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君は『筺底のエルピス』を知っているか!?

面白小説です!


SFです。現代日本をテーマにしたSFです。
広義で言えば異能力ものです。
そしてクールです。


1巻を読み終えた熱に浮かされてこれを書いています!
これは正確で的確な感想文でもないですし、読者を増やしたいとかって目標があるわけでもありません。


『筺底のエルピス』の何が良いかって!?書いていきましょう…。


現代日本を舞台としたSF


これはいいね!最高。近未来の日本や海外を舞台としてる作品も好きだけど、梅雨終わりのビル街の神社とか、量産された民家とか、そういう描写が一番わかるのってやっぱり現代日本だからね…。


広義で言えば異能力もの


まず異能力ものって好き。アメコミとか大好きですからわたし。
そして、この作品に出てくるのは厳密に言えば超自然のパワーって部類じゃないんです。

「停時フィールド」っていう、囲んだ空間の時を止める技術があるンす。基本はこれだけです。
そう、これだけなのに、これの工夫によってまるで異能力ものみたいに様々な戦法のキャラが出てきて、戦うんです。

これが!すごい!発想がすごいし、読んでて正直仕組みを全部理解できてるわけじゃないんですけど、そこはSF特有の「これを読んでるわたしカッケぇ~」っていう自己陶酔ができるのにも繋がり、大変わたしは好き。


クール


何がクールか?それは、主人公が所属する機関「門部」、技術の粋を尽くした改造眼球「天眼」、敵の呼称「」、戦闘員「棺使い」…これがクール。
現代日本を舞台とする作品で、超常の存在やオーバーテクノロジーを、日本古来のネーミングで呼んでいる。

これだけでもかなり良いんですが、例えば日本のそれと同じ組織のローマ版では、機関名「ゲオルギウス会」、改造眼球「真実の目(オクルス・ヴェリターテイス)」、敵の呼称「悪魔」、戦闘員「祓魔師」…これ!!!!


皆さん『ジョジョの奇妙な冒険』とかで、思いませんでした?スタンドってなんでみんな同じ「スタンド」って呼び方で共通してるの?って。
答えは作劇上の都合だと思うんですけど、土地や文化が違えば同じ物でも当然違う呼び方になる。この納得感なんですよ!

しかも、読んでる側としても能力名がカタカナの作品(だいたいのジャンプ漫画の雰囲気)を読みたい気持ちと、能力名が全部和名の作品(呪術廻戦とか)を読みたい気持ちの両方満たせるんですよ。めっちゃ良い。


そしてやっぱりジャンルとしてはライトノベルなので、可愛い女の子が何人か出てくる。これもね…嬉しいよね…やっぱりね…。SFってイメージだけど硬派な雰囲気があるから、登場人物の属性によって気が休まるということが少ないからね…嬉しいね。



わかりましたか!?『筺底のエルピス』みんな読もう!いや、読むのはあなたの自由だけど、斯様に面白いものが世界にはありますよ~というオススメでした!


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