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【レビュー】よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑

発行日:200913

たかひろです。

「よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑 (大野萌子さん著)」を読みました。

本書では、無意識に使ってしまいがちな「人を傷つける一言」を、「好印象なプラスの言葉」に変えるテクニックをご紹介しています。

本書は、

ついつい言ってしまう、余計な一言

がテーマです。


職場でも、友人でも、

・なんでいちいち、一言多いかな…。
・一言、余計なんだよな…。

っていう人いますよね。

でも、それって、あなた自身も、他の人にそう思われてしまっているかもしれません。


心理学者のアルフレッド・アドラーが言ったように、人が抱える悩みの9割は、人間関係だと言われています。


ちょっとした言葉の使い方ひとつで、人間関係にひびが入ってしまったりします。

さらに恐ろしいことに、この「ちょっとした一言」は、無意識(無自覚)に使われていたりします。


会話だけでなく、チャットやメール・ラインなどのツールを通して、人間は「言葉」を交換しあって、コミュニケーションを取りあって生きる生き物です。

だからこそ一つ一つの「言葉」の選び方が重要だったりします。


・どんな言葉が相手に悪い印象を与えるのか?
・その「悪い印象の言葉」をどんな風に変えれば、良い印象を与えられるのか?

その方法が、この本にまとめられています。


本書で紹介されている言いかえのテクニック(抜粋)

ついつい、放ってしまいがちな一言を、どう変えるか、本書で説明されているものを少しだけ紹介します。

✖** 先日もお伝えしましたが
〇 説明が分かりづらくて失礼しました**
「先日もお伝えしましたが」という一言だと、「前にも言ったのに覚えていないんですか」という印象を与えてしまします。
一度、説明したことを相手が覚えていなかったりすると、こんなことを言ってしまいたくなる気持ちはとてもよくわかります(笑)
でも、自分がイラっとしたからって、相手もイラっとさせなくてもいいですよね、確かに。
✖** ご承知おきください
〇 ご了承のほどお願い申し上げます**
「ご承知おきください」だと、こちらからお願いしているにも関わらず、高圧的な印象を与えてしまいます。
人に行動してもらうのであれば、丁寧にお願いするのが筋(確かに…。)。
「お願い申し上げます」という形で締めくくると良いでしょう、という事です。
✖** やっぱりダメだったね
〇 よく頑張ったのに残念だったね**
「やっぱりダメだった」だと、もともとマイナス評価をしていたことが相手に伝わってしまいます。(もしくは、そのように誤解されてしまいます)
好かれる人は、相手に労いの言葉を伝えたうえで、自分の感想を述べます。


本書では他にも様々なシーンでよく出てくる「余計な一言」を好印象に変えるテクニックを紹介していますが、読了して僕が感じたのは、

✅相手への尊敬を言葉にする
✅相手をポジティブな気持ちに切り替える言葉を使う
✅嫌味を言って相手をネガティブな気持ちにしたところで、メリットがない

こんなことを考えさせられました。

そして、ちょっと反省しました・・・。


あらためて、言葉の大切さを気づかせてくれる1冊です。

↓よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑(大野萌子さん著)↓


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