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制作から販売へ:ハンドメイド作家の舞台裏

制作~サイトへの出品まで


具体的な制作の工程をご紹介します。

  1. 型紙製作

  2. 生地やパーツの選定

  3. 仕入れ

  4. 生地の地直し

  5. 裁断

  6. 縫製

  7. 仕上げ

  8. 撮影

  9. ショップに出品

  10. 告知

型紙製作


以前はエクセルで計算式を作って要尺を出していたのですが、今は鉛筆と紙で定規で型紙を作る方法に退化しました。どちらの方法も頭では同じ作業をしているのですが、定規を使ったり、鉛筆を削ったり、といった作業が苦ではないと感じたからです。

100円ショップで買っています


紙は2.5センチ方眼の大判用紙を100円ショップで購入し使っています。趣味で洋服を作るときに市販の型紙を写し取る場合は園芸用の不織布と4Bの鉛筆を使っています。しわがあるときは低めの温度でアイロンをかけてから使います。

初心者のころ

始めたばかりのころは頭で考えて直裁ちしていました。だんだんポケットやらタブやらのパーツが増えて頭がパンクしそうになり、素直に型紙を作ろうと思いました。

一日の流れ


午前中、まずは撮影をして、午後から2時間程度制作をしています。食事も家でとることが多いので、食器を洗いながら、コーヒーメーカーで抽出したり、ご褒美のようなものを取り入れながら、作業しています。
家事や身支度も面倒に感じることが多いので、歯磨き中に小説を読んだり好きなことと組み合わせて乗り切っています。

自分が大事にしていること

布の雰囲気を生かす

私の場合は作品一つ一つにこだわりがあるというよりも同じ柄の商品の展開を通じてコレクション性に重きを置いています。素材やプリントなどの生地が持つ雰囲気を自分の中で咀嚼して消化して商品化しています。生地のデザインを考えた人がいる以上は作者の世界観を尊重するべきだと考えています。

プロセスを学ぶということ

絵を描くことも好きなのですが、上手に描く目的ではなく、プロセスを学んだり、道具の使い方を知り、実践することの方向へ夢中になります。布小物を作ることも絵を描くことも大きい枠の中では創作活動であり、つながることがあります。

ストーリー性があるか

創作に共通するのはストーリー性があるということ。絵の中にも光源の種類、例えば具体的には室内なのか、何時くらいなのか、どんな季節なのか、設定があると思います。布小物も同じでだれがどんな時に使うのか、プレゼントなのか、この想像があるかないかで作りやすさも違うし、お客様の反応も違います。偶然、絵具が良い影響を与えることがあるように、作り手が意図しない使い方で使っていただけるのも喜ばしいことです。

ライフスタイルの提案

持つ人が自分のこだわりとして成立するようなものを作りたいという想いがあります。そこにはライフスタイルの提案のような大きな枠組みも少しあったりします。オリジナルの生地デザインも一つだけあり、いつかはそこを軸にアイテム展開をしたいのですが、まだまだ商品数が少なく、夢の途中です。

自然と触れ合う時間

自然に触れることがすごく好きで、毎日観察する時間が自分にとっては大事な時間です。自然の中に美しさを見つけることが作品作りにも活かされている気がします。




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