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小さいときのさっちゃん

ほんとの気持ちは宝物。"声にならない声で対話しよう"を伝えていきたい竹田佐知です。

私の夢は、ずーっと「幼稚園の先生」でした。
それは、自分が通っていた幼稚園の先生が
大好きだったから。

私は、人前で喋ることが小さい時から苦手で
泣いている時に
「なんで泣いてるの?」なんて聞かれても
全く答えられないような子どもでした。

自分が、なんで泣いてるのか、明確な理由が自分でもよくわからない。言葉にできない。
ただ、ただ、涙が出てくる。
そんなことはしょっちゅうでした。

お当番なんかで前に出ると、顔が真っ赤になって
震えてくる。声は上ずり、心臓がドキドキして爆発しそう。それだけで、もう泣きそうになる。

 冗談とほんとの言葉の違いを理解するのも難しくて、頭が混乱して泣き出す。そんなこともありました。

みんなが、なーんてことなく、こなしていることが
私にはとても難しかった。

だけど、幼稚園のある先生だけは、
ゆっくりゆっくり私の言葉を待ってくれました。
待ってもらったのに、言葉が出てこないなんてこともしょっちゅうだったけど、
それでも私のことを見守ってくれていた。

ホッとしたなぁ。嬉しかったなぁ。
そんな気持ちを今でも覚えています。

私も、あの先生と同じ先生になる!

そこから夢が始まって、今にいたります。

あの時のホッとした気持ち。
そのまんまで、ここにいていいんだよ。
そう言ってもらえたような、
なんともいえない安堵感。

そんな気持ちを、子どもたちに感じてほしい。
私はあの安心感にとても救われたから。

私と関わってくれる貴重な時間に
ホッとする気持ちを少しでも多く届けられるように。

それが私の保育の原動力です。


 大人も子どもも、一人ひとりが自分の心身の声に耳を傾けると、幸せな世界が広がっていくと思っている竹田佐知でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

#wellness2024
#保育   #安心感   #子どもたちの未来


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