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ギザ歯黒髪パッツンクールドジなバイオ戦闘員ガール


「ギザ歯黒髪パッツンクールドジなバイオ戦闘員ガール」ってのは、
この記事

で書いた小説の出だしのアドリブで生み出されたキャラ。名前も決めてないし、再出演のつもりもなかったただのキャラだった。


でも、このキャラ、良くない?良い!わたしは好きになった!





ギザ歯で。黒髪で、スプラトゥーンのイカちゃんみたいな前髪の厚いパッツンで。
低身長で声も低くて。で、強くて。
クールだけど任務を完璧に遂行できるみたいなタイプってわけじゃなくて。
汚れたPVC生地の白衣を着ていて、服の裾からは蛍光紫色のタコみたいな触手が見え隠れしている。
体に悪そうな蛍光黄緑の液体の入った太い注射器を体にブッ刺しているはず。



クゥ~ッ!ポタクの妄想って感じィ~!滴るねえ!



ニンジャスレイヤーTRPGの持ちキャラにしたいくらいもうお気に入りだけど、そのルールの型にはめるよりも深くこのキャラを愛してみたい。


映画ヴェノムの1作目で黒いネバネバの体を駆使してバイクアクションをしたみたいに、「触手があるってことはそう戦えるか~!」みたいな唸りを読み手にさせたい。でもこれはキャラの設定云々の技量っていうよりは演出・脚本術だな。


描きたくなってきた。お絵描き欲が久しぶりに湧き上がってきた!描きたい対象が先にあって後から欲望が起こるなんてとても久しぶりなことだ!
旅行にiPad持っていくか悩んでたけど、これは持っていくわ!描きたいぞいや。



クゥ~!妄想止まりません!やべ~!この漠然とした巨大な熱に具体的な形を与えたい!
例えば…。



このキャラは絶対バイオ系の改造が施されているから、これを脚本の中で魅力的に立ち回らせるとしたらまず対人戦だろう。

四本の手足しかない相手に縦横上下に動き回ることで、触手…つまり多腕の強さを思い知らさせることができる。

多腕ってことは、触手に刀を握らせて戦うこともできるだろう。一対多で大立ち回りするのも映えると思う。


まずそれらを描くよね。まずそういうのを描くんだろうけど、わたしはいきなりコックピットに座らせてみたい!
ガンダムみたいな巨大ロボットの常人用のコックピットに座って(服の中に隠している触手の分だけ窮屈そうだ)、常人では操作しきれないほどのボタン操作やレバー操作を触手で一度に済ませるからとっても強い!みたいな。

あるな…これは。バイオメカ系戦闘員、巨大ロボを駆っても強いの巻。ある!
あるけど、これは絶対7巻とかだろ。プロローグから見せることではない。




こいつが捕まったらどうする?

普通、人が捕まったら拘束具を付けられる。白い布みたいなのでグルグル巻きにされたり、口に噛みつき防止の枷が付けられたり。超能力者だと能力を使わせないハイテク首輪が付けられることもあるだろう。


では、服の中に大量の蛍光紫の触手を隠している重いパッツン前髪はどう拘束される?

まず服は剝ぎ取られるだろうね。安心してほしい。青少年のなんかにも配慮して、上だけだ。

そして触手は全て天井から伸びた鎖が付けられて拘束…。と言いたいところだけど、触手はヌメヌメしているから鎖は付けられないか。

ここで青少年のなんかにはもう配慮できなくなるんだけど、これはもう杭だろうね。かえしの付いた太い杭が触手に突き刺さっていて、それが天井からの鎖に繋がっている。
もちろん、重い前髪もヘアクリップで上げられていて、おでこは丸見えだ。おお!なんたることか。




これは一つのアイディアとして聞いてほしいんだけど(今までもただのアイディアだろというのは置いといて)、自分の触手を人に見立てて話しかけている、というのはどうだろう。つまり彼女は孤独なんだ。
実際に触手には多少の自我があってもいいだろうね。移植する前の、まだ生物だった時の原初の記憶と軽い自我を持ち合わせている…のような。だから触手とはコミュニケーションができる。追い詰められた時など触手に元気をもらっているだろう。


自我の有無に関わらず、そんなに大事にしている触手に何本も杭を刺されて拘束されたら、彼女はどう思うだろう?
痛いのはそうだろう。悲しみも感じるだろう。
なんとか拘束を解いて逃げ出す時も、赤い警報ランプが明滅する暗い廊下を、もう話しかけても反応しなくなった自分の触手を庇いながら壁沿いにヨタヨタ歩き続けるだろうね。

おお…なんたるフェティシズムか!

ただ、触手に自我があるのが嫌な読者も出てくるだろう。
「彼女は真に孤独であることが自分と重なって好きだったんだ!」
とか。そして、触手に自我が無かったとしても、孤独に耐えられず話し相手を作っているところにも解釈違いを感じる読者はいるだろうね。

だからこれはアイディアのままだ。




このキャラは当然戦うんだけど、この戦う相手がなんなのかって点も大事よね。
相手の戦闘性能も大事。相手が正義なのか悪なのかも大事。

バトル描写を楽しくして、かつこのキャラの長所と短所を掘り下げるにはやっぱり相手の戦闘が何系なのかが重要になってくる。
パイロキネシスとか。
バイオの対でサイボーグ改造者とか。
魔法使いとか。
無能力だけど組み手が最強とか。
天才メカニック&大型ロボットとか。

そういう相手と戦わせることで、こっちの弱点もわかる。弱点を彼女自身が認識していることにするなら、それを克服するために日頃どんな準備をしているのか、はたまたしていないキャラなのかなど、わかることもあるだろう。


また、相手の性能も大事だけどその相手が善なのか悪なのかも重要。
善を敵にするならこっちは悪だろうし。悪を相手にするならこっちは善だろうし。彼女がもし組織に属しているなら、これによってその組織の方向性も決まる。

善を敵にするまた異なる善…とか、悪同士の大義の無い戦いにする方向性もある。一般人を相手に強盗・殺戮するかもしれないし。力を揮う相手が重要だ。




あ~。このキャラ、どうなってまうんやろなあ。
興味津々なのにこの続きはわたしの中にしかない。


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