ自然に還り共存している感覚。
今の私たちにとってはそのどれもがこの上なく魅力的で、これからも何度も何度も訪れたいと感じているほどです。


それから、この結婚式をきっかけに出会ったオーナーのおふたりとは実は今回で会うのは2度目。
まだ出会って間もなく、そして世代も異なるおふたりとこんなにも短期間で通じ合い、素敵な時を一緒に過ごせたことを心から嬉しく思います。

オーナーのおふたりも当日いらっしゃる予定ですので、良かったら皆さんもお話をされてみてはいかがでしょうか😌





今回はこの辺りにしたいと思います。
つい先日2度目の宿泊にも行ってきましたので、また近日の投稿でお話ししたいと思います^^



最後までお読みいただきありがとうございました。


nagi


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