見出し画像

子羊を抱いて

みつけてくれてありがとうございます。

好きな絵画紹介③です!

ムリーリョの《幼い洗礼者聖ヨハネと子羊》

バロック期のスペインの画家で、17世紀のスペイン黄金時代美術を代表する画家のひとりです。

私より少し大きい高さ、手を広げたくらいの広さで、構図は子どものヨハネが神の子羊を抱いているというもの。

ヨハネ はキリスト教には2人いて、
1人めはキリストに洗礼を授けるヨハネ、2人めはキリスト最初の弟子のひとりであるヨハネが。この作品のヨハネは前者のヨハネです。

幼い頃のヨハネが岩の近くで子羊を抱いています。ムリーリョはかわいらしい子どもを描いているところが特徴です。ヨハネが立ち姿で全身見えるように描かれています。

子羊もヨハネもこちらに優しい笑顔を向けてくれています。何を見ているのか。

ムリーリョの描く少年少女はとても愛らしく、他の作品も調べてみたのですがとてもかわいい。壁画に飾られる天使のような笑顔を見せてくれます。

ムリーリョは生きておられる時から人気が高かったそうです。

ヨハネの足元に描かれた杖に結ばれているリボンの文字に注目していただくと、"見よ、神の子羊" と書かれていました。
ヨハネが抱き寄せている子羊は、先ほども述べましたように神の子羊だそうです。神の子羊とはイエスを表します。人間の罪に対する贖いとして、イエスが犠牲になることを示します。

ヨハネのこの先の話としては、ヘロデ王が夫の異母兄弟の未亡人と結婚したことを非難したため、牢に入れられてその未亡人の娘であるサロメの褒美として処刑されるそうです。

うむ。深すぎる。

本日もありがとうございます。

色のある週末をお過ごしください

サポートしていただけるなんて!巡り巡って心優しいあなたの元へ帰ってきますように。