フランネルフラワー

愛について語ることが多いです Forever Love なんちゃって

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最近の記事

東京旅行メモ(赤羽2)

あっ、、、、 と思った時はもう遅かった カプセルホテルの洗面所にあった冷水機から水を汲もうとしていた女性は、申し訳なさそうにしている 故障なのか、水が勢いよく噴出されるようになっていて、冷水機のペダルを踏んだら水がそこら中に飛び散ってしまったのだ 隣で歯を磨いていた私のポーチも少し濡れてしまった 元々メッシュの生地だし、すぐに乾くので濡れてしまうのは全く問題ない むしろ、女性が水を汲めないことの方が気になる 女性は何度か再挑戦していたが、ペットボトルと水の位置が噛

    • 東京旅行メモ(池袋)

      少し早起きして、待ち合わせ時間よりだいぶ早く着いた 地元にもあるのに、スターバックスが目についたのでここで待つことにした ふんわりとした異国情緒ある装いや、少し奇抜な服装の人を見ると、ここは文化とアートの街なのだと感じさせられる 東京は情報が多い 一旦整理してゆっくりしよう 慣れ親しんだレジのレイアウトを見て、いつものコーヒーを頼む 時間がないのでショートサイズにした Tシャツが素敵ですね 女性の店員さんに話しかけられて少し驚いた 何か気の利くことを言えたら良か

      • 東京旅行メモ(赤羽)

        2階ですと案内されたが、入口が二つあったので困惑した 寝室に続いていそうなすりガラスの扉と、女性のいびきが聞こえる扉 いびきが聞こえる方に女性専用入り口と書いてある この向こうは共用部のはずだが、どっちだろう、、、 迷っていると肩を叩かれた 驚いて振り返るとアジア系の女性がいびきが聞こえる方の扉を指さしている ああ、こっちか 親切な女性にお礼を言って入ると、お酒を飲んでソファーで眠っている人がいた さっき親切に入り口を教えてくれた人に言ったお礼は伝わっただろうか

        • 星空に溶けるとき

          3ヶ月 お見合いで出会った男女が、プロポーズに至るまでの平均的な期間である。 そんなに短いのか。 多くの人はそう思うだろう。 僕も思っていた。  彼女と出会ったのは2ヶ月前、そこから順調に擦り合わせをして、来週には両親への挨拶を控えている。プロポーズもきっともうすぐすることになるのだろう。 (もう少しだ、もう少し、、、) 順調すぎるほど順調だが、彼女に触れたいという欲望と、相談所から課されている制約の間で、僕はどうにかなりそうな気分だった。 夜の海辺で潮風に当たる

        東京旅行メモ(赤羽2)

          さいごの果実(坂本真綾)

          抽象的な歌詞に心を動かされるのは、年齢を重ねたからだろうか。 初めて聴いたときのことはあまり覚えていないが、綺麗な歌だと思った、と思う。 今は、なんて切実な歌なんだろう、と思う。 ねえ僕は、僕は知りたい 愛するってどんなこと? 好きな人を、できるだけ上手に愛せたらいいのにと思う。愛されることを考えるより、愛することを考える方が難しい。 愛されるのは自分の視点で満足できればいいが、愛することのゴールはよく分からない。 答えのない問いゆえに、答えがあるのならほんとうに

          さいごの果実(坂本真綾)

          小説家への手紙

          この一瞬を残したいと感じる場面がある。 そんな時、自分が小説家だったらどんなによかったかと思わずにはいられない。 一瞬はどこまでいっても一瞬で、その時感じたこともすぐに霧散してしまう。 ああ、もったいない。 そんな時、小説を開く。 あの時感じた一瞬に出会えたら、顔も知らない小説家と友人になれたような気さえする。 まぁ、実際にそんなことはごく稀で、あの一瞬、もしくはあるはずのない至高の瞬間を求めて延々とページをめくり続けるわけだが。 つくづく文章を書く人は天才だと思う

          「親父が死んだ時、やっと自由になれたと思った」カリスマヒモが語った愛

          10代からプロのヒモとして引く手数多の佐竹保城(やすき)さん。最近はそのヒモ生活を大手動画サイトで配信し、絶大な支持を得ている。 今回はそんな佐竹さんがヒモとなった経緯、ヒモとして生きていくことへの苦悩についてお話を伺った。 ー先日公開された、「ヒモの一日ルーティン」は50万再生を超え、ヒモのカリスマとしての地位は揺るぎないものとなっています。 佐竹:ヒモのカリスマって一般的には褒め言葉じゃないですよね(笑) でもまぁ、僕にとっては嬉しい言葉です、はい。 動画は彼女が撮っ

          「親父が死んだ時、やっと自由になれたと思った」カリスマヒモが語った愛

          寄り添うと温かい

          まるで美しい花を扱うように 指先が少し触れて ためらうように静かに離れて やっと大きな手のひらが頬に当てられたとき 涙が出そうな切なさが胸をよぎった 「暖かい」 手のひらがゆっくりと首筋を降りて、背中に回る 「寄り添えばあたたかいんですよ、人間は」 不意に優しく引き寄せられると、心地良い温もりに包まれた 「愛してます」 「...ん」 この柔らかい温もりも、心を溶かす言葉も、どこまでが本当なのだろうか ちゃんと温かいなら、もうどっちでもいい 「もっと、あった

          寄り添うと温かい