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サーフィン大会のデジタライゼーション。開始合図はホーンじゃなくてよくない⁉️

サーフィン大会では「ふぁーん」という大きなホーンの合図でヒート(試合)が開始されるます(試合終了の合図もホーン)。
古くから続くこのやり方を変えたい!と、サーフィン大会を開催して感じました。
そして、IT業界一筋の僕が考えるホーンにとってかわるソリューションとは!?

それは、現時点ではAppleWatch セルラーモデル(通信機能付きのアップルウォッチ)であります。

アップルウォッチによるサーフィン大会のデジタライゼーション


▷ 本題の前に少しお勉強

・デジタイゼーションとは
 →アナログ情報をデジタル化する局所的な変化。たとえば、フィルムカメラをデジタルカメラに変える。
・デジタライゼーションとは
 →プロセス全体もデジタル化する全域的な変化。新たな価値を創造する。写真現像の工程がなくなり、オンライン上で写真データを送受信する仕組みが生まれる。
・デジタルトランスフォーメーションとは
 →その結果として社会的な影響を生み出す。写真データを使った新たなサービスが生み出され、SNSで世界中の人々が写真データをシェアするようになる。


▷ 従来のスタイルである「ホーン」のダメなところ
試合の開始終了の合図や、試合中の選手への連絡は拡声器で行っているのが現実。色付きの旗で選手に連絡する方法もある。

・ホーンや拡声器の音が聞こえない
 →開始終了の合図をホーンで行う。選手に何かを伝えたいときは拡声器を使うのですが、とくに海況が悪く遠くに流されているときは全く聞こえない。
・朝9時まではホーンを使ってはいけない
 →近所迷惑になるので朝9時以降の使用となる。海は早朝の方がコンディションがいいので大会は朝9時より前にスタートしている。

▷ そこで、アップルウォッチの活用を思いつく
Apple Watch 5の防水性能は50メートル耐水性能、泳いだり水仕事をしてもOKというレベルなので海で使っても大丈夫です。では、使い方は!?

選手全員に付けて貰い試合を行う。事前に試合用LINEグループをつくっておき、そこに本部から「開始」「終了」のメッセージを送る。拡声器で伝えたかったこともメッセージで送信する。また、緊急時には選手からも返信することが可能です。

発展系として、私たちの過去の大会で開発・利用したジャッジ採点のシステムがある。これは試合中にリアルタイムにライディングの点数が分かる仕組みなっており、採点直後に本部からLINEグループに点数を送信する。選手はリアルタイムな採点結果をもとに、残り時間の戦略をたてることもできるのです。

アップルウォッチのNGなポイント
アップルウォッチで実現できるかとおもいきや、そんなに世の中上手くいきません。

・アップルウォッチを最低5本必要(1試合、最大5名なので)
・アップルウォッチに接続されるiphoneが必要なので併せて用意が必要
・SIMカードが用意できない。年に1回の使用の為にSIMを契約できない。

▷ アップルウォッチの代替案
ワイヤレス防水イヤホンを選手が装着することで本部から連絡する方法を考えました。現在最新のBluetooth5.1では接続距離が400mと広範囲ですが、イヤホン等の製品となると10m程度の接続距離となります。おそらく、音質を確保できる距離というものがあるのだと思います。

これが今のデバイスの限界です。。。

もう少し話を発展させ、サーフィン×IoTを考える

IoT(Internet of Things)とは、モノがインターネットにつながることです。スマート家電なんかがわかりやすいですね。

ようはサーフボードが常にインターネットにつながっている状態です。

ジャイロセンサー(角速度センサー)なんかと組み合わせれば、ライディング情報をリアルタイムに収集できたりします。
リアルタイムに収集したライディング情報を特定のアルゴリズムで評価することで瞬時に採点ができます。

ということは、ジャッジ不要、海を貸切らなくてもサーフィン大会が開催できます。休み時間に腕相撲で負けた人がジュースをおごるくらい気軽に仲間内でライディングを競うことができる未来がくるかもしれません。

私たちITSA(IT Surfing Association)は、
この未来を真剣に考えています。


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トップ画像はモリグチ @起業家/経営者のホンネさんの作品を使わせてもらました。

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