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「生き方」のコンパス Vol.134
歩む方向。
みなさん、こんにちは!ペーパーカウンセラーよしゆきです。
今回は、歩む方向についてのお話です。
私の記事で何度も書いていますが、私は会社でウェルビーイングを通じた人財育成の仕事をしています。
どこの会社にもいるのかもしれませんが、「できるだ面倒な仕事は避けよう」「どうやったらラクできるか」「あんまり動きたくないけど給料はたくさん欲しい」という、いわゆる「働かないおじさん」が少数います。
どういうわけか私の所属するグループには、他のグループの上長が「とても面倒見切れない」という問題児さんたちが集まってきます。
ある意味「ラッキー♪」です。
え?!どうしてラッキーなの?って思われる方がほとんどでしょう。
数年前の私なら、そう思っているはずです。
ラッキーと思う理由は、私自身が、より一層人の向き合い方を磨くことができるから。
もちろん困難さが伴うことは避けられません。投げ出したくなるようなこともあります。
他人から、そんな面倒なことやって何になるの?と思われていることでしょう。
さて、本当に嫌なことばかりなのでしょうか?
あのね、そんな人たちに向き合うことは多くの人が避けたいと思うよね。
それよりも、自分の言うことをちゃんと理解してくれて、素直に従ってくれる人たちがいることを望むよね。
そんな人たちに囲まれた方が、自分自身は確かにラクだよね。
グループとしての仕事の質や量も満足できるものになりがちだよね。
逆に面倒な人と向き合うのは、時間がかかる割には成果が上がらないよね。
つい「ああしなさい、こうしなさい」って指示命令してしまうよね。
それでも言うことを聞いてくれなかったりするから、お互いが嫌な気分になりがちだよね。
もちろん、私もそうなの。本音はね。
でも、そんな人たちと「向き合わせてください」って上司に頼んでみたの。
OKを出してくれた上司にも感謝だよね。
それから1年・・・
5人の中の1人なんだけど、当初は話しかけても目も合わせようとしなかったし、返事をしているかどうかも分からないような状態だったの。
しかも仕事は新入社員より遅いし、手間がかかることは避けようとするし、そっちの方で自分を守ることに必死だったのかな。
そりゃ上長も「面倒見切れない」って、なるよね。(笑)
そんな中、時間をとってもらってグループでディスカッションしたり、「こんな考え方もあるよ」ってお話をしていったの。
そうするとね。
その1人の言動が変わってきたの。
以前は人から言われても動こうとすらしなかったのに、自ら気が付いたことは自分でやろうとするようになったの。
もちろん、そんな言動を目にして賞賛の言葉や拍手を贈るよね。
「感情報酬」をたくさん与えてきたの。
そうするとね。相手は「こうやるといいんだ」ってことが分かってきたのかな。
どんどんそんな言動が増えていったの。
その人の仕事の能力は、まだまだ平均値にも満たないかもしれない。
でもね、比べるものが平均値や他人だから、相手は腐った態度をとるのかもしれないよね。
そうじゃなくて、過去の相手そのものと比較して、少しでもいい方向を向いていたら、たとえ平均値に及ばなくても感情報酬を贈っていったの。
一番頑張ったのは、当の本人だと思うの。本当によく頑張ったと心からそう思うの。
あとはウェルビーイングの力って凄いなってところかな。
話は変わるけど、以前、こんな記事を書いたことがあるの。
あのね、言葉を使って人を幸せに導いてごらん。1人でいいから。
それで1人だけでも幸せに導いてあげることができたら、きっと「欲」が出てきて、もう1人ってなるから。
それを繰り返しなさい。
そうやっていると、少しなんだけど、世の中は明るくなるんだよ。
相手も、自分自身も、心が満たされるんだよ。
それも、一つの幸せの形なんだよ。
そうやって、生きていきなさい。
きっと、充実した人生になるから。
1人が良い方向に向けて歩み出してくれたら、やっぱり欲がでるよね。(笑)
もう1人って。
でもそうやって、他の上長がサジを投げるような人に対して、歩んで行く方向をサポートしてあげられて上手くいったら、私の喜びもかけがえのないものになるのかな。
コスパもタイパも悪いんだけどね。
ただ、慈善事業ではないのでバランスを考えないとね。
それも私の歩む方向。
今回は、歩む方向についてのお話でした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。