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702.兄弟姉妹にありがとう、っていってみない。泣いちゃうよ~愛する人にもね。

Say thank you to your brothers and sisters. I'm going to cry, even for my loved ones.



©NPО japan copyright association Hiroaki

一番長いおつきあいの人たち、
The people I've known the longest,

その中で一番長い人たち。
the oldest of them.



それは、
that is,

親子という関係、
parent-child relationship,

兄弟姉妹という関係。
relationship of brothers and sisters.



考えてみたら、
When I thought about it,

生まれてきてから、
Since I was born

一番、長くて、
the longest,

一番、身近な存在。
The most familiar existence.



だから、

that's why,

何でも、当たり前。
Anything is natural.


だから、
that's why,

いてくれて当たり前。
It's only natural that you're here.



面倒見るのも、
to bother

助けてもらうのも、
To get help

何でも、当たり前。
Anything is natural.


だから、親子、
So, parent and child,

だから、兄弟姉妹。
So brothers and sisters.



©NPО japan copyright association Hiroaki

二番目は、
The second is

友だちかな。
I wonder if they're friends.

いつも、いてくれて、
Thank you for always being there,

当たり前。
obvious.

いつも、わかってくれて
always understand,

当たり前。
obvious.



一緒に泣いてくれて、
for crying with me,

当たり前。
obvious.



三番目は、
The third is

好きな人、
the person I like,

好きな男性と好きな女性。
A man I love and a woman I love.

恋人同士、愛する人たち。
Lovers, lovers.

好いてくれて、
Thank you for liking me

当たり前。
obvious.

愛してくれて、
for loving me

当たり前。
obvious.


四番目は、三番目に近い。
The fourth is close to the third.

それは、妻と夫。
It's a wife and a husband.

お互いに愛なんてなくても、
Even if we don't love each other

当たり前。
obvious.

お互いに若いころと違って、
Unlike when we were young,

当たり前。
obvious.

お互いに、あの頃のままで、違って、
each other, same as back then, different,

当たり前。
obvious.


©NPО japan copyright association Hiroaki


いつのまにか、
Before I knew it,

その当たり前って、
The obvious

手を握り合ったり、
holding hands or

ハグすらもなくて、
not even a hug,

当たり前。
obvious.


いつのまにか、
Before I knew it,

お互いの会話もなくなって、
We no longer talk to each other,

当たり前。
obvious.

お互いにスマホで遊んでいることも、
Playing with smartphones with each other,

当たり前。
obvious.


でもね、
But you know,

こんなに大切で、
so important,

こんなにかけがえのないお互いでも、
Even though we are so irreplaceable,

当たり前のまま。
Take it for granted.

お互いが息をすることも、
each other breathe,

お互いが生きていることも、
that each other is alive,

当たり前。
obvious.


©NPО japan copyright association Hiroaki


でもね、
But you know,

いずれ、みんなお別れの時が来る。
It's time to say goodbye to everyone.

遅かれ早かれ、お別れが来る。
A farewell will come sooner or later.


そんなときは、
In such a case,

当たり前でなくなるよね。
It won't be taken for granted.

でもね、
But you know,

それじゃあ、遅いんだよね。
Well then, it's late.

だって、
Because

人生なんてあっという間に過ぎるんだもの。
Life goes by so quickly.


だから、
that's why,

だから、
that's why,

その、当り前を捨て去ってみない。
Don't throw away the obvious.


そう、
yes,

今日、たった今、
today, right now

お別れの時なんだと考えて見ない。
Don't think it's time to say goodbye



©NPО japan copyright association Hiroaki

するとね、
Then,

当り前なんて、
It's only natural

簡単に消え去ってしまうんだから。
Because it fades away easily.


だからね、
So I,

さよならするときに、
when you say goodbye

みんな、ありがとうって泣いているけれど、
Everyone is crying saying thank you,

ありがとうって言葉はね、
The word thank you,

生きている時に伝える言葉なんだからね。
It's a word that you can tell when you're alive.

さよならするときの言葉じゃあないんだよ。
It's not the word to say goodbye.

ありがとうって言葉は、当り前じゃあないんだもの。
Saying thank you is not something you take for granted.

だからね、
So I,

生きていていただいている父や母がいたら、
If my father and mother were still alive,

いつも、ありがとうって言い続けるんだ。
I keep saying thank you.

お兄さん、弟さんに、
Brothers and sisters,

お兄さんは、弟さんに
older brother to younger brother

弟さんは、お兄さんに、
Brother, to your brother,

はっきりと、ありがとう、って言い続けるんだ。
Keep saying thank you very clearly.


お姉さんが、妹とに、
Older sister, younger sister,

妹さんは、お姉さんに
Sister, to your sister,

はっきりと、ありがとう、って言い続けるんだ。
Keep saying thank you very clearly.

友だちに、彼女に、彼氏に、
To my friend, to my girlfriend, to my boyfriend,

大好きな人に、愛する人に、かけがえのない人たちに、
To the person I love, to the person I love, to the irreplaceable people,

はっきりと、ありがとう、って言い続けるんだ。
Keep saying thank you very clearly.


奥さんは、夫に、
wife, to her husband,

夫は、奥さんに、
Husband tells his wife

はっきりと、ありがとう、って言い続けるんだ。
Keep saying thank you very clearly.


もしかするとね、
Maybe

泣いちゃうかも。
maybe this would make me cry.


                     Ⓒcoucouさんの心の言葉より
                ⒸFrom the words of Mr. coucou's heart


©NPО japan copyright association 

coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

coucouさんの父は3兄弟、父が次男、兄がいて、妹がいた。
coucouさんの父が11歳の時に父がこの世を去った。
兄は13歳、妹はまだ生まれたばかり。

coucouさんの母が途方に暮れていた時、父は一家の柱となった。
兄は、腎臓病の病を抱えていて寝たきりの生活。

そして、何万坪の樺太の大地を11歳の父と母は妹を背負いながら開拓を続けていた。
でも、父の残した莫大な借金返済とともに、日々、馬車馬のごとく二人は働き続けた。

母は、寂しくて、苦しくなるといつも「お父さんがいてくれたら…」「生きていてくれたら…」と泣き続けていた。

そして、coucouさんの父は、15歳になって樺太の川上炭鉱で採掘を始める。
当時は、人手不足もあり大金が手に入るためだ。

そして、母と兄と妹の3人の世話をするようになった。
それでも3人が一緒に暮らせることに父は幸せを感じていた。

そして、戦争がはじまると同時に、樺太から脱出して満州に移植する。
その理由は樺太も危ない、日本も危ない、同じ危ないのなら満州開拓団にはたくさんの日本人がいたことと、父は戦争に出向くために、母と兄と妹の世話を親戚のいる満州に預けることが正解だと感じていた。

当時の父は18歳。
でも、戦火は激しく、満州開拓団は壊滅となり、戦争中に母は病で亡くなり、病気の兄と妹は、山形県に預けることになった。
(今も、coucouさんの祖父は樺太に眠り、祖母は満州の地に眠ったまま)

戦後、運よく生きながらえた父は、焼け野原でどこに行くか彷徨っていた。祖父から代々樺太が故郷だったため、帰る場所がなかったからだ。

ただ、父はこのときに誓った。
戦争が終わったら、兄弟や家族はみんなで一緒に暮らしたい。
暮らせる場所を見つけたい、と。

父の兄は入退院を繰り返しながら、いよいよ最後の時を迎える時が来た。
父は、幼いcoucouさんを同席させながら、こんなことを言った。

「にいさん、にいさん、今度、生まれ変わってまた兄弟になれたら、俺は兄さんになりたい…。子どもの頃から病気だった兄さんをさんざん面倒を見てきて、簡単にいなくなるんなら、今度は、俺が兄貴になって、兄さんが弟になって俺の面倒を見てほしいんだ…。約束して欲しい…。」

「にいさん、俺の生まれて初めての頼みだよ…」

父の兄が、遠くを見ながら笑っていた…。
父も笑っていた…。

その場面を、coucouさんは今でも覚えている。

当時、3兄弟の妹を自分のそばに引き取る準備をしていた。
兄弟が戦後から離ればなれだったために、山形から父は呼び寄せようとした。しかし、田舎でのお見合い結婚が決まっており、父はその結婚に最後まで反対し続けていた。
そして、妹の結婚式にも顔を出すことはしなかった。
その理由は、妹と一緒になる人が酒乱で暴力を振るう相手だったから、どうしても引き取りたかったが、できなかった…。(妹は何度も脱出して父の元に来たが、逃げれなかった…)

そして、その妹もこの世を去っていった。

父の生きがいは家族だった…。

ただ、唯一の救いは、周りの反対を押し切り、父も結婚してcoucouさんを含めて実際は3兄弟が生まれた。coccouさんは実質次男坊だったけど、長男は生まれて間もなくこの世を去り、coucouさんも何とか、生きて生まれたけど、子どもの頃から腎臓病で、父の兄と同じ状況を迎えていた。

それでもcoucouさんに元気な弟が誕生したことも、父や母の救いだった気がしている。

父が生前、しつこいくらい言い続けていたことがある。
それは、「兄弟家族、子どもたちとは絶対に離ればなれになってはいけない。力を合わせて、支え合って欲しい」と。

これは父の不遇な人生から自然と生まれた願いのようにも思えた。
だけど、現実は、みんな離ればなれ。

生きていくためには仕事もある。
そして、自分の家族も守らなければならない。

父は、この世を去る前に「それでもな、生きていればいい、生きていてくれるだけでいい、それ以外には、何も望むものはないんだよ…」と、言い残した。

家族思いの父は、coucouさんと弟に、毎日、会うたびに「ありがとう、ありがとうな~」と何回も、何十回も言い続けた。

ありがたいのは、どんな状況でも、coucouさんと弟のために生き続けてくれている父に、二人は心の中でもありがとう、っていい続けていた。だって、二人がありがとうって、言えないくらいのありがとう、の数だったからね。

coucouさんはね、生きているときにはちゃんと言えなかったけれど、もう一度一緒になったらね、父や母の、もう一度あなたの子どもでいたいし、弟にも弟でいてもらいたいと思っている。

coucouさんの弟は、いつのまにか、父にソックリになってきた気がする。
だって、どうしょうもない、兄の世話をしているんだもの。

とても、感謝している。


coucouさんはね、その言えなかった言葉を、
子どもたちや家族に言い続けたいんだ。

いつも、お別れのときだと思ってね…。


coucouさんはね、愛する人や大切な人にありがとう、っていわれたら、
きっと、泣いているよ~


ありがとうって言葉はね、
The word thank you,

生きている時に伝える言葉なんだからね。
It's a word that you can tell when you're alive.

さよならするときの言葉じゃあないんだよ。
It's not the word to say goodbye.

ありがとうって言葉は、当り前じゃあないんだもの。
Saying thank you is not something you take for granted.



それとね、内緒だよ~
みんなのnoteも見ながら、いつも泣いているんだ…


ここまで、読んでくれて、ありがとう~
また、あしたね~


thank you day

thank you tomorrow


Thank you brother and sister Mei~


文字数6,732文字



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©NPО japan copyright association 

※後半に、Ⓒひとえさんコラボ作品~【ちょっぴり悲しい癒しの童話】聞いてくださいね~

coucouさんのアーカイブス(過去作品)だよ、みてね~

coucouさんのお気に入りnoteの素敵なクリエイターさんたち~

coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~

Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru


53.【癒しの朗読】

【グリム童話】三人の糸くり女(グリム・作 矢崎源九郎・訳)【癒しの読み聞かせ】

Ⓒ一技(ひとえ)YouTubeチャンネル~仕事やご自宅、眠る前にスマホでもお聞きくださいね。


Ⓒ一技(ひとえ)【癒しの朗読】

【グリム童話】三人の糸くり女(グリム・作 矢崎源九郎・訳)【癒しの読み聞かせ】


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