一次創作を通じてわかる、プロのエンタメ
ドラマ版のデアデビルを6話くらいまで見てる。
正直これから先、ある?って思ってる。敵幹部や敵ザコが死にまくって、大ボスのキングピンが街爆破して、これから先、ある…?もう終わりじゃない?
もちろん描写的には先がありそう。キングピンと主人公のデアデビルが初めて無線で会話するシーンとかは、これからまたキングピンに近づいたり遠ざかったりしながらいつかは直接対面して話すんだろうなって予感をさせる。
すごいよ。50分の話を6話、300分の5時間かけてようやく大ボスと主人公が機械越しに話したばかりなんだもの。
わたしの小説だとどう?初対面の2人がコンビを組むまでに1話も使ってない。尺に余裕がない仮面ライダーでも2話は使ってるよ。
無名なわたしの稚拙な小説で飛び上がる為に一回沈む描写をやってたら、誰も読まない。そしてわたし自身が一回沈むパートで1話書くのがじれったく面倒くさいと感じているのもある。
だからデアデビルほど丁寧に話を進めるのがすごいと感じる。
本筋を進める要素をほねほねザウルスのエクストラパーツが如く各話に散りばめて、その上で各話に起承転結があり面白く作ってある。
登場人物が多いのに書き分けもちゃんとして、互いに関わらせて、ストーリーを狙った方へ収束させている。すごい!
その技量がすごいっていうのもあるけど、そこまでよくやるなぁという感嘆もある。
わたしは一次創作をやってるけど、たぶんドラマ版デアデビルをやってる人程今やってる作品に興味津々ではない。デアデビルの脚本家さんは自分の描いている作品への興味がすごい。もし興味が無く仕事だからやってるだけだとしても凄い。
プロって凄いや…。
しかもこれがシーズン3まであるんですよ。
流石にアメコミだから、シーズン1作って人気だったらシーズン2に繋げられるようにしとこう…くらいのノリでやってると思う。だから最初から3シーズン作る気で伏線散りばめてはないと思う。
だけども、逆に言うと続けば続くだけ過去の要素を良い感じに拾い直して新しい本筋を作る必要が出てくる。これは難しい!プロの脚本力なら難しくない事なのか…?
プロの作るエンタメってすごいねえ。
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