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【5分レビュー】その仕事、部下に任せなさい。【リモート時代の重要なスキル】

発行日:200906

たかひろです。 僕は毎週1冊以上のペースでビジネス書を読んでいます。

年間約50冊ペースですね😊


そんな僕が本日ご紹介するのは、こちらです。

その仕事、部下に任せなさい。


本書をオススメしたい人

✅部下に仕事を任せるのが苦手で、結局自分で全部やってしまう人。
✅部下が未熟で、任せられない人。
✅リモートワークで部下とのコミュニケーションがうまく行かなくなっている人。
✅部下はいないけれど、派遣社員や後輩社員に仕事を依頼するのが苦手な人。

こんな人におすすめの1冊です😊


この記事を書いている僕自身、現在は部下はいません。

ですが、今後のキャリア開発のためにちょっと気になるタイトルだったので手に取ってみました。

また、

今の自分の上司も、こんな気持ちだったりしないかな?

なんて思ったりもして、読んでみることにしました。


そもそも、なぜ仕事を任せるのが苦手なのか?

本書を手に取るような人は、部下に仕事を任せるのが苦手な方だと思います。

そもそも、なぜ仕事を任せるのが苦手なのでしょうか?

主な理由としては、

・部下の責任感が無い。意識が低い。
・部下も忙しそうなので、頼みづらい。
・結局自分でやった方が早い(速い)。

こんな感じで、「部下を信用しきれていない」ことが大きな原因です。


では、どうすれば部下に仕事を任せられるようになるか?

どうしたら、部下に仕事を任せられるようになるのでしょうか。

本書で紹介されているテクニックを一部ご紹介します。


①「責任感の量」を調節する。

責任感一定の法則というものがあります。

責任感一定の法則:
上司と部下、もしくは組織の中の責任感を足すと、一定の量になるという法則。
例えば、上司の責任感が100であれば部下の責任感はゼロになってしまうし、逆に上司が責任感ゼロの丸投げタイプであれば部下の責任感が100になる。
一方で、上司が50であれば、部下も50になる。

つまり、グループの中に責任感が強い人がいると、周囲の人は責任感が小さくなる傾向がある。

これって、職場でよくある場面ですよね。。


一方で、責任感は50:50のように分配されづらく、ゼロか100になってしまいがちです。

例えば、

①すべて自分で抱え込んでしまう上司
②部下に全部丸投げしてしまう上司

この①・②の両者のように、両極端になってしまいがち、ということです。

これを責任感両極の法則と言います。


一方で、②のように部下にすべて丸投げしてしまうと、良くないことが起こります。

うまく行かなかったときに部下は「言い訳」に走ってしまうからです。

例えば

・そもそも、上司の指示の出し方が悪かったからできなかった!
・初めから自分には無理だと思っていた!

のように、自分の責任は最初からゼロだ、という主張になってしまうわけです。

確かに、これも良くありがちな場面ですね…。


だからこそ、責任感一定の法則を理解したうえで、責任感両極の法則に陥らないように、部下と一緒に責任の範囲を決めていくと良い、と本書では述べられています。


②期待しすぎない。

部下に仕事を任せられるようになるための2つ目のテクニックは、「部下への期待値(やってほしいアウトプットに対して期待しすぎる)を下げる」ことです。

「これくらいできて当たり前」というように、部下に対して高い期待をするから、裏切られるような気がするのです。


期待値を下げるということは、仕事の質が下がるんじゃないか??

という心配になってしまうかもしれません。


ところが、答えは全く逆で、

期待値を下げると部下は育ちやすくなって、仕事の質も自然と上がっていく

というのが本書の主張です。

それは、期待値を下げることによって

小さい成長に対しても、「ほめる」ことができる。

からです。


確かに、期待値を下げて小さい成果を求めていくことで、成功体験が積み重なり、自然と自信にもつながっていくかもしれません。


この発想は、本当に目から鱗でした。

そして、これらのテクニックって、上司と部下という直接のレポートラインの関係だけでなく、同じポジションの横のつながりでも使えるコミュニケーションスキルですよね。


最後に

本日のレビューはここまでとしますが、本書では他にも

部下に仕事を任せた後にどうやってフォローしていけばいいか
部下が「主体性をもつ」「自主的に行動していく」ために、どうやって仕事を任せていけばいいか

こういったテクニックについても、超わかりやすく解説しています。

自分だけで仕事を抱え込んでしまうすべてのビジネスパーソンにおすすめの1冊です😊

「その仕事、部下に任せなさい。」



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